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【WS】グリザイア電源構築のすゝめ

お久しぶりです。前回はMTGの統率者についてのnoteを書きました。
今回は普段遊んでいるヴァイスシュヴァルツについての記事を出します。
現在ヴァイスシュヴァルツではひそかにグリザイアシリーズの電源構築が流行っております。
中でも≪楽園を目指す少女 天音≫とその対応クライマックス≪涙の再開≫の採用率は上昇しており、『グリザイア:ファントムトリガー』発売以前はカードショップのストレージあったのに現在は高額で販売されるほどの大出世です。≪楽園を目指す少女 天音≫は一枚1500円で取引されるほどです。
そこで今回は≪涙の再開≫をフル活用したデッキを紹介したいと思います。


デッキレシピ

まずデッキの内容は以下の通りとなっております。
デッキ名 「グリザイア電源構築」 |DECK LOG(デッキログ) https://decklog.bushiroad.com/view/6GDRX   

ネオスタンダードではなくスタンダード構築となっております。≪涙の再開≫をフル活用しています。嘘は言っていない。
デッキ内容紹介に移る前に事前知識としてスタンデッキ構築タイプについて簡潔に説明します。

現環境についての紹介

現在のスタンダード環境について大まかな説明をします。
表現内容は諸説ありです。ここは筆者の主観によります。
カテゴリーに3つに分けるとすると、以下の通りとなります。
イベントループコンボデッキ
スーパーネオスデッキ
メタデッキ
じゃんけんのように三竦みとなっており、①は②に強く、②は③に強く、③は①に強いとなっております。
それぞれの特色について説明します。

イベントループコンボデッキ
代表的なデッキはミッシェルループデッキ、未来との邂逅ループデッキとなります。

≪ミッシェルシール≫を相手がレベル4になるまで連打していきます。レベル1からゲームエンドに持っていける恐ろしいデッキです。

≪未来との邂逅≫がレベル置き場に1枚、控室に1枚ありストックに余裕があれば連打してイベント等キーカードを引っ張っていき相手をゲームエンドに持っていきます。

≪すべてはあたしのモノ≫を使用すればストックは減少せず相手の山札のクライマックス率を上げて光景を打ちにいくといったプレイングが出来ます。

スーパーネオスデッキ

もし去年もヴァイスシュヴァルツで遊ばれていたら、≪甘美の零龍喚士・ネイ≫が記憶に新しいのでないでしょうか。書いてあることが強く、相手レベル2・クロック0から3面並べることでゲームエンドに持ち込めるほどのパワーカードです。ネオスタンダード構築では2枚制限ですが、スタンダード構築では無制限です。2024年しろくろフェススタンダード構築ではこのネイ・スタンデッキが優勝しております。『パズル&ドラゴン』のネオス構築ではソウルアイコン持ちカードの採用に限りがありますがスタンダード構築ではデッキ50枚全てソウルアイコン持ちにすることが出来ます。スーパーネオスデッキの代表的なデッキの一つです。

今回紹介するデッキはここに分けられます。

メタデッキ
控え回収メタ・起動メタ・回復メタ・イベントメタなどヴァイスシュヴァルツには様々なメタカードが刷られています。現在スタンダード環境ではイベントカードによるコンボが悪さをしています。そこで立ち上がったのがイベントメタです。先ほど説明したミッシェルループデッキはレベル1からイベントカードによるコンボでゲームエンドに持っていきます。そのためコンボを決められる前にイベントメタを打って自分有利に働きかけます。

イベントメタの代表として≪謎の威圧感 恵≫があります。クライマックス連動で早い段階からイベントメタを行えます。このコンボを防ぐカードはレベル0にはないので、イベント活用デッキはやりたいことが出来なくなります。

このデッキのフィニッシャー

このデッキのフィニッシャーは≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫です。≪“夏の思い出” 識≫の互換です。このカードの強みは電源でレベル1から出せて条件が整っていれば自分レベル1からゲームエンドに持ち込むことが出来ます。登場コストが1コストであり気軽に出すことが出来るのもポイントです。
このカードはバーンメタ(≪“いまに挑む”乙坂 有宇≫のテキストを参照)の影響を受けずにダメージを通せます。
コンボが決まると1点を24回も飛ばすことができます。

コンボカード

≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫と相性が良いカードを紹介します。
≪だんご大好き渚≫

注目したいのは「このカードが控室から舞台に置かれた時」です。≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫アタック時のトリガーチェックで電源が捲れたらこのカードを控えから出します。そして≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫にソウルを振ります。≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫のクライマックスコンボ条件はダイレクトアタックした時にソウル3以下です。トリガーチェック後はその条件を満たした後なのでソウルを上乗せしまくっても大丈夫です。

≪帰ってきた天才 一姫≫≪国防装置としての役目 一姫≫

この2枚が思い出に飛んでいて、クライマックスをトリガーすると控えから「ブランエールの種」を持つクライマックスをデッキトップに置きトリガーします。これで電源をさらにトリガーして≪だんご大好き渚≫を控えから出し≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫のソウルを上昇させます。
難点なのが≪国防装置としての役目 一姫≫が1枚しか思い出に飛ばないことです。複数枚を思い出に飛ばすカードが次のカードです。

【群衆の主】ガネーシャ

このカードの起動テキストを使用することでターンの終わりに≪国防装置としての役目 一姫≫を思い出に飛ばせます。これで最大4回≪国防装置としての役目 一姫≫のテキストを使えます。

≪二人の使命 いすず&西也≫

クライマックスがトリガーされるたびにキャラにソウルを振れます。≪国防装置としての役目 一姫≫で最大4回トリガーされるので最大4つ追加で振ることが出来ます。ドロー集中を内蔵しているのも良き。

≪神曲の竜騎士姫 エクセラ≫


≪だんご大好き渚≫
のソウル上昇を補助するカードです。前のキャラに手札アンコールを付与するので道中アンコールしたいキャラがいればこれでアンコールしていきます。山集中を持っているので後列に置いても腐らないです。

影の立役者

≪ひらりひらりと魅せられて 百瀬莉緒≫

≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫のクライマックスコンボを確実に通すためのカードです。手札を切って控えから‘’音楽‘’のカードを回収できるので状況に応じて使い分けれます。
≪『くらやみ』≫

≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫を通すためのカードその2。

ネオスタンダードでの≪“Inventor of Holiday Spirit”ジャック・スケリントン≫が盤面に立っていると≪ひらりひらりと魅せられて 百瀬莉緒≫で対処することが出来ません。そんな場合に備えて≪『くらやみ』≫を採用しています。
『くらやみ』は≪剣聖 ラインハルト≫にも対処できるので「スタンバイラインハルトデッキ(スタン構築)」と当たっても対応できます。

≪相棒として 青柳冬弥≫

登場した時3回までデッキトップを操作できます。これでトップクライマックスにして≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫からの1連のコンボを成功させる、集中でクライマックスをヒットさせるなど様々な活用が出来ます。

≪森人の矜持 妖精弓手≫

スタンダードのデッキタイプ紹介に「ミッシェルループデッキ」等によるイベントループデッキがありましたね。このイベントループを止めるための一枚です。相手の動きを完全に止めれることはできないですが、ささやかな抵抗となります。

≪リミッター解除 喜多郁代≫と後列に置けばアンタッチャブル効果を得て相手は≪『くらやみ』≫を打つまで対処できません。それまでに相手は敗北しているでしょう。
⑤≪ダジャレ好き 宮下 愛≫

このカードの採用に疑問を持った方が多いでしょう。
≪暦の恋人 戦場ヶ原ひたぎ≫は≪“蒸気船ウィリー” ミッキーマウス≫がレベル置き場に置かれていると≪“蒸気船ウィリー” ミッキーマウス≫のレベルが100となるため、パワーが56500となります。これを処理するためです。

また、≪最後の時間 たきな≫が居続けることでのストックブーストからの≪未来との邂逅≫ループの準備を妨害するためでもあります。

回し方

①序盤
≪帰ってきた天才 一姫≫≪国防装置としての役目 一姫≫を思い出に飛ばしにいく
中盤
≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫
、クライマックス回収できるカードを手札持っていきゲームエンドに備える。状況に応じて手札バウンス等をそろえておく。
③終盤
デッキトップをクライマックスで固定、控えにトップのクライマックスと異なる「ブランエールの種」を持つクライマックスがあることを確認。≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫からアタックしゲームエンドへ。この時に≪だんご大好き渚≫が控えにいれば良し。
※≪此に期するは豊穣の御霊 蔵 里見≫からアタックする理由は≪情報連結解除≫や≪ジャックブラザーズ≫互換カードの対策でもあります。

何故その特徴をメインとしたのか

音楽には≪ホラー大好き 小梅≫があり対応クライマックスを持ってこれる、山札を削れると便利なカードがあります。

音楽には≪梅雨限定スタイル 松田亜利沙≫がいます。
終盤での≪国防装置としての役目 一姫≫のハンドコストや≪神曲の竜騎士姫 エクセラ≫でのハンドアンコールループのための手札補充等として使用しています。

このように音楽特徴はこのデッキを安定させるパーツが沢山あるため、音楽特徴を主軸にしております。

最後に

ネオスタンダード構築で『グリザイアシリーズ』の電源構築でなく、スタンダード構築での紹介となりました。このデッキは電源構築のネオスタンダードデッキに近い回し方をするので扱いやすいのでないでしょうか。
このデッキで『グリザイアシリーズ』のカードが12枚採用されており、使用タイトルの中では高いシェアを誇っております。グリザイアデッキと言っても過言ではないでしょう。
今年の6月に『アイドルマスターシンデレラガールズ』が発売し≪ホラー大好き 小梅≫が≪ホワイトスノードール 白坂小梅≫として再録されました。また4月に『アイドルマスターシャイニーカラーズShine More!』が発売され、『リトルバスターズ』で収録された≪“エクスタシーモード”沙耶≫互換である≪Beautiful Sunset 白瀬咲耶≫がコモンで収録されました。スタンダードデッキを作成するにあたって、当該カードが手に入らない、価格が高いという課題があったため入手ハードルが下がったと考えております。

この記事をきっかけにスタンダード構築デッキを組んでみませんか?
もっとスタンダード構築デッキについて知りたいとなった方、今年のコミケでスタンデッキの本が販売されております。
メロンブックスさんで販売しております。以下から確認できます。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2529465

最後まで読んでいただきありがとうございます!
Let's enjoy ヴァイスシュヴァルツ Life!

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