2020/02/12(水)noteが「noteは儲かる」という評判を捨ててから躍進した話

 「noteは稼げる」からの脱皮がクリエイター増やす。急成長の舞台裏をCEO、CXOが語った

 noteの運営幹部の方たちへのインタビューをたまたま読んだ。2019年3月14日の記事である。
 
 以下、冒頭を引用。

シバタ:確かにそうですよね。僕がnoteを始めた2016年頃は、「noteは儲かる」という文脈が強かった気がするんですけど、深津さんが入られてからその話がほとんど出てこなくなりましたよね。
加藤貞顕さん(以下、加藤):もともと公式アカウントで「お金が稼げる」という発信はしていないんですよ。
シバタ:ユーザーからの「稼げる」という声が大きかったということですね。
加藤:ユーザーさんと比較して、公式アカウントの発信力が弱かったというのもありますね。ですから、公式の発信力を強めて、しかも明確なメッセージを発信するようにしました。
深津:noteの本質的なバリューとして、作家がマネタイズできることも部分としては含まれます。ですが、表立っては「作家のマネタイズ」みたいなことを言わなくなりました。儲かるという言葉を押し出すと、クリエイティブよりもお金目当てな人が増えすぎてしまうので。
加藤:本当にやりたいのはクリエイターがクリエイティブな活動を続けられるようにすることなんです。もちろんその中には、マネタイズも大きな位置にあります。でも、それ以前にまずクリエイトして、それを続けて、そして見てもらってうれしいとか、そういうのが全部つながって始めて成立すると思っています。

 文中にもある通り「noteは儲かる」ともてはやされた時代がかつてあった。

 ぼくがnoteに表名義用のアカウントを作ったのは2014年なので、2016年頃の儲け話まみれの狂乱はよく覚えている。思い出すたびに「クソな時代だったなあ」と苦々しい気持ちでいっぱいになる。

 実はこの文章も、どう頑張っても腹立ちと罵詈雑言がおさえきれなかったため2度ほど全ボツにして書き直している。いや、そもそも自分は怒るような立場ではないとわかってはいるのだが。

 ともかく、あのイカれた状況に押しつぶされず、noteのカルチャーを守り切ったnote運営の皆さんにまずは謝意と拍手をおくりたい。

 そして、ここから先の文章についてだが、途中まで書いたもののまたもや憤怒激昂悪口雑言まみれになってきたのでまたもや全部カットした。お蔵入りである。いったい自分はなぜこれほどに怒っているのだろう……?

 それにしても、こういう「角が立ちそうだからカットしよう」という判断は「大人である」と褒めるべきなのか「怯懦な事なかれ主義」と唾棄すべきものなのか、正直なところ今はまだどうにも決しがたい。悩ましく、そしてもどかしい。

 

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