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第78回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(トラック)
INFORMATION
ーEVENTー
Name: 第78回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会
Date: 2023.08.25-27
Location: TIPSTAR DOME CHIBA (千葉県)
ーENTRYー
ケイリン
ーRESULTー
□予選: 3着 ❯❯❯❯ 敗者復活戦へ
□敗者復活戦: 1着 ❯❯❯❯ 1/2決勝へ
□1/2決勝(準決勝): 5着 ❯❯❯❯ 7-12位決定戦へ
□7-12位決定戦: 4着
最終順位 10位
ーCONDITIONー
[体調: 3/5]
[睡眠: 3/5]
[モチベーション: 4/5]
夏の大一番、全日本大学対抗選手権(通称:インカレ)。全ての学生選手がこの舞台に向けて、1年間準備をしてきたと言っても過言ではない大会。
各種目大学から1名しか選出できない中、自分は昨年と同じ『ケイリン』に出場させていただきました。
昨年は競技を始めて半年しか経っておらず、圧倒的チャレンジャー側での戦いでビビりまくってました。しかしそれから1年経って、戦える自信もついていて、立ち位置的に大きく変化したと感じています。
今大会はその成長を確認するという意味でも、すごくワクワクしてました。
そして、目標は最低でも1/2決勝(準決勝)に残ることを決めていました。
レース3週間前〜移動日
だいぶ遡りますが、8月1週目の『全日本学生TRS 第3戦』から伊豆トラック合宿、西日本インカレ、宿毛ロード合宿と休みのないスケジュール。
そして1週間前に、結構疲労的にはピークが来ていまして…
最終調整のバンク練習でも、普段のタイムが全く出ないというコンディションでした。
これ以上やっても良くなることはないと思い、移動日まで身体を動かさず完全休養してました。
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幕張メッセの真横。
前日 (大会1日目)
大会初日はタイム種目。
立命館としては、4kmチームパーシュートに出場しました。
チームとして、この4kmTPに力を注いできたので最大限のパフォーマンスを発揮できるよう自分もサポートをしてきました。
結果はベストから1秒落ちの4'28"047。昨年から約20秒近く記録を伸ばす結果に、自分の気持ちも高まってきました。
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📸 @mont_tr26
夜はチームミーティングした後、就寝の2時間前には入浴を済ませ、就寝。
今大会はめちゃめちゃ寝つきが良かった💤
当日 (大会2日目)
5:30起床
目覚ましをかけ忘れたけど、5:30に起きれた。
無理やり目覚ましに起こされることがなかったので、ノンストレス(^^)
6:00 出発
6:15 朝食
7:00 会場到着
7:45 試走開始
試走は同日オムニアムを走る松井と最終日にオムニアムを走る宮本の3人で周回。試走の感じは悪くなく、疲労がいい感じに抜けて力まずに落ち着いていました。
1周もがきを2本入れることができ、いい感じに走れた。
8:15-8:45 W-up
試走後は動的ストレッチ & ローラーでW-up
9:00 予選 -2着以上条件
ーBIKEー (全レース共通)
Bike: DOLAN TF4
Front Wheel: XeNTiS MARK1 TT
Front Tire: TUFO Elite<160g 21mm(12.0bar)
Rear Wheel: CAMPAGNOLO GHIBLI (黒)
Rear Tire: vittoria PISTA CONTROL GRAPHENE2.0 23mm(12.0.bar)
Gear :53×13 (4.06)
ーRACEー
[並び]
上杉ー市田ー冨倉ー安田ー阿部ー平尾
前日からある程度展開は予想してました。中央大学の市田くんが飛び抜けていて、あとは朝日大学の細川くん。とにかく有力選手のマークを外さないような意識で行きました。
レース直前、朝日大学の選手変更を知り細川選手から上杉選手へ。実は西日本インカレでは、この2人に負けて3位でした。どっちにしろ格上。
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この時めちゃめちゃ緊張してた。
並び順的にはマーク絶好の位置。残り2周で市田選手が先頭になり、脚力が違いすぎて、すぐに2着争いに。上杉選手の番手について半周で捲りに行くも、持久力で勝る上杉選手を捲れず3着に終わりました。
西日本と全く同じ展開で上杉くんに負けた。もうちょい対策すべきだった。
12:45 敗者復活戦 -1着条件
予選から敗者復活戦まで4時間という長いインターバルがあったので、早めに昼食を。おにぎり2個とプロテインを並行して摂る。
インターバル間は、タンパク質と炭水化物の同時摂取により、回復力を高める。
レース1時間前にローラーで3本もがき、あとは心拍を整える目的も兼ねて軽く回す。
[並び]
冨倉ー坂ー添田ー平尾
予選で3着に入れたこともあり、他メンバーは4-6着の3名。各選手の予選の走りを振り返り、どの位置からの勝負になっても対応できるようにしました。
唯一マークすべきは中京大の坂くん。他2人はレースの流れ次第で動きを合わせる。
レース直前に考えた展開にはめるなら、内に詰まらないよう動きながら、坂くんの動きを警戒する。
頭で考えていた展開にばっちりはまりました。最後差されそうになったのは焦ったけど、道中は落ち着いて対処できた。
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🙇🏻♂️🙇🏻♂️
無事目標の1/2決勝へ。
14:15 1/2決勝 -3着以上条件
[並び]
中島ー市田ー冨倉ー青木ー小嶋ー田村
メンバーは全国トップクラスの選手ばかり。完全にチャレンジャーとしての戦い。
初めに自分と同じく敗者復活戦で勝ち上がった、青木 光琉 (新潟食糧農業大学)が残り3周で大逃げ。
光琉との気持ちの差を感じた。まじでびっくりした。
法政・中島くんの番手を死守するも、スピードが上がった時にはもう遅し。付いて行けませんでした。
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学生トップレベルの差を感じました。
しかし、最後に順位決定戦が残ってる。気持ちを切り替え、次の戦いに備えました。
16:00 7-12位決定戦
[並び]
池田ー青木ー中島ー山田ー冨倉ー上杉
8位以上で入賞。
出走メンバーには、全学トラックのケイリンで3位に入った山田 壮太郎くん(慶應)や、昨年のインカレファイナリストの池田 倫之くん(順天)といった強力なメンバー。
今大会最後のレース。1/2決勝の結果を鑑みて、自分にやれることは番手についてしっかりついていくこと。
その中でチャンスが巡ってきたら、滑り込む気持ちでいた。
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残り3周手前で上杉くんが前々へ展開。一瞬ついていくか迷ったが、そのまま山田くんの番手に付く形に。しかし、追走が中途半端になってしまい、自分と山田くんの間に池田くん、光琉を入れてしまう展開に。
打鐘のところで、積極的に仕掛けた池田くんの番手になんとか追いつく。
バックストレッチで池田くんがタレてくるところ、自分は空いた内側を付くか、外側を捲るかの2択。
しかし自分は捲り切れるほどの脚が残っていなかったので、池田くんがラインを保持することを信じて、内側を選択。
なんとか4着に滑り込む形でフィニッシュしました。
このレースを振り返ると、最後のコース選択の点は少し強引だった。
しかし伊豆合宿を経て、250バンクに比較的対応できるようになったことは自身の成長だと感じた。
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📸 @mont_tr26
総評
今大会では色々な感情を抱きました。
特に緊張について、色々な変化を感じ取れた。
予選では市田くんという強敵に対する挑戦的な気持ちと予選を通過したいという気持ちが折り重なった、なんともふわふわしたような緊張。
敗者復活戦では、このメンバーだったら自分は勝てる。むしろ勝たなければいけないという期待感からくる緊張。これがすごく辛くて、1着取れた時の安堵感は凄かった。
1/2決勝と順位戦は、緊張から解き放たれたものの、強敵相手に少し身体すくんでしまうような緊張感。
全4レースで気持ちの変化を感じながら走っていました。
そして、今大会の会場であるTIPSTARは半年前のTRSで落車してしまった会場。初めはゴール線付近を見ると落車トラウマで身体がすくんでしまったが、走るごとに手応えを感じることができて、しっかり走り切ることができた。
今では、思い出深い会場となりました。
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弟の頑張りが自分の活力でもある。
最後に…
今大会は本当に楽しかったです。自転車競技を始めてからというもの、練習の厳しさなどにずっと負けている自分がいて、自信をなくしてという気持ちの弱い自分がいました。
そして、シーズン前半期はそんな不甲斐ない自分のせいで、チームに迷惑かけたし、僕の身の回りの方々にも申し訳ないことをしたと。
今大会を経て、自信を持つことができたし、プロになってもっと大きい舞台で、大声援を受けながら走りたいという気持ちが強くなりました。
今シーズンは残り3大会。
次は『JBCF全日本トラック』。その次は『燃ゆる感動かごしま国体』。
昨年のインカレ会場でまた走れる…そしてリベンジを果たすチャンスが巡ってきて、とてもワクワクしてます。
まだまだ、やれることはたくさんある。
最大限の準備をして挑みます。
応援の程、よろしくお願いします🙇🏻♂️🙇🏻♂️
立命館大学体育会自転車競技部主将
冨倉 巧
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