諦め？いや、私は貫く！

　少々待ちたまえ！
　ひょっとすると、私は彼女のことを諦めていない？

　少々の挫折で、私は折れない。特に、好きな人の話となると。
　私は様々な強みを持つ、彼女のことを一番知っているし、彼女を支える経済力もある。「商船三井」というブランドもね。

　確かに、今はベストなタイミングじゃないことは知っている。
　１年後だろうか、２年後だろうか、たとえ、彼女が結婚し、子供ができたとしても、それは関係ない。待てば、彼女はいずれ私のそばに戻ってくる。私の心が彼女のことをずっと思っているのであればね。

　少し、時間を置こう。その間、彼女を自由にさせてあげよう。いや、彼女はそもそも自由であるべきだ。パターナリズムを止めて、余裕をもって、ありのままの彼女を受け入れよ。あとは彼女の意志だ。

　「私たちのすべての悩みは、自らの権限を超えて口を出すことから始まる。」確か、ヨーロッパのどこかの哲学者がこれらしい言葉を言っていた。彼女の意志への尊敬を前提条件に、創意工夫に挑もうではないか。寂しさに耐えることももちろん、その努力の一つである。