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せっかくなので運行管理者試験(旅客)を受けてきた話をする

運行管理者試験(旅客)受けてきた

こんにちは!トンメラです。
令和4年度第2回運行管理者試験(旅客)を受験しました。
運行管理者試験の話、それに伴う個人的な勉強法を書きます。

前記事の通り、私は運行管理者(貨物)の資格を持っています。
平成28年の第1回試験に合格して取得しました。
当時は筆記試験のみだったので、某会場で赴き「こんだけ人数おって3割しか受からんのか~」なんてことを考えていたのを今でも覚えています。

今回はCBT試験のみでしたが、マークシートではないので楽ですし、解答欄がズレて塗りなおす…なんてことも起こりません、超安心(笑)
地元のPC教室が会場でしたので交通費負担も少なく、試験日程を指定の範囲で選べるのもいいですね。

そんなこんなで旅客も取ろうかなと思ったのが去年の暮れのあたりです。
受験資格がなかったので、基礎講習を受けるところから始めました。

結論 貨物はユーキャンのテキスト使え 旅客は過去問付きで探す

旅客にユーキャンのテキストあれば間違いなく買っていたのですが、残念ながら見当たらず、他のテキストにしました。

貨物はユーキャンが最強です。
テキストもカラーで見やすく、過去問の解説もすごく丁寧に作られています。(少なくとも平成28年版は丁寧でした)
基礎講習に行った方はテキストを持っているかと思いますが、ほぼいらないです。ユーキャン1冊とにかくやれ。(回し者ではないです、念のため)

旅客は下記のものを使用しました。

旅客はこちらのテキストを使用し、CBT模擬試験ができて試験慣れすることができた。

貨物も旅客も出題範囲は似てる

違うのは(1)貨物自動車運送事業法と道路運送法関係のみ

第1出題の分野が違うだけで、問われるものはほとんど同じです。
特に道路運送車両法と道路交通法に関しては出題される範囲は同じといっても過言ではないです。

道路運送車両法はユーザー車検などを実施したことがある人なんかはなじみ深く、道路交通法は免許を持っているなら一度は目にしたことのある問題です。数字をしっかり覚えておけば苦戦することはない分野かと思います。(車検証記載の日数関係や駐停車禁止場所のメートルなど)
私は案外曖昧に覚えていて、割と覚え直しました(笑)

しかし甘い試験ではない

個人的には運行管理者試験はそこまで難しいものではないと思っています。
おそらく私が過去に貨物の試験を受けたというのもあるのでしょうが…
私を含めて周りで合格した人は「しっかり勉強すれば受かる」と言います。

運転免許をお持ちの方は、学科試験をイメージしてもらえればわかりやすいのですが「日本語の問題」という側面もあります。
~を除き、~を含み、ただしこの限りではない…など例を挙げればきりがありませんがこういった文章の問題が頻出します。
さらに「正しいものを2選べ」「正しいものを全て選べ」「誤っているものを2つ選べ」といった問題もあります。部分点なんてありません。国家試験ですしね。

問題に慣れろ、過去問をやれ

どの資格試験でも当てはまることだと思いますが、過去問を解くことが合格への近道です。
テキストを一回すべて読み切った後は、ひたすら過去問を解くべきです。
私は今回の旅客試験の勉強として、平成30年3月~令和3年3月分まで過去問を解きました。
すべて合格点の18点以上を取れるまで、ひたすらやり直し復習しました。
大体の市販のテキストは過去問に対しての解説もついてますので、それらを読み込み理解力を底上げしていきます。
解説でわかりにくい場所はテキストで探して読み込む…といった作業をしていました。
大体25点ぐらいで推移し始めてようやく安心、といったところです。

繰り返し過去問を解いていくと問題分や回答を覚えてしまいますが、私の場合はそれでも大丈夫でした。
本試験でもほとんどの問題が過去問からの流用なので、初めて見る問題がない=焦らず落ち着いて回答することができました。

実務上の知識や能力の項で、計算問題が出ることがありますので解法は確実に覚えていきましょう。
中学~高校数学の成績は常に低空飛行し高校3年生の時に1度墜落してる(笑)ので、ここが私的に一番苦労しました(笑)
一通り問題を解いたり、公式を頭に叩き込むことにより対策しました。

貨物より旅客のほうが難易度は少し高め

私個人的には旅客のほうが難易度が高いと思います。
自動車運転者の労働時間等の改善のための基準…いわゆる改善基準告示の話ですが、貨物だと当然トラック運転者が対象です。
旅客の場合は、一般乗用(タクシー)とそれ以外(乗合バス、貸切バス)の運転者で拘束時間等々、数値が異なります。
そこに貨物にはなかった隔日勤務という概念、最初はわけわかめですよ。
しまいには交代運転者の配置基準まである…などの理由から、貨物より覚えることが多いです。
覚えてしまえば割と点数に繋がるのですが、覚えるまでが大変でした。
確実に改善基準告示の数字や特例などは覚えておきましょう。

難易度が少し高い分、旅客の運行管理者資格者証はその分の価値があります。
乗用・乗合・貸切、旅客すべての運送事業の管理者になれます。
補助者で5年以上の実務を積んで申請する場合でも乗用か乗合どちらかの資格しか取れませんし、貸切に至ってはその制度がありませんからね。

結果論だが貨物から受けてよかった

旅客にはユーキャンのテキストがないという部分が個人的には大きく、貨物から受けて前提知識を持っておくことが非常に役に立ちました。
私のように興味本位で旅客の管理者資格の取得を目指す人間は少ないかと思いますが、似たような境遇の人の参考になれば幸いです。
令和6年4月には改善基準告示が改正(いわゆる2024年問題)されます。

拘束時間や休息時間の数値も変わりますので、令和5年度中の受験をおすすめして本記事を終わろうと思います。

こんな高説を垂れて不合格なら目も当てられない(笑)





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