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パーソナルボクシングtomittについて

好きなんです。ボクシング指導が。選手が成長する姿が。
好きなんです。考えるのが。分析するのが。情報収集するのが。

そのために自分の時間(命)を24時間フルに捧げる。
金稼ぎをメインでやってるのではない。これはもはや人生を捧げた趣味である。

指導者の差は確実にある

例えば
選手から「試合やスパーリングでパンチをよく打たれるんです」と悩みを相談された。

【Aコーチの指導は】
打たれる=ガードが低い→ガードの練習をさせよう

これは完全に思考停止しているのか、考える気がないのか、これだけの情報では対処法の指導などできるわけがない。
実はこういった単純で結果につながる可能性が完全に未知数(ただの博打)な指導をするコーチはけっこう多いのが現実です。

【僕、tomittのトミ・コーチの場合】

  • なぜ打たれるのか?

  • どういった場面で打たれているのか?

  • どういった体勢で打たれているのか?

  • 打たれる前にどういった行動をしているのか?その頻度は?

  • 本人の認識と第三者(コーチなど)の認識との「打たれる」についての考え方の乖離がある可能性は?

など、その他いろいろ情報を得ないと何も判断ができないので、選手の試合やスパーリングの動画を確認し本人とのコミュニケーションをとり情報収集をする。
その情報を元に、僕tomittのトミ・コーチのこれまでの実戦・指導の経験や、心理学、物理学、解剖学などの座学で得た情報と照らし合わせて、考えられる仮説を複数立て可能性が高い順に仮説に基づいた対策練習をする。
その練習が対策として正しかったのかを確認するために実戦練習試合(スパーリング)で試す。これが実験。そもそもこの実験のために実戦練習試合(スパーリング)が存在する。

ちなみに選手のあなた!
実戦練習試合(ジム内でのスパーリング)で、何も考えずに必死に勝ち負けだけを競おうとして何をやったか?何をやろうとしたのか?も覚えてない人は強くなれないので注意してね!
でも、たまにそういう闘争心のみを出すのも大事ですよ。

知識と情報分析能力

話を元に戻します。現状を確認、分析し、得た情報を元に仮説をたて実験をくり返し結果につなげていく。
例えば
選手が打たれるので改善と対策を求めてきた→選手のスパーリングを確認→打たれてる時の多くが攻撃の打ち終わり→表情と攻撃時のバランスを確認→かなり前傾姿勢で攻撃している&自分の攻撃が当たるかどうかのみに集中している表情

これらが見て取れた。という事は問題の根本は「意識」の可能性が高い。攻撃意識のみに集中してしまい相手の反撃予測をせずに突っ込んでるのが原因で打たれている可能性が考えられる。
意識や考えを変えない限りガードの練習をしても、ディフェンスへの意識がない以上相手のパンチ(反撃)という外部刺激を感知・認知できない。

道にいる小さい蟻さんは意識的に見ないと認知できず蟻さんがいることに気づきもしないのと同じ。

相手のパンチ(反撃)に気づきもしてなければ打たれるのは当然。
ガードの練習をしても、そもそも相手のパンチ(反撃)に気づいていない以上は、外部刺激が無いという事なので脳からの電気信号も走らないのでガードは動かず全く機能しない。
ということはガードの練習だけやっても、現状は結果につながらず無意味になる。※後々や別の動き時では役立つので「無駄」にはならない。

さらに掘り下げて、なぜ攻撃意識だけに集中するのか?気か強いだけなのか?逆に恐怖心からくるのか?何らかのSNSや他の指導の影響なのか?なども場合によって考える必要がある。

上記の対策の練習方法はここでは書きません。YouTube有料メンバーシップで公開してたりするので秘密です。ゴメンね。

好きこそモノの上手なれ

どうでしょうか?
Aコーチと僕tomittのトミ・コーチとで、かなり指導に対して温度差があるのが、おわかりいただけたと思う。
指導者によって結果が出るかどうか大きく変わってしまうという事に気づいてもらえたと思います。
これでもかなりシンプルな事例を書いたつもりです。

本当はもっと詳しく

  • 動きの際に身体のどの部分から動いたのか?

  • 思った動きができないのは身体操作(身体の動く順番)がおかしいのでは?

  • 身体操作(身体の動く順番)を修正する?

  • 姿勢や立ち方が原因で身体操作(身体の動く順番)がおかしくなってる可能性は?

  • 姿勢を見直す必要があるのか?

  • 選手の思考パターンは?

  • なぜそういう意識や考え方になるのか?修正するか?逆に修正せずその意識や考えを生かした動きを考案し伸ばしたり役立てたりする方が良いのか?

僕tomittのトミ・コーチはあらゆる考察をし、その選手に合った指導をする必要があると思って指導している。場合によって何も指導しない事もする。

これらの判断は冒頭でも述べたように、ある程度の実戦・指導の経験や、心理学、物理学、解剖学などの座学で得た情報が必要不可欠。
いわゆる勉強をし知識のバックグラウンドがないと不可能という事です。

でもこれらの勉強をするのは勉強嫌いの人には辛い。だからみんな勉強しない。
結局は
ボクシング指導好き。選手が成長する姿が好き。
考えるのが好き。分析するのが好き。情報収集するのが好き。

好き!好き!好き!

そのために自分の時間(命)を24時間フルに捧げる。調べ事が勉強と思っていない。

こういった人でないとコーチにはなれない。
いや、コーチやトレーナーになるだけなら誰でもなれる。

選手より、上の立場に立つことで自分の承認欲求をみたしたいコーチ。
選手より、お金や地位、名誉が大事なコーチ。
選手より、選手が強くなるのを楽しむ趣味のコーチ
選手より、選手が成長して喜ぶ姿が嬉しいコーチ

どれも実は自分のためにコーチをやっている。
人間基本的に自分のために生きている。

となると、出会いが全て。
これはお互いにとってプラスになるウィン・ウィンの関係が成り立つコーチと出会えれば良い。

選手のためになる行為や努力は極力せずに、楽して自分だけ気持ちよくなろうと思っているコーチより
選手が成長して喜ぶ姿が嬉しく楽しいので、そのために行う努力は努力と感じない!むしろ楽しい!と思っているコーチと出会うとラッキーですね。

僕tomittトミ・コーチは後者です。
僕がボクシングコーチに飽きるまでは後者です。

飽きるまでは…
怖っ!

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