星花女子プロジェクト 解説

星花女子プロジェクトとは

 そもそも星花女子プロジェクトとは私、楠富つかさ(前PN:登美司つかさ)が2016年の5月から計画を始めた、世界観共有日常系百合小説企画です。
 参加者がキャラクターを二人用意し、それぞれを〈うちのこ〉、〈嫁がせる娘〉と表現し、自らの〈うちのこ〉と他の参加者の〈嫁がせる娘〉でカップリングを行い、星花女子学園という同一の世界観の中で百合小説を書くという企画です。
 2021年現在、参加作家は50人を超え、作品数としては300を超えます。
 もともとは小説家になろうを基軸に動いていましたが、私がうっかり垢BANされてしまったので、昨今はアルファポリスやノベルアッププラスなど、多方面で掲載されております。
 本ページでは、公式サイトwikiと併せて星花女子プロジェクトに参加するにあたり、知っておいて欲しいことを解説できればと思います。

星花女子プロジェクトの世界観

 星花女子プロジェクトは星花女子学園という同一の学校を舞台にした作品群ですが、それは即ち星花女子プロジェクトの世界観を舞台にしているということです。
 ここでは、星花女子学園のある世界観を解説します。
 そもそも星花女子学園は日本の東海地方S県(S岡県)の東部に位置する、空の宮市という街のやや東よりに立地しています。詳しくはこことかここで。基本的に、ラブコメを書く上で必要なシチュエーションはほぼカバーできます。

星花女子プロジェクト独特の時間軸

 星花女子プロジェクトの世界では立成(りっせい)という現実とは異なる元号が用いられており、最新の11弾では立成19年となっております。
 星花女子プロジェクトは専ら、一年間を三回に分けて描きます。そのため、3n-2弾は4月から7月(入学/進級から夏休みに入るくらい)、3n-1弾は8月から11月(夏休みから文化祭くらい)、3n弾では12月から3月(年末から卒業/進級くらい)の期間を描いてもらうことになります。
 ちなみに、星花女子世界線では大正までは同じ元号を、そこから正化(せいか)、宝文(ほうぶん)となり立成へと変化します。
 なお、西暦とあまり関わらせずにいてほしいのですが、対照表を出します。参考程度のものとして扱ってください。
 正化:1926.12.26-1955.8.15
 宝文 :1955.8.16-2001.3.31
 立成:2001.4.1-
 ここだけ前から設定を更新したので、歴が長い人も今一度確認してもらえればと思います。
 立成元年は概ね2001年なので立成19年は2019年です。マリトッツォはまだ流行っておらずタピオカが隆盛ですし、iPhoneのカメラは2眼のはず。5Gもまだです。まぁ、書いている時は普通に今現在と同じ感覚でも大丈夫なはず。
 

星花女子学園とは

 少し前置きが長くなってしまいましたが、学園について説明いたします。
 空の宮市で知らぬ者はいない創立約70年の伝統校という側面と、理事長交代後の革新的な学園という二つの側面を持つ。
 経営母体は同市に拠点を置く複合企業・天寿(これについては後述)
 無宗教の女子校で、中等部と高等部を有するが完全な一貫校ではなく、高等部から入学することも可能な併設校である。
 学年の人数は、中等部は30人×4クラスの120人を定員とし、高等部は普通科40人×4クラスの160人に加え、5組商業科、6組服飾科、7組国際科(立成19年度開設)が各40名の280名を定員としている。今後、理数科の設置や普通科の上限増なども検討されている。
 そんな千人規模の学園は広大の一言。東京ドーム2個くらいの広さ。
 おおまかな配置図に関してはこちらを参照されたし。
 また、敷地内には中等部、高等部、それぞれに桜花寮と菊花寮という寮を保有している。桜花寮は2人部屋、菊花寮は1人部屋となっており、菊花寮は学業や課外活動における成績優秀者に入寮が許可される。
 これは夏休み、冬休みのタイミングで査定がされ、2連続つまり1年間条件を満たさない状態になると桜花寮に移動するよう通達されてしまう。
 ちなみに、今後の拡大さらに耐震の観点からもともと該当者の少ない中等部菊花寮を解体し、4人部屋を標準とする藤花寮の建設が計画されている。
 なお星花女子学園は地域の防災拠点としての側面も有するため、備蓄倉庫なども保有している。

天寿について

 天寿は空の宮市に拠点を置き、空の宮市に最も法人税を納めている企業です。代表取締役社長は伊ヶ崎波奈、副社長は彼方結唯。
 社長である伊ヶ崎波奈が大学在学中に立ち上げた化粧品の販売会社がスタート。以下、年表に示す。
立成4年:大学一年生にして化粧品販売会社を起業
立成6年:恋人の立ち上げたファッションブランドを吸収合併
立成7年:祖父が他界し、経営していた食品メーカーを併合。経営、流通、組織基盤を譲り受ける形となる。
立成8年:コスメ業界で培われた天然由来の健康成分と、食品のコラボに成功し経営を万全のものにする。
立成9年:経営不振のコンビニ、ニアマートを買収
立成11年:社長が赤字続きの母校を憂い経営に参入。理事長に就任
立成15年:自社のファッションアイテムを着用するモデルを自社でマネジメントするための、タレント部門を設立。後にアイドルも擁することになる。
 なお、ニアマートとは「いつもあなたの隣に」というCMでお馴染みのコンビニチェーンである。フランチャイズのオーナーにある程度の裁量をゆだねており、商品のラインナップにも細かな違いがある。実際、猫がよく出没する星花女子学園に近い学園前店にはキャットフードなどの商品が陳列されている。
 ファッションブランドとしての天寿は女性向け商品を多数のブランドから展開している。下記参照。
 レリックハーツ:伝統的なデザインに今風の可愛いエッセンスを加えたティーン向けのファッションブランド。比較的安価。
 エバーフォレスト:20代後半から30代前半をターゲットにした自然素材にこだわったファッションブランド。高価。
 プライムローズ:母子が楽しめるファッションをコンセプトに、流行色で定番アイテムをアップデートしていくブランド。やや高価。
 ピーチフィール:幅広い世代向けかつサイズの取り扱いも多い天寿の下着ブランド。比較的安価。
 ナイトアップル:20代から30代向け、あるいはサイズの大きめのラインナップを誇る下着ブランド。やや高価。
 

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