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Semester 3 Week 10「建築地理学という分野があったら学んでみたいという話」

サムネは2019年に行った福島の五色沼

地理を意識し始めたのは高2のとき。

その頃は既に落ちこぼれになっていて、ほぼ全ての科目で学年下位10%だったけれど、なぜか実力考査で100数人中5位を取ったことがきっかけだ。

定期考査では真ん中より少し下くらいだったのでかなり驚いた。もしかしたら地理的だったり統計的な考え方が、人より少し得意なのかもしれないと。

おそらく小さい頃から、母とヨーロッパ〇〇紀行とか鉄道の旅、NHKの自然特集などをテレビで見ていたので、ある種の刷り込みがされていたのだろう。マレーシアにいてもブラタモリは毎週見てしまう。

こう考えると、視界を狭めすぎないように、また広い視点から建築を考えられるようにするために、あえて花形の意匠設計から逸れた道を歩いて見てもいいかもしれない。

今まで受験思考で効率ばかり考えていたが、むしろ遠回りしてでも色々な分野の断片を持っている人のほうが、さまざまな方向から物事を考えられるようになって、それはそれで面白いと思う。

「好きより得意を仕事にしろ」という言葉に倣うとするなら、少しでも地理的な要素を建築に結びつけてみたい。

しかし、検索しても建築地理と名のつく本は一冊しかヒットしなかったし、英語でもあまりはっきりしたものは見つからない。

もしかしたらランドスケープが現状でそれにもっとも近い分野なのかもしれない。

シーランチコンドミニアムにはランドスケープアーキテクトも関わったらしく、断面図を見ると、地形が活かされていて面白い。

ただ、ランドスケープは造園や水理学等に近いため、「建築と地理」というより「緑と土地と公共スペース」という関係性なのが引っかかる。もう少し抽象性がほしい。

大学の図書館は相変わらずしまったままなので、日本に帰ったらAmazonでランドスケープの本を注文したいと思う。

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