入院6日目。本当に治ってきてる?
世の中は台風が来たり、季節が変わったんじゃないか?と言われてる今日この頃。
僕はいつも通りの気温のいつも通りの天井いつも通りの朝を迎えて6日が経ちました。
毎回言うようですが、本当に早いものです。
一緒に入院した同い年くらいの方が居たのですが、いつの間にか居なくて、「あれ?目の前にいた人は?」とナースさんに聞くと
「あぁ、あの人症状そこまで悪くなかったので退院しましたよ。」
なにぃ…
退院してたのか…
くそぉ。
やっぱり、早く来るべきだった。
症状が出たときに戻ってすぐ病院行きたい…
いや、行ったな。
初めて症状が出たのは8年前の大晦日。
笑っちゃいけないを見てて笑ってたら激痛が走りそこから今現在に至る。
正直、今は知識も増えて「痔瘻」ってわかりますが、初症状の時は
「粉瘤」と診断されて
また次の時は「でっかいニキビ 」って診断されたり。
本当に誰も「痔瘻」なんて言ってくれなかった。
だから今回が初めてなわけですよ。
去年の5月、歩けなさすぎてもう、深夜に救急車で運ばれた時は「イボ痔」と診断されて、一番わけわからなん診断でした。
さすがの僕でもわかったので。
なんか、座薬入れようとしてくるし、
その時のベテランナースが
ベテランナース「10段階で今どのぐらい痛い?10が死んじゃうレベルとしたら」
とみ「な、、、7です」
すると、
ベテランナース「え、7?(笑)」
笑ってんじゃねぇよ!
7って言ってんだろ!!!!
お前が聞いたんだろ!病院なら誤診してんじゃねぇ!
心の中で僕の悪魔が完全にブチ切れてました。
ベテランナース「え、10が死ぬレベルだよ?」
だから、7だって言ってんだろ!!
なんなら10が死んじゃうレベルだから途中で8.9って思ったけど、7にしたんだよ!
医療の人間が痔を舐めてんじゃないよ!!!!!
もう、あの病院には絶対行きません。。。
本当にそのあとに座薬を入れられて痛みが増して悪化し、朝4時まで病院で待ち、始発に乗りなんでかその日の朝10時にまた病院に来るように言われた。
鬼スケジュールすぎる。
とみやん「泊まれませんか?」
医者「難しいですね」
難しいのかよ…
そのまま足を引きずりながら、ゆっくりゆっくり帰って、違う病院にセカンドオピニオンに行って、すぐ「痔瘻」って診断を受けました。
その後、薬とかでなんとか抑えられ最近まで好調だったんですが、悪化してしまい、
その病院が紹介してくれたのが今回の入院させてもらっている病院。
ありがたい。助かりました。
久しぶりに思い出したけど、めちゃくちゃ大変だったな。
あーよかった。
そして、現在。
6人で1つの部屋を相部屋で使い、ナースさんたちが見回る定期検診で部屋にいる人の症状は大体わかる。
1人は先ほど行った通り退院したので、僕合わせて計5名いました。
一人目は事故で怪我をしたおじちゃん。
この人は部屋で電話しないでって言われてもずっと部屋で電話して、いびきがとんでもなく大きい人です。
この人は今日の昼間に退院をしたので、びっくりするぐらい部屋が静かで逆に怖くなってきました。
二人目は僕と同じ痔瘻。
手術終わりから頭が痛いらしい。
偏頭痛と副作用が重なってなのか、大変そうだ。
でも、なんでか知らないけど、痛み止めを一回も飲んでない謎を残してる。
ナースさんから「この痛み止め頭痛にも聞くんで辛かったら飲んでくださいね」
患者「……う、うん」
なんで嫌そうなんだよ!
飲めよ!解決するから!
そして、3人目の人は階段から落ちちゃったおじいちゃん。
絶対治ってるだろってくらいトイレに行く時ダッシュで行くおじいちゃんです。
どこが悪いんだろう…
この人は良く、先生が食べちゃダメって言ってるチョコを食べてよく怒られてます。
すごいいっぱいオナラする
そして、4人目、一番最後に入ってきた独り言が多いおじさん
もう、ずっと喋ってる。
寝てる時以外はずっと喋ってる。
僕が聞いた独り言一覧
「あつい」
「さむい」
「つかれた」
「足痛い」
「お腹すいた」
「オナラしたい」
「鼻がかみたい」
「目が乾いてきた」
「肩凝った」
「動きたい」
「外でたい」
「電気つけたい」
「水飲みたい」
「トイレ行きたい」
「ヨーグルト食べたい」
「パン買いたい」
「コンビニ行ったのに買うの忘れちゃった」
「あー。なんか言いたかったのに、忘れちゃった」
心の中で言えないでしょうか!!
独り言が多いし、声量がデカいのですよ!!
入院前にアレルギーを聞いたり色々細かく打ち合わせ的なことをするのですが、昼ごはんの時おじさんは言いました
おじさん「オレ、牛乳アレルギーだから今、この牛乳をヨーグルトにしてくれない?」
魔法かよ
魔法すぎますね。
絶対無理です。
あと、先に言いなさいよ。
絶対!危ないから!
アレルギーは危ないから!
ね!独り言うるさいよ!
あと、マスク一回もしてるところ見たことないよ!してね!マスク!
なんで、何もワックスつけてないのにモヒカンなの!
不思議だよ!
こんなメンバーで過ごしてきた入院も明日が最終日。
最終日と言っても明日まで泊まって次の日の昼前に帰るって感じです。
今日は土曜日なので、いつも9時スタートの診断が10時に変わり、微妙寝れないなぁって思いながら過ごして、時間を稼いでいつもの診察場所へ。
いつもの先生にお尻を見せて
先生「ん!大丈夫そうですねー。順調ですよー」
とみやん「先生。そういえば聞いてなかったんですけど、僕のおしりの傷ってどんな感じなんですか?」
僕が想像してたのは
「メスで切ったところが長い線になってる」
みたいな感じの想像してました。
あー。これもらってない?と、
先生は紙を見せてくれた。
後々聞いたら僕が寝ていた為、
渡しそびれてしまっていた術後結果報告書みたいなやつだった。
そこには絵が書いてあり、おしりこんな感じよ。
で、見せてくれた絵がこちら。
とみやん「なるほど。この肛門と袋みたいなやつの入り口を電子メスで焼いて閉じてる感じなんですかね?」
と、なんとなくわかった感じで聞いた。
この袋みたいなのがおしりの中にあってそれを取って、傷自体は小さいみたいな。
そんな感じだと思ってた。
先生「あ、いや、
この袋みたいな形の部分に皮膚ないよ。剥き出し♪剥き出し♪」
とみやん「そりゃ痛いわけですわな!!!先生よ!!!!!」
そりゃ痛いわけよ。
剥き出しだもん。
分かる人はわかると思うんですが、
グラップラー刃牙の鞭打を受けた時皮膚が剥がれて筋肉剥き出しの状態になっちゃう。
みたいな感じで傷がついてるみたいです。
とにかく、このでっかいところに皮膚は無く、これ全部が傷ってわけですよ。
だいぶ、症状重かったんだな。
あたらめて手術を渋っていたのが仇となってしまいました。
なんなら、最初手術後、ウォシュレット全然痛くなかったんですが、2日前からウォシュレットが滲みてきて、もう、ウォシュレット嫌すぎて排便行きたくないんですよ。
ただ、これは絶対ダメなんですよ。
排便後はウォシュレットで洗って傷もササっと洗わなきゃいけないんです。
これが痛いのなんの!!!!
痛すぎて唸ってると、誰か優しい人が医者様呼んでくれてドア越しに「どうしましたー?」って聞かれちゃうみたいなことがずっと起きてます。
僕は入院前は6日目くらいだったらもう、何やっても痛く無くて感動に明け暮れてると思ってました。
現実は厳しく。
ウォシュレットは滲みて、シャワーも痛い。
手術後は痛くなかったのに。
先生、本当に治ってきてますか?
心配です。
何が心配ってもう、退院間近って事です。
良いんでしょうか?僕は退院しても。
大丈夫なのでしょうか?
正直、この環境がないとやっていけない自信があります…!!!
ただ、先生やナースさんたちは
「あーそうなりますよねぇ…痛いですよね。頑張ってください。あと少しです」
って、RPGの村人に話しかけたのか?って位の定型文なので、多分みんなこうなんだと思います。
大丈夫なんだきっと。きっと。
一気にパターンと回復は難しいのかやっぱり。
時間をかけてゆっくりとやっていかないといけないみたいですね。トホホ…
ただ、まだ傷口を見てない。
怖い。
今日の夜に歳下のナースさんに相談した。
とみやん「傷口ってデカいんですよね?」
ナース「そうですねぇ…結構大きいですね」
とみやん「まだ見てないんですよね…怖くて」
ナース「あー。そうですよね。お風呂場で見るにはちょっと難しいかもしれませんね。」
とみやん「そうですよね。携帯でも撮りたくないしなぁ」
ナース「携帯で撮りましょうか?送りますよ?」
とみやん「え、あなたの携帯で撮るんですか?」
ナース「え?」
とみやん「え??」
天然が出てしまったらしい。
この仕事、慣れすぎて、普通に友達と居るみたいな感じでやっちゃったそうです。景色とか動物とか撮って「あとで送るね」ってやつ。
肛門だぞ。しっかりしろ。
僕が勇気を持たず自分で見ないのが悪いですしね。
明日は見ようと思います。
もう退院するし、病院と比べて自宅の方が環境は悪いでしょうし。
色々自分で把握しておかなければならならない状態になるので、明日みよう。あの絵の通りになってるのかどうか。
はたまたそれより酷いのか。
あーおっかねぇ。
あ、あと、明日の昼ごはんは「すき焼き」らしいです。
天然炸裂お姉さんが教えてくれたんですが、病院食で「すき焼き」って凄いな。めちゃくちゃ楽しみ。
さて、夜更かしは尻に悪いのでそろそろ寝ます。
今日もお疲れ様でした。
そういえば、このnote退院したらどうしよう。
入院7日目へ続く…
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