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断熱と小中学校

私は木造住宅を倒壊させないという使命を持って住宅に関わる事業者に木構造の大切さを伝えるM's構造設計の佐藤さんの主催する【構造塾】に入会し、

今は構造計算ができる技術者を育成する【構造塾コンサルティング】に参加しており、そこで構造計算を学び、自分で設計するようになりました。

その構造塾コンサルティングのメンバーの中から、数名が声をかけられ

東京大学 前真之研究室にて、
意匠設計
構造設計
省エネ環境設計
ができる人材を育て
脱炭素に向けて待った無しの状況を変え
それを広めていくという
【環境塾】
という取り組みに4月から参加してます。

その前真之教授のFacebookで見た内容でした。

【第2回 学校建築脱炭素研究会シンポジウム】

長男が小学校に行くようになり、木造住宅がメインの私の目に留まりました。
(その後の環境塾で案内がありましたが😁)

高性能住宅の提案に取り組んでいくと、
いかに住環境を良くすることか大切かが理解できてきます。

新築だけでなく、既存住宅の断熱改修も住環境の改善や脱炭素に向け、必須のポイントです。

さらには私が子供の頃は猛暑日なんてほとんど無かった記憶があります。
だから、窓を開けてなんとか頑張れたかもしれない。

でも、今の暑さは尋常ではない。
しかも5月から10月くらいまで暑い
8月は夏休みで居ないけれど、
1年のうちのほぼ半分は暑い

こんな状況でうちの子供達は、
しっかりと勉強できるのだろうか?
と不安になり、
まずは現状把握ということで、
シンポジウムを聴いてみました。

行政が関係すると、中々進展しにくい問題ではあるようですが、

全国的に見ていけば、
学校の断熱改修に取り組み始めた行政もあるようです。

エアコンをつけても無断熱では無力です。
大きな業務用の高いエアコンを数台付けて、
ガンガン電気を使っても教室の温度環境が改善しない

教室の温度が28度以下にはならなかったという測定結果もあるようです。
しかも、電気代は高等の一途を辿っていますし😩

サーモ画像では室温が高く、真っ赤な画面になっていた教室の写真に、
あまりにも暑くて冷えピタをオデコに貼っている小学生が写っていましたが、
その冷えピタでさえすでに暑くなってる温度でした😅

であれば、
先行投資として
断熱改修
内窓の設置
家庭用ルームエアコンで賄う
など、長い目で見れば良いと思うこともたくさんある。

せめて最上階から手をつけていただきたい問題であると

今日シンポジウムを聴いて思いました。

私の住む大和市の小中学校は、
築年数が古いです。

幸い、耐震改修は全ての小中学校で完了しているようです。

地震からの最低限の安全は建物側で確保出来ているようです。

大和市や近隣の市では、飛行機が低く飛ぶため防音工事も頻繁に行われています。

そのタイミングで内窓をつけるだけでもかなり変わると思います。

内窓の設置と最上階の天井断熱

進めていただけないかなぁと思ったシンポジウムでした。
やはり我が子が通うようになり、当事者感が出るとより目に留まるものだなと改めて感じました。

高性能住宅も自分ごとと捉えられるような問題提起が必要ですね。
勉強になりました。

ありがとうございました。

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