イースVIII(イース8)のお話

コロナ禍で週末も引きこもることが増え(もともと引きこもりライフではあったけれど)、テレビゲームで遊ぶ機会も増えました。
いま使っているゲーム機はNintendo Switch。
で、最近遊んでいるゲームが「イースVIII」(イース8)です。
ナンバリングとしては8作目。
1作目がリリースされたのが1987年だそうなので、かれこれ35年続いている大人気RPGシリーズなのです。
なにせWindows 95が世に出る前に発売されているわけですからね。
すごいことだと思います。
最新作はイースIX(イース9)になるので、ひとつ前の作品ということになりますかね。
Nintendo Switch版が発売されたのが2018年なので、いまから4年前。
グラフィック的には、そりゃまあPS5とかに比べれば劣るんでしょうけど、Nintendo Switchの魅力はグラフィック以外のところにあると思っているので(携帯性とかインディゲームの豊富さとか)、さほど気にはなっていないです。
精密なグラフィックよりも快適な操作性を優先した作りになっていることは、遊んでいてよくわかります
マップの切り替わりやイベント前後で読み込みが発生するけれども、体感的には2〜3秒程度なので、それほど気にはなりません。
難易度はNORMAL。
つまづくタイミングがあればEASYにしようと思っていますが、今のところは幸か不幸か不満はありません。
ジャンルはアクションRPG(ARPG)。
敵の攻撃をかわしたり防御したり(あるいは真正面から喰らったり)しつつ、こちらの攻撃を当てて敵を倒し、経験値やお金やアイテムを獲得します。
3人でパーティーを組み、そのうちの1人を自分で操作(残り2人はAI操作)。
AIへの指令は攻撃優先or回復優先というシンプルさ。
いわゆる「3すくみ」が明確なので、敵によるキャラの使い分けが効果的に機能します。
特殊技も攻撃範囲で分類化されているし、僕みたいに「テンパって同じボタンしか押せない」タイプのプレイヤーでも、難易度を選べるシステムのおかげでストレス低めで戦えます。
拠点地をいろんな方法で強化でき、操作キャラの強さの底上げも可能。
JRPG的な「痒い所に手が届く」システムが心地よく、手詰まりになりそうなところも「レベルを上げればなんとかなる」感じで進められます。

これね、ほんと大事なことだと思ってます。
僕みたいに「下手だけどRPGが好き」というプレイヤーの、ほぼ唯一といってもいいモチベーション。

レベルを上げればなんとかなる(先に進める)

最近のRPGは従来のターンベース制から脱却し、良くも悪くもプレイヤーを選ぶものが増えている印象があります。
それはもちろん良い部分もあるし、否定するつもりもありません。

でも、でもね。
何年プレイしてもまったく腕前が上がらないプレイヤーに対しても、「とりあえず時間をかければ先に進める」ゲームは残しておいてほしいのですよ。
スマホゲームが全盛となって、課金至上主義みたいなものがずっと続いている印象があるのだけれど、そっちにはどうしても食指が動かないのです。
こっちは別に眉目秀麗なキャラを増やしたいわけじゃないし、誰ももっていないレアアイテムをゲットしたいわけでもない。
ただ、下手なりにがんばって、まったく効率的じゃなくても地道に経験値稼いで、キャラを強くして、ほうほうの体でボスキャラを倒して、先に進んで。
そんな楽しみかたを、21世紀になっても残しておいてほしいのです。

イースVIIIは、そんなヘタレゲーマーの僕でも楽しく遊ばせてくれるゲームです。
いまだにキー操作間違えるし(キャラ変更とターゲッティングを何度も間違える)、特殊技の育てかたも一貫性ないし、すぐにパニクってHP激減させるし。
ボスキャラも、ボタンガチャの一辺倒で、同じ攻撃を何度も喰らってHP減らしまくってるし。
それでもギリギリ勝ててるのって、すごいね。
その加減が、むちゃくちゃ心地良いのよ。
さすがはARPGの老舗、いろいろわかっていらっしゃる。

マップの埋まり方だけで判断すれば、進捗は1/3くらいかな。
けっこう衝撃的なシナリオ展開になっていて驚いているけれど、おかげさまで楽しく遊ばせてもらっています。

ちなみにイースIXは、体験版で挫折しました…

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