インドネシアの概況(1)
IMFのレポートをもとに、重要そうだと思った情報などをまとめてみました。
人口は約2億8000万人で、ASEAN諸国の中では最多ですが、
アメリカ人口約3億3000万人とくらべると現時点では少ないです。
地理的には、
海の面では、マラッカ海峡に接しています。
マラッカ海峡は中東からの原油を運んで、韓国や台湾、日本などに輸送する重要なルートになりますし、中国やベトナムにも通じています。
実質GDP成長率はパンデミックの影響を受けていましたが、その後立ち直ってきています。
不況などを除けば、1970年あたりからだいたい実質GDP成長率は5〜6%あたりを前後していますので、だいたいその例年通りの水準に戻ってきていると言えそうです。
国家債務残高は対GDP比で40%ほどです。
パンデミック前は30%程でした。前述したパンデミックの影響を受けているところはあったと思います。
従来、ジャワ島に人口・経済ともに集中し、
インドネシア全土のうち約7%の土地に、人口の半分以上が集中しているという問題がありました。
https://www.jbic.go.jp/ja/information/investment/images/inv_indonesia24.pdf
世界銀行のデータを見る限り、スラウェシ島の南にある都市マカッサルに現状だと世界銀行関連のプロジェクトや資金が集まっている傾向があるようです。
https://maps.worldbank.org/projects/wb/country/ID/Indonesia?status=active
また、現時点でジャワ島のジャカルタにある首都の機能を、カリマンタン島というところに移転する計画が進んでいます。
それは地球温暖化もあいまって、ジャワ島の都市部が沈んでしまうリスクが大きくなっている点も問題視されています。
https://www.aljazeera.com/news/2022/11/9/hldwhyindonesia-is-abandoning-its-capital-jakarta-to-save-ithld
こういったところから判断する限り、
インドネシア投資の選択肢としては
①カリマンタン島首都移転計画関連
②マカッサル開発関連
などが浮上してくるかと思います。
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