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26カ国におけるここ2・3年の株式市場分析

今回は、アジア・東ヨーロッパ諸国、USあたり合計26カ国を対象に

①合計投資金額
②合計利益
③合計売上

の変化率を
2020年2月3日を100とした場合に、2023年1月5日の段階でどれくらい増減しているかをまとめてみました。

基準は現地通貨ですので、インフレ率の上昇が除外されています。

今回まとめた国には、トルコとアルゼンチンが含まれていますが、この2カ国はインフレ率が高かったです。そういった理由などでデータが極端な場合、省略している場合がありますのであらかじめご了承願います。

以下は、2023年1月5日時点での各国のPERになります。


2023年1月5日時点でのPER

成長率が高い国々への投資という意味で重要になってくるのは、
アメリカの資本です。
その点アメリカの株式よりも買い込まれているかどうかの参考値として各国のPERが使える場合があるかもしれません。

現時点ですと、アメリカよりもPERが低い国々がほとんどのようです。
ただ、インドのようにすでにアメリカのPERに近く、すでに買い込まれている国もあるようです。

次に、そもそも市場から注目されていないのであれば、継続的にPERが低い国もあるのでは、と思いました。それを確認すべく、現時点でのPERが過去3年と比べてどうなっているのかをみてみようと思います。


1月5日時点でのPERと直近3年平均でのPERの比較

こうしてみてみるとここ3年と比べて現時点でのPERが低くなっているという点で、
比較的割安である(過去には利益の割には買い込まれていた)、と言えると思います。

次にPERが低いということは、企業の成長率が低いのでは?という可能性を考えました。
それを確認したのが以下のグラフです。


2020年2月3日を基準とした、各国企業の売上・利益の上昇率

このデータに基づけば、約3年前と比べてUSよりも売上・利益を伸ばせている国、倍以上のばせている国はいくつも存在するようです。

今回は、ここ3年でのデータという観点で各国の株式市場の状況を紹介させていただきました。

では、ここ1年ではどうだったか?より長期的にみて10年くらいだったらどうだったのか?といったところを近いうちにまた記事を共有させていただければと思っております。

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