不安のコントロール

今日から抗がん剤治療が始まった。治療の副作用とかを説明されてる時、えげつない内容ばっかで不安で押しつぶされそうやった。。。これ乗り越えて行った人強者すぎる、尊敬するほんまに。


この不安な気持ち、心に残ってると夜も眠れんし、頭も働かんで、精神衛生上よろしくない。という訳で、昨日の夜は不安をコントロールする方法について考えてみた。


まず、人間の感情は脳の「扁桃体」という所で作り出されるもので、基本的には「生存」を目的に喜怒哀楽が構成されるらしい。


例えば、目の前に蛇が出てきた時、大体の人は驚いて蛇から離れようとする。これは、「目の前に蛇がいる」という事実に対して「蛇は人間に害のある毒を持っているかもしれない」という解釈をした結果、生存を目的として「危険、驚き」という感情を扁桃体が形成し、「蛇から離れる」という行動を人間が選択した、ていう流れなんかな。


つまり、「事実⇒事実に対する解釈⇒感情形成⇒行動」というプロセスを脳は一瞬で行ってるってことなんかなぁ、知らんけど。もしそうなら脳ってすごい。(もちろん理性で動く場合もあるけど)


このプロセスが実在してると仮定するならば、感情のコントロールには2つ目の「事実に対する解釈」が効いてくる気がする。1つ目の「事実」は現実に起こっていることで、変えたりするのは不可能だから。


さっきの蛇で例えると、蛇を主食をした民族がおって、毒の抜き方も知ってる人が蛇に遭遇するとむしろ「今夜の食事や!!」という解釈となって、「喜、楽」の感情が形成されるんじゃないか。ということ。


てな訳で、「抗がん剤治療を行う上で生じる副作用」という事実を、自分の感情形成が可能な限り「喜、楽」となるように考えた結果、


「確かに、生じる副作用は辛く、苦しいものばかりで、耐えしのぐには相当エネルギーが必要となる。でも、22歳という若い時期にこの経験ができるのは将来の自分にとって相当メリットがある。この治療を通して辛さ、苦しさ耐性は他者と比較して遥かに高く身に付く。よって、普通の人には乗り越えられないような困難や壁でも、この経験をした自分なら小指ぐらいで跳ね除けれるような存在になれる可能性がある。」


という解釈に変えた。この経験は将来の自分を成長させ、楽にさせると固く信じて、しばらく頑張ってみることにする。


どんと来い、副作用。(嘘です出来る限り来ないでください)




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