抗がん剤治療18日目

病院食が美味しいと感じるまで味覚が戻った。
こうして普通の状態に戻って、抗がん剤が投与されてた時の食欲不振だった頃を振り返ると、胃のむかつき+嗅覚と味覚の異常があったのかな、と思う。

あの時は「なんでこんな病院食って美味しくないんや、、」って思ってたけど、今は逆に「病院食美味しい!全部食べても物足りん!!」って感じてる。

そして、食後のお菓子とかを結構多めに食べてしまう。

自分的に、食欲不振の時のお菓子はオッケーだけど食欲が戻ったあとも大量に食べ続けるのはあんまり良くないと思ってる。

給食のおばちゃんに、「ご飯お代わり!!」みたいな感じで頼めたらいいけど、あいにく自分は無菌管理で無菌エリアからは一歩も出れないし、そもそも栄養バランスがキッチリと管理された病院食に「お代わり」とかいう概念が存在するのかも怪しい。

なので、お菓子よりも栄養価が高いであろう、コンビニの鶏もも肉(加熱済)を差し入れしてもらった。

病院食を食べた後、まだ空腹感があればこれを食べて、筋トレをすれば腹は満たされるし筋肉もつくだろうという算段。

ただ、どんな筋トレをしたら良いのかが分からない。取り敢えず足がめちゃ細くなってるのは自覚してるから、暇な時にスクワットでもしようかなと思うけど、毎日シャワーを浴びれる訳じゃないから、汗もかきたくない。

なので、ただただ、ボーっと突っ立ってみることにした。何も考えず、頭の中を空っぽにしてひたすら直立状態を維持する。こうすれば、汗をかかずに太ももの筋肉を刺激できる。名案だと思った。

しかし10分も経たないうちに、自分がすごく暇なことをしてることに気づき、立った状態で、小さな声で発声練習をすることにした(昨日の記事)。

直立の状態で下腹部に力を入れて、外に漏れないような小さな声で発声練習していた。

すると、外に漏れて他の人に気づかれないかという冷や汗と、下腹部に力を入れ続ける普通の汗で、途端に汗だくになってしまった。

始めからスクワットしとけば良かったとすごく後悔した。

というか、第三者から見たら、病室で一人で突っ立って小さい声で歌ってる患者になるのかな。いや、外には歌を歌ってるって認識されずに、なんか独り言言ってるぐらいなのかな。そう認識されたらヤバいかな。まあそこまでは気にしなーい。

あ、病室はもちろん個室です。四人部屋でこれしてたらただの迷惑野郎。笑

明日も熱が出ず、平和な1日になりますように。

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