抗がん剤治療10日目

間違いなく人生で一番メンタルがやられてた。いや、心が死んでた。

自殺してしまう人の気持ちがよく分かりました。

なんか、何をどう考えても自分が恐れる最悪のケースが100%起こるだろうっていう心理状態やった。

そりゃ、最悪のケースも起こりうるけれども、最高のケースが起こる場合もあるし、普通のケースもあれば普通よりちょい悪なケースも起こりうる。

なのに、移植のIC受けた直後から、「自分は治らない、再発する」みたいなケースをずっと想定してしまい、オーマイガー!ってなってた。

今は普通メンタルやけど、どうやってあのどん底から立ち直ったんだ私は。誰か教えてくれ。

メンタル崩壊中に移植コーディネーターさんと話をしていた時に、

「世の中、理不尽なことばっかりよ~」

と冗談交じりで言われた時のシーンが脳裏に刻まれとる。

なんて言うんだろう。文字とかには表せない、言葉の重みと言おうか、雰囲気というか。

相手の方は何気なく仰ったと思うけど、その言葉に込められたエネルギー量が凄かった。発電できたかもしれん。

そうか、世の中は理不尽で溢れてるのか。

言われてみれば、災害や事故、絶賛流行中のウイルスも全て理不尽そのもの。誰一人幸せになんかならない。けど起こる。

しかし自分は幸いにも、22年間そういった「理不尽」を避けて生活することができた。

つまり白血病は、自分にとって初めて「理不尽」を経験するイベント。

そして、これを乗り越えられなければ、社会に出ても遅かれ早かれ他の「理不尽」によって自分は潰される。

そう。これは修業。理不尽で溢れた世の中で生き抜く為の修業。

あと、現代医療の限界を身を持って体感するイベントてもあると思う。だってめっちゃしんどいんやもーん。いくら治療のためとはいえ、ね。笑

あと、メインの看護師さんが夏休みで5日間休むって話をされたときに、ちょっと寂しいと思ってしまった。笑

思ったことを書きなぐったので繋がりがまったくない文章になってしまった。まあいいや。笑

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