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シュタイナー学園の保護者はもちろん、生徒、元生徒、学外の方にも知っておいて欲しいこと

今回は、「とめぞう版」という私のブログで公開した記事を紹介します。
(元記事は、こちら

君たちには、知っておいて欲しいことがあるんだ(6)

皆さんは、元自衛官の五ノ井里奈さんという方をご存知でしょうか。

自衛隊での性暴力被害を実名で訴え続けて、最近(2022年9月末)になってようやっと自衛隊のトップが加害があったことを認めて謝罪したという件です。

五ノ井さんが自衛隊内で声を挙げても、自衛隊の対応は以下の様子だったそうです。

「内部に残る自衛隊員から『なかったことにしようとしている』と聞きました。隠蔽です。
ここでなかったことにしたら、これから被害者がもっと増えてしまう。
セクハラをしている人は、今でも普通に隊にいて、また新しい女性隊員が入ってきた時に同じことが起こります。
それだけは阻止したい。あとは、謝罪がほしいです。
その一心で声をあげようと決意しました」

(『【後編】「セクハラを"なかったこと"にするのが許せなかった」 元女性自衛官が「性暴力」を告発した理由』 https://president.jp/articles/-/59811 より引用)

さてここで皆さんに質問です。自衛隊がより良い組織になるために、以下のどちらの選択肢をあなたは選びますか?

A:五ノ井さんのように声を挙げる人の話をきちんと共有して向き合うのが大事

B:事件も五ノ井さんの声も「なかったことにする」のが大事

私の価値観では、当然「A」を選択します。周囲の多数がどれだけ「なかったことにしよう」としても、何のゆるぎもなく「A」を選択します。

シュタイナー学園の多くの大人たちは、「B」を選択するだろうと私は推測します。実際、「B」を選択するという場面をこれまで何度となく実体験しているからです。

具体的に私がどんな実体験をしたか、簡潔に説明をしますね。

業務で嘘をつき、不祥事を起こした教職員をかばう理事会

私がシュタイナー学園の理事会に「それはおかしい」と声を挙げたのは、これが始まりです。
業務で嘘をついた教職員がいまして、これはおかしいと思った私たち(当時は〇〇さんという保護者の方も一緒に声を挙げてくださいました)は、理事会にその件について調査確認を求めたのですが、理事会の回答は「あなたには回答しない」というものでした。

実際には、理事会でもその教職員の嘘は確認できていたのですが、なぜかその教職員にはなんの対処もされませんでした。
その教職員の不祥事が発覚したときにも、なぜかその教職員はなんの処分も受けませんでした。

理事会は、嘘の理由で私を辞めさせた

前項のように、問題のある教職員に対する指摘をした後、当時学園の職員だった私は、理事会から

「あなたは業務でミスが多いので、ミスの無い人を雇って欲しいと教師会で確認した」

と言われて、辞めさせられました。
(※以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、私はこの評価自体が不当な評価だと思っています。)

 辞めさせられてしばらく後に確認できたことなのですが、実際には、教師会でそんな確認はなされていません。

 これは〇〇先生からメールで回答を得ているので、厳然たる証拠があります。

理事会は、私を辞めさせたにも関わらず、「辞めさせてはいません」との嘘を学内配布した

前項の通り、実際には私に対して「資質に問題あり」ということで辞めさせたにも関わらず、理事会は

「(とめぞうさんは)資質を理由に辞めさせられたと訴えていますが、これは事実ではありません」

と明らかな嘘を掲載した文書を学内全体に配布しました。
この文書は、学内配布されたので実際目にしている方が多いかと思います。

上記3点について「問題がある」と声を挙げ続けたが、理事会も保護者も声を挙げる機会を徹底的につぶした


この3点目は、シュタイナー学園保護者の皆さんも実体験としてよくよくご存知かと思います。

私が声を挙げていることについて、理事会がまともに向き合うことは一切ありません。
唯一声を挙げることができる場であったささえる会(保護者会のようなもの)では、何度声を挙げても元理事、現理事とささえる会役員(保護者)が私の意見の共有を拒み、それでも声を挙げることを私がやめなかったので、大多数の保護者とともに、ささえる会という場自体をなくしました。

これらの事実について、シュタイナー学園の保護者の皆さんが内心どう思うかわかりませんが、おそらく大して何とも思われないのだろうと思います。

しかし私から見ると、いずれも卑怯極まりない行為で、どんな背景があろうとも許容できるものではありません。

組織内で圧倒的な権力を持っている側が明らかな嘘をついたにも関わらず、本当のことを言っている一個人に対して「彼は嘘をついている」と広く組織内に知らしめて、しかも反論の機会は一切与えないわけです。
それでも声を挙げることを諦めない一個人に対して、今度は声を挙げる場を徹底的につぶしたわけです。


ですから、私の実体験に基づくのであれば、先に挙げた問いかけの答えとしてシュタイナー学園の多くの大人たちが選ぶのは、

 B:事件も五ノ井さんの声も「なかったことにする」のが大事

に違いないと私は思うわけです。


そんなわけで、私は組織外、つまりインターネット上でシュタイナー学園の問題を訴え続けている次第です。

文頭で紹介した五ノ井さんの訴えについて書かれた記事ですが、最後はこう締めくくられています。

 五ノ井さんの悲痛な思いは、自衛隊員たちに響いているのだろうか。

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