2023年ベストコンテンツ

◆プロレス
＊1月1日開催
ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2023
グレート・ムタvsSHINSUKE NAKAMURA
https://www.noah.co.jp/thenewyear_2023/

あまり他団体には選手を派遣しないWWEだが、オーナーのビンス・マクマホンが失脚中に組まれた奇跡のカード。ムタが毒霧を吹こうとした瞬間、中邑がムタに口づけをし毒霧を吸い取り逆に噴射する。もう入場から退場まで芸術性が高く、終わったあと武道館に拍手が鳴り止まなかった試合である。そして心の底から「ありがとう」と思った。

＊1月4日開催
アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ～闘魂よ、永遠に～
ケニー・オメガvsウィル・オスプレイ
https://www.njpw.co.jp/tornament/375143?showResult=1

ドームのセミだったが、この試合が一番インパクトに残った。ケニーによる怒涛の攻めでオスプレイがしっちゃかめっちゃかにやられ、世界的にも強烈なインパクトを残した試合である。後にオスプレイはカナダや母国イギリスでも試合をしたが、どう考えても世界的なプロレスMVPはオスプレイだと思っている。

＊6月25日開催
STARDOM SUNSHINE 2023
Queen’s Quest vs 大江戸隊全面戦争 ケージマッチ ルーザー・リーブ・ユニットルール
https://wwr-stardom.com/news/20230625yoyogi/

ふとしたことから急にギスギスしはじめたタッグパートナーの詩美と上谷。そこに大江戸隊の挑発に乗り、金網マッチにてエスケープしていきどちらか最後まで残った選手がユニット強制脱退する、というものを賭けたユニット抗争マッチ。

先にエスケープした上谷がもしかすると詩美を裏切るかも……というところで、やっぱり詩美を助けてQueen’s Questが勝利。マイクも含めて尊いシーンが見られ、「これでいいのだ」と思った試合だった。

ちなみに今年のスターダムは4月23日の横浜アリーナ大会を成功するなど今年前半はめちゃくちゃ絶好調だったが、後半、ケガ人が続出、また運営のぐだぐだっぷりが露呈され未曾有の危機だった。12月29日の両国大会はとても良かったので（メインでいきなり停まったPPVはともかく）、来年にまた盛り上がりたい。

◆格闘技
＊7月25日開催
WBC・WBO世界スーパー・バンタム級タイトルマッチ
スティーブン・フルトンvs井上尚弥
https://ohashi-gym.tstar.jp/event/2307svs/

つい先日の12月26日には、見事2団体王者のマーロン・タパレスを倒し、4団体統一王者となった井上尚弥。こちらの試合も面白かったのだが、どちらかというと転級して即タイトルマッチに挑戦したフルトン戦のほうが印象深い。

7Rにわざとフルトンを前に出させたところで調子に乗らせ、8Rにそれを逆手に取り前に出てきたところを仕留めてKO勝利。まさに罠を張った知略の勝利でもある。聞かされたとき末恐ろしいと思った。

来年5月には、「噂されている人」と戦うと言われている。もしかすると日本人に嫌われている悪童・ネリかもしれない。

◆ラジオ
＊2月18日
さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ／TBS
https://www.tbsradio.jp/saraba/

この放送の裏番組が『電気グルーヴのオールナイトニッポン』だったこともあって、それを逆手に取り、東ブクロが歌う電気グルーヴ「Shangri-La」の替え歌を30分間流すという放送。しかも、その替え歌の歌詞がほとんど下ネタだったので、いい意味で気が狂っていた放送だった。

＊9月13日
神田伯山のオールナイトニッポン／ニッポン放送
https://www.allnightnippon.com/radiostar2023/#kandahakuzan

普段はTBSラジオで毎週金曜日21時30分に『問わず語りの神田伯山』を放送しているが、「オールナイトニッポン」としてニッポン放送で放送された特別版。笑い屋のシゲフジくんも含め、スタッフや内容はほとんどTBSのラジオと変わらなかったが、2時間生放送に渡って伯山先生の毒舌が冴えわたっていた。とくに、とあるテーマパークに行ったとき福永法源を思い出した話が秀逸である。

◆バラエティ
＊10月15日
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！／日本テレビ
https://www.ntv.co.jp/gaki/articles/3302xajnb0gi8mvimpu3.html

「憧れが止まらない タイムスリッパーコンテスト」の回。

企画に出演したFUJIWARA・藤本の不祥事によって、お蔵入りされる可能性もあったが、なんとか放送された。T-1000役の外国人俳優がとにかく芸人たちをハチャメチャにかき回して、ぶっちゃけ芸人よりも面白かった。

＊1月25日　＊11月8日・15日
水曜日のダウンタウン／TBS　
https://www.tbs.co.jp/suiyobinodowntown/

「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」の回。

通称「名探偵津田」と言われる回である。普段見てない番組なのだが、なんだかすこぶる評判がよく、ようやく1月の放送を秋にTVerで見て、11月の放送をリアルタイムで見た。

ミステリードラマあるあるをダイアン・津田がイヤイヤながらも解決していき、突然ピンとひらめいたときの津田の表情・リアクションも含め大変面白かった。そして悲しいことに初回でディレクター・助手役を担当していた女優さんが亡くなった。とても美人な方だったので非常に残念である。

◆ドラマ
＊5月4日配信開始
サンクチュアリ -聖域-／Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/81144910

Netflixで配信された日本のオリジナルドラマ。不良が力士になって成り上がっていくストーリーなのだが、まったく言うことを聞かない主人公の成長物語の他、相撲を扱う新聞社運動部の女性記者の視点、他部屋の横綱の事情、タニマチと呼ばれるスポンサーとの関係、そして女性関係など複雑に絡み合って純粋に面白かった。なんだか第2期がありそうなところで終わったので、続編に期待したい。

◆映画
＊8月25日公開
春に散る／GAGA
https://gaga.ne.jp/harunichiru/

横浜流星・佐藤浩市ダブル主演のボクシング映画である。病気に冒されたボクシングトレーナー役を佐藤浩市、名を馳せたいプロボクサー役を横浜流星が担当する。ライバルボクサーに窪田正孝、他トレーナーに片岡鶴太郎、哀川翔、そしてヒロイン役に橋本環奈など脇役も豪華。ボクシングシーンも迫力があってかっこよかった。

◆小説
＊8月30日発売
近畿地方のある場所について／背筋
https://www.kadokawa.co.jp/product/322304000496/

もともとはWEB小説として有名になった小説が書籍化。タイトルどおり、近畿地方のある場所一帯で発生する怪奇現象を多角的に追ったフェイクドキュメンタリー風の小説。怪談風に語ったり、ドキュメント風に語ったり、または5ch風の掲示板で記載されていたりと、構成が見事だった。

◆ニュース
＊1月21日
UFO似の雲が話題、トルコ　巨大な円形重なる
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea90a3d945baef8dd274f177d3e6a9e4ece0d347

トルコで発生した珍しい気象現象。「レンズ雲」と呼ばれる現象だが、色合いも含めてどうしても女性器に見えてしまった。大地の女神・ガイアが空を鏡にして見せたヌードだと思いたい。

◆家電
＊6月15日発売
COSORI LITE 2L ミニノンフライヤー／VeSync
https://vesync.jp/products/cosori-lite-2l-mini-airfryer

ノンフライヤーを取り扱った記事をひょんなことから読み、急に欲しくなって即購入した。ほぼ毎日活用し、晩酌を始めるきっかけとなった調理家電でもある。カレーパンや天ぷらなどの揚げ物も温めなおし機能で揚げたてのようなカリカリになるし、なによりも油調理が必要な冷凍からあげや冷凍コロッケ、フライドポテトもヘルシーに美味しく仕上げることができる。

◆フード
2022年12月12日開店
とんかつ「そら」／荻窪
https://www.tonkatsu555.com/

荻窪の駅前に店を構えている。柔らかく甘みがある「香り豚」で作るとんかつは、ソースじゃなくて塩で食べるのがオススメ。そこまで高くなくリーズナブルに食べられるランチタイムもオススメ。お酒や前菜にもこだわっているようなので、今度は夜に食べたい。

◆音楽
＊4月19日発売
秘密♡Melody／小倉唯
https://www.youtube.com/watch?v=tKFc_bkemdo

アニメ『私の百合はお仕事です!』の主題歌。甘めな衣装とダンスがすこぶるかわいいという、もはやニヤニヤが止まらないPVでもある。ちなみにこのアニメ「わたゆり」は、計算したあざとさで外面がいいというキャラなので、小倉唯ちゃんにぴったりでもある。

◆コミック
＊6月1日掲載開始
老境博徒伝SOGA／三好智樹 瀬戸義明 原作：森橋ビンゴ 協力：福本伸行
https://kinma.takeshobo.co.jp/kindai/

福本伸行の『天』に出てきたキャラクター・曽我三威のスピンオフ漫画。老人ホームに入居した曽我を中心とした老人ホーム生活を面白おかしく描いたマンガである。近代麻雀に連載されているので、ちゃんと麻雀要素もある。そもそも最近の福本マンガはスピンオフのほうが面白いってどういう状況なのだ。

◆アニメ
＊2月5日放送開始
ひろがるスカイ！プリキュア／東映アニメーション
https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/

放送前に「男の子もプリキュア」ということで話題になったプリキュア。主人公のソラとましろの尊さも大変良いが、最強の保育士を目指すあげはもギャルなのに高そうなクルマに乗っているのもポイント。今まで、そこまでプリキュアを見ることはなかったが、今回は一年通して見ている。

◆ゲーム
＊3月24日発売
BIOHAZARD RE:4／CAPCOM
https://www.residentevil.com/re4/ja-jp/

2005年に発売されたオリジナル版でも評価が高かった「4」を、現代風アクションゲームとしてリメイク。ゲームシステムも然ることながら、アシュリーやエイダの女性キャラクターも魅力的に描かれている。また、エイダが操作できるダウンロードコンテンツも面白かったし、VR2モードも無料で搭載さ、至れり尽くせりのゲームとなっている。

■総評
5月より新型コロナウィルスが5類となり、マスク着用は個人判断という世の中になった。収まったのかどうかはよくわかってないが、すっかり感染者数推移のニュースも報じられなくなり、なんだかようやく2019年以前にもどったような感じである。

今年は大した活動もしてなかったが、プロレス観戦は結構見に行った。ムタ中邑の武道館、1.4東京ドーム、武藤引退ドーム興行、新日本STRONG後楽園興行、スターダム横浜アリーナ、ALL TOGETHER興行など目立った大会は見に行けたと思う。

9月に行われたブシロードの株主総会では、株主として質問することも出来た（議事録にも掲載された）。来年からは、棚橋弘至が新日本プロレスの社長となり、辣腕を振るってくれるはず。大いに期待したい。

11月には実家に戻って『ゴジラマイナスワン』を父親と鑑賞した。小学生のころにこうして連れてってもらったな、本当はオレの息子と来たかったのかな、もしかするとこれが最後の一緒の鑑賞かもと思うと、なんだか上映前に涙を流してしまった。

2024年の目標としては、吉祥寺から草津温泉へと直通バスが開通したようなので、草津温泉へと行ってみたい。さらには旅行しやすい世の中になったと思うので、名古屋か福岡に行きたいところだ。STARDOMのビッグマッチとともに遠征しようか考え中だ。

またmixiで活動してきた麻雀オフ会も久々に検討している。そして新宿に大型のポーカーアミューズメントパークができるという。テキサスホールデムポーカーは少しずつ勉強しているので、一回くらいは行ってみたい。

来年からは新NISAが開始されるので、より「投資」に注目されると思う。今年から少しずつではあるが投資信託も初めたので、月々数万円の投資を行いたい。

物欲面ではもはや数年言っているが、ゲーミングPCの購入である。とくに『Steam Deck OLED』が欲しいのだが、来年のPS5も激アツな注目ソフトの発売が続くので、まだまだ先になりそう。ゲーミングPCと言えば、開催延期が発表されたが「C4 LANパーティ」も気になっている。

なによりもボードゲーム製作やサイト製作など、とにかく「作る・表現する」ということを中心とした目標とし、2024年を過ごしたいものだ。