「PS5 - THE FUTURE OF GAMING SHOW」所感

◆PlayStation 5

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初代PS1こそグレーの色合いだったが、PSの据え置きハードと言えば、PS2・PS3・PS4と黒が基調となっていたカラーリングだった。

先に白と黒のツートンカラーのコントローラが公開されていたので、ある程度カラーリングは予想できていたが、PS5は外側が白を基調としたスタイリッシュ家電のようなデザインになっていた。

紹介されたときは縦置きになっており、側面がフラットではないので「横置き(テレビラック勢)完全否定か!」と思ったのだが、一瞬だけ映ったスタンドで横置きにしている様子も映し出され、横置き勢も一安心だ。

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また、プレイステーションの据え置き機としては初めてのディスクドライブ非実装の「Digital Edition」も発表された。最近ではDL版を購入するユーザーも多く、実際自分も新作以外はセールになったDL版を購入するようになった。値段の差はどれくらいつくかわからないが、ディスクレス版を積極的に購入する人もいそうだ。

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以下は気になったゲームを紹介する。


◆Marvel's Spider-Man: Miles Morales
前作では物語の終盤にマイルズの能力開花のエピソードを入れて続編の主人公を示唆されていたが、その期待に応えたのか、しっかり「マイルズ」の名前を冠した続編になった。どうやらスタンドアロンの拡張DLCの位置づけらしい。

PS4とPS5の比較動画として『Marvel's Spider-Man』でのファストトラベルの速さが話題になったが、PS5の作りはこういったローディング中の在り方が、もっとも顕著に現れそうだ。


◆Ratchet & Clank: Rift Apart
最初は「グラフィックが綺麗なよくある3Dアクションゲーム」と思ったが、地味にびびったシーンがあった。それがワープしたときの映像だ。

こういうときの従来のゲームは、ワープゾーンに入る→直接的なローディング画面かもしくはそのようなシーンに切り替わる→新マップが表示されるという形が多かった。しかし、これはワープゾーンに入った瞬間から新マップのグラフィックの一部が表示され続け、一瞬で新マップが表示されたのだ。

つまり「ローディング画面が無くなることで発生する没入感」に繋がるのだ。PS5はこういう「速度」が売りになると思うのだが、なかなか一般人には訴求しづらいポイントだと思う。


◆Horizon Forbidden West
2017に発売されたオープンワールドアクションゲーム『Horizon Zero Dawn』の続編が発表された。「Zero Dawn」の大型DLCでは、本編の北部が拡張されたが、今回PS5で発売される「Forbidden West」は西部でのストーリーになるようだ。

水中に潜ることができるアクションが加わり、マンモス型などの新たな機械獣も出てくる。このソフトがロンチソフトになるのかどうかわからないが、おそらく『Horizon Zero Dawn』はPS5でも向上したグラフィックでプレイできると思うので、発売日が決まったらあらためて復習したい。


◆グランツーリスモ7
PS4の『グランツーリスモスポーツ』はeスポーツのタイトルとしても選ばれ競技性が高いゲームとなっていたが、新作は待望のナンバリングシリーズだけあってキャンペーンモードが充実。ようやく、レースゲームではない「カーライフシミュレータ」というジャンルが戻ってきた。シングルでも楽しくプレイできるようなシステム・モードであってほしい。


◆グランド・セフト・オート5
発表会のトップバッターは『グランド・セフト・オート5』(GTA5)のPS5対応だった。発売当初はPS3のソフトなので、これで3世代にわたって『GTA5』がプレイできることになる。

個人的には『レッド・デッド・リデンプション』のPS5リマスターに期待したのだが、それより現在制作中と言われる、PS5の性能を存分に活かしたGTAの続編に期待したい。


他にも「ソウルライク」というジャンルが確立される程、昨今流行している"死にゲー"の原点『Demon's Souls』がリメイク決定した。そして、雰囲気的に「4」の最初の村っぽいイメージがあり、シリーズの「8」になる『バイオハザード ヴィレッジ』が発表された。

さらにスクウェア・エニックスのルミナスエンジンで開発した「Project Athia」や、東京が舞台の超能力アクション『Ghostwire: Tokyo』などのゲームも面白そうだった。


1時間以上にも及ぶソフト発表トレーラーにて、どのタイトルがロンチソフトになるか気になってくるが、すでにPS4ソフトの互換は確定しており、中にはより機能が向上する「エンハンスド」対応になるので、たとえロンチソフトに魅力がなければPS4の名作をプレイすればよい。

本体のデザインも発表され、残すは発売日と価格である。個人的には11月ごろに発売、価格はディスクレス版が59990円(税抜)、ディスクあり版が69990円(税抜)と予想している。

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