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死後の世界 (アフターデス) 8 あわてもん君 天国日記2 

   あわてもん君-2 

その時、遠くで光る赤い閃光に気がつきました。あわてもん君の目が見たわけじゃありません。耳が音を聞いたわけでもありません。まして線香花火じゃあるまいし、匂いがしたわけでもありません。

なんたって周囲に何もないので、遠くまで良く見えるみたいです。地球から空を見るくらい離れているのですが。
あわてもん君が(あれはなんだろう?)と思う間もなく、あわてもん君は、赤い光源が光っていた建物の前に立っていました。

そこは大きな病院でした。漢字で書いてあるのですが、読めないのです。
それもそのはず、もう000じゃないからです。その理由は「アフターデス・ラスト」までに徐々に解き明かされます。単純な理由じゃありません。
未来科学の常識を覆すマイ説です。
でもあわてもん君にとって、なんだか、懐かしさを感じる建物です。

(わあなんだか、ミルクの匂いがするぞ。あれ、違ったかな❓消毒の匂いみたいだ)
でも、あわてもん君はいつのまにか「病室」と思われる小部屋に入っていました。
そして目をこらすと、なんと、あわてもん君はベットに横たわっているじゃありませんか。
次、木曜日予定。


室予報はカテ




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