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奇跡のシンデレラ まさかシンデレラか!

履歴書を送った外資の会社から返事がないので、たまりかねて電話して出てきた管理のおじさんらしき人と漫才やってしまいましたが、私は諦めがいい方です。
「じゃあ、いいです。要するに私は落ちたのですね。はい、さよなら。お世話様でした」と電話を切ろ楼としたら
「ちょっと待って、」と言われました。

「確か、今日、総務の娘が、結婚するので辞めたい、と申しっ出があった、と聞いたような気がする。ちょっと待ちなさい」
命令調だったから、思わず、
「はい」と答えた。社長も副社長も欧米の人だったから、何を偉そうに、、。募集は「営業事務」だったはず私。総務の社員募集に応募しなさいとでも、、?

数分後、おじさん、再々登場です。

「おまたせしてすまない。やっぱりそうだった。受付の女性が結婚退職したい、と今朝、申し出があったそうだ。あなたね代わりに入社できるかい?、あすにでも来社して入社書類にサインできますか>」

思わぬ雲行きに驚いた私。

「はっ、ははい、、。」
そのころ、「受付嬢」は花形だった。背が160センチくらいあるのにさらに10センチのらいのヒールをはいてかっぽする才媛美女。英語はぺらぺらたろう。

こちらは150センチ。転ぶのこわいから、ぺったんこ靴。英語力はご存知、中の下。

これは、シンデレラ物語なのか? 灰被り姫物語なのか?
単に誇り被り娘の妄想なのか?

第一話の「奇跡のシンデレラ」は長かったですが、二話から五話までは
突然奇跡のシンデレラストーリーになります。一社で終わる奇跡の就活でしたから、、。


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