思い出 友達との旅行を捻じ曲げて約270km移動して2日間で3回学園天国を見た話。
すごくまとまりのない、去年の夏の思い出話です。
私の友達は中学からの同級生で、
大学生になって数年ぶりに連絡をとったら白血病で入院していた。
2020年、その治療が終了したというので、旅行に行きたいと言った。
当時、異様なほどのフッ軽であった私は、その子とハウステンボスに行く事にした。
緊急事態宣言が明け、GoToトラベルが始まった夏の話である。
私は旅の計画をする事も好きだったので、日程を決めホテルを検討し、すべて手配した。
JALのパッケージだった。
コロナでお客さんが減っていたらしく、お得なクーポンとかついていた。
ハウステンボスを選んだ理由は、その友達が「浮かれた場所で浮かれた格好をしたい」と言ったからである。
友達はハーフツインにしてふわふわな量産型オタクの女の子の服を、
私は楽天のセールで買ったロングスカートのロリータ服を着て、へらへらするのである。
私は飛行機の時間もすべて吟味し旅の計画をした。
1泊2日でハウステンボスへ行った後、私は空港から座間へ向かう予定だった。
推し(すゑ)の営業が座間であるので、チケットを取っていたからである。
1か月以上前から計画を練っていたように思う。
私は、JALからメールが来た事に気づくのが遅れた。
そのメールの内容とは、コロナの影響で飛行機が減便になり、別の便に振り替えになったというものである。
振り替えられた便では、座間の営業にどう頑張っても間に合わない。
それに気づいたのは、出発の10日前だった。
私は仕事が少々忙しく、少々気が狂っていた。
8月はただでさえ、ルミネ地獄変が当日中止になったり、
別の営業のチケットを取っていたのだが、仕事で行けなかった事もあった。
(家族が見に行ってくれた。)
ストレスがたまりにたまった金曜日の出来事だった。
座間の出番が見れないかもしれない、と気づいた時、
私はすゑの出番が見れないとしんでしまう、と思った。
友達とハウステンボスに行っても、悲しい顔をし続ける自信があった。
完全に精神の均衡を、すゑを見る予定に依存していた。
私は急遽、旅行の行先を変えた。
1か月くらい計画したのを、ものの2時間くらいで。
行く先は伊勢である。
なぜなら座間の営業の前日、すゑは伊勢で営業が2ステあったからだ。
私はチケットを即取った。
なぜなら、ゑを見ないとしにそうだったから。
旅へ出るならゑのいる所じゃないと意味がないと思った。
すぐに友達へ電話したら、意味が分からないながらも私の勢いにおされて変更を了承してくれた。
浮かれた格好ができるならどこでも良いらしい。
こうして私は謎のロリータめいたワンピースを着て、シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢へ下り立った。
1ステ目学園天国。
(余談だが、すごく広いホールに全然お客さんが入っておらず明らかにスカスカだったのだが、
みしまさん「満員御礼!」なんじょうさん「ちょうどやりやすい! 」って言ってて、絶対ネガティブな事言わなかったの好きだった。)
2ステ目学園天国。
(余談だが、なんじょうさんが「1回目も見たよ~って方?」と聞いたあとに、1ステ目とまったくおんなじ振りを始めたから、私の頭がおかしくなったか、世界線がループしてるのかと思った。)
この後志摩へ移動して1泊して、午前中にチェックアウトして関東へ帰り、私は座間へ行った。
そこでのネタも学園天国だった。
(余談だが、2日間で3回目の学園天国はもう特に記憶が無い)。
これが、約270kmを移動して、2日間で3回学園天国を見た話である。
ちなみに言っておきたいが、私は学園天国のネタが好きである。
あと、すゑは連続する出番の時に、同じネタをかける事はほとんどない。(少なくとも大宮、幕張では)
営業で広い会場、普段はお笑いを見慣れないお客さんが多いという事で、たぶん分かりやすいネタをチョイスしたんじゃないかな?
私の奇行の記録である。
私はあの夏、変でした。
ちなみに友達と宿泊した志摩地中海村は、インスタで見る以上に素敵なところだった。
最高でした。
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