230709 『マスターオブスキル』感想

(ぼちぼち上映が終わっているようなので、ネタバレを含みますが当日書いた日記を上げます)

今日は、『マスターオブスキル』を観に行ったよ

私は最近にじさんじの甲斐田晴さん(以下、甲斐田)のファンで、

この中国アニメ映画の日本語吹き替え版声優として起用されたからだ!

正直、大好きな甲斐田の声が映画館のスピーカーで聞けるなんてさいこ〜❤️というクソオタクな気持ちで行ったのだが、

良いストーリーでびしゃびしゃに泣いた

途中から鼻がずびすびになってちょっと恥ずかしかった

私はあんま日本のアニメとか詳しくないけど、王道の熱いストーリーだった

私は甲斐田の役をなぜか敵チームの登場人物だと思っていたのだが(登場人物紹介の記載を読み間違えたのだろう)、味方チームのすごい良い役どころであった

すごい錚々たる顔ぶれの声優さんたちの中に甲斐田がいて、最初の方はちょっとしゃべりに違和感あったけど、後半は全然気にならずに普通にそのキャラクターの声として聞けた

ちなみにシェリンさんは冒頭から終わりまでかなり喋ってる すごい

これはeスポーツの物語なので、その登場人物をオンラインゲーム上の名前で暗無天日(あんむてんじつ。以下、あむむん)と呼ぶ。

めっちゃ個人的な感想(ものすごくネタバレを含みます)

最近、職場でチームのリーダーとなったので、「チームってなんだろう?」と考えることがある。

リーダーといっても、チームは私ともう1人だけど。

でも、チームワークが無きゃうまくいかないし、チームワークがあれば今できていることがもっと出来るようになると思う。

実力はあるのにチームでの連携が足枷となり、鼻っ柱を折られた状態で登場するのがあむむん(※勝手に脳内でつけたあだ名。本当は暗無天日。)である。

彼は前のチームを、「承認欲求が強すぎる」とかいうあまりにストレートな評価を下されて追い出されており、自分の実力を証明しようと躍起になって主人公の前に現れる。

甲斐田が演じているからかもしれないが、あむむんはプライドがこじれているだけで、根は素直そうな良い子である。

主人公はあむむんをチームに引き入れるが、やはりチームワークがネックになって、あむむんのせいで負けてしまう展開になる。

この時のあむむんの拗ね方みたいのが、「わかる〜……」という感じで刺さってしまった。

自分が悪くて人から責められるだろうと思いすぎて、「どうせ私が悪いんでしょ!」的なことを言っちゃうタイプなのだ、あむむんは。

そしてチームを出ていってしまう。

でもさぁ、主人公のチームは事情により人が足りなくて、あむむんは絶対に欠けてはならないチームメイトなのだ。

だから、主人公は待ってくれる。

あむむんとUFOキャッチャーするし、ランニングもする。

あむむんはランニングもぜんぜん主人公に追いつけていないのだが、負けはやっぱり全然認められないタイプ。

こういう子、自己肯定感が低すぎて「負け=自分は無価値」みたいに思ってしまうから、負けを認められないのかもね。


本人は「どうせ僕なんて…」と思って口では「もう試合に出ない!」みたいな事を言うけれども、主人公はリーダーとして、チームの6人目のメンバーはあむむん以外はいないと思っている。

なんかここのジレンマみたいなものを、自分の現実と重ねて勝手に感じてしまった。

あなたがいなくちゃチームは勝てない!って言いたいけれど、でもあむむん自身が自分の事を信じられていないから、その声って届かないんだよなぁ……

でも映画自体は最後のキャプテン同士の戦いに主軸を置いてるっぽくて、そこに至るまでは結構サクサク進むので、あんまあむむんがなぜ6人目として自信を持つに至ったのか、決定的な要因みたいのはなかった気がする


個人的には、最後の試合の時やっぱりあむむんは現れなくて、どこにいるかっていうとトイレの個室に座り込んで、外にいる人の噂を聞いてるとこヒョエ〜ってなった

メンタルやられてる時に全く同じ行動してた事あるので……

っていうか私は会場のトイレにいるのかと思ってたけど、来るまで結構時間かかってたから別の場所のトイレにいたんかな……

彼のメンタルを思うと辛すぎる……だって会場行くのも勇気いるよなぁ

そのあと水で顔洗って、髪をピチッとしたけど登場シーンで元の髪型に戻っててちょっと笑ってしまった

強いくせ毛なんやね……


なんか良かったよ、刺さったよあむむん……

甲斐田をキャスティングしてくださった方に圧倒的感謝……

だって甲斐田が出てなかったら見ることなかったと思うもの

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