映画『夜のまにまに』を鑑賞
(2023.12.29 )
嫁さんと一緒に第七藝術劇場にて、磯部鉄平監督作品・映画『夜のまにまに』を鑑賞してきました。
『コーンフレーク』『凪の憂鬱』でもそうだけど、磯部さんと脚本の永井さんとのコンビ作品は、映像もストーリーもとても可愛いし、良い意味で大阪らしくないというか、大阪という街を訪れたことがない人からすると「これが大阪？」と思わせる。
大阪城以外のランドマークは映ってなかったんじゃないかな。大阪の綺麗なところをうまく切り取っている作品です。
まあ映画としては逆も然り(コテコテの大阪が全面の)だから、これはこれで十分成立していると言える。
カンテ・グランデも行きたくなったなあー。
ウルフルズ好きやから、一度は行きたかったけど、未だ店の前しか通ったことない・・
それとナナゲイで映画を観るのは今回が初めてだけど、何かしらここに思い入れのある人にとっては、凄くキーになる場所なので、ロケ地を連想するだけでもとても楽しめると思います。
作品の内容としては、夜から朝への時間の経過に並行する形で若者の孤独や不安、繊細さ、そして未来への希望を丁寧に表現した作品でした。
若い頃に想う、何においても不安定な時期を過ごしてきた人にとっては凄く共感できる作品だと思います。
加部亜門くんの演技も可愛かったし、山本奈衣瑠さんもちょっと難しい役柄ながら魅力的な演技でした。
そんなどちらかと言えばシュッとしてるメインキャストの脇を固めるのが、関西にゆかりの３人でこの日登壇された川本三吉さん、辻凪子さん、永瀬未留さん。
それぞれが作品の中で絶妙なスパイスとなっていて作品に濃淡をつけいてる印象でした。
大ファンの辻凪子さん。ますます『大阪の姐ちゃん』ぶりに磨きがかかってきています。
エンドロールに流れる曲、『朝までのブルース』もとてもカッコよくて、久々に原付き乗りたいと思わせてくれました。
『夜のまにまに。』は今回、大阪での先行上映で、今後東京を中心に全国での上映を予定しているそうです。
また関西で、ナナゲイで観れることを楽しみにしたいと思います。
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