思い出のスプリンターズステークス 1990

G1に昇格して初めてのスプリンターズステークス。中央競馬史上初の1200mのG1がどのようなレースになるか注目でした。

当時のスプリンターズステークスは有馬記念の前の週、つまり今の朝日杯フューチュリティステークスの週の開催でした。

人気は単枠指定の2頭◎パッシングショットと▲バンブーメモリーに集まりました。

いよいよ緊張のスタートで事件発生。
大きく出遅れた2頭がダイナレターと更に大きく出遅れたパッシングショット。パッシングショットの楠騎手はきっと慣れないG1の一番人気へのプレッシャーがあったのだと思います。

ペースは、ダイワダグラス、ナルシスノワール、ミリオンセンプー、ダイタクヘリオス等が競るハイペース。バンブーメモリーは後方、パッシングショットは以前離れた最後方で最後の直線。
ナルシスノワールが先頭で粘る中かわして先頭にたったのがルイテイト、更にそれをかわしたのが武豊騎乗のバンブーメモリーでした。慣れない1200がどうかと思いましたがなんのなんの、あっさり抜け出しました。そしてさすが千両役者武豊騎手でした。
2着は柴田善臣騎手の○ルイテイト、3着には追い込んだ加藤和宏騎手のリンドホシが上がり、人気のパッシングショットは8着まででした。

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