思い出のクイーンカップ 1990

この年の一番人気は朝日杯3歳ステークス2着の◎サクラサエズリ。同じ東京競馬場の京成杯3歳ステークスも勝っており当然の圧倒的一番人気。ただ鞍上がそれまで継続騎乗だった木藤隆行騎手から境勝太郎厩舎のエース小島太騎手に乗り替わり。
二番人気は重賞2着の○タカラスマイル。姉にタカラスチール、タカラフラッシュがいる良血でした。
三番人気は重賞3着の△フェザーマイハット。おばにダイナカール、つまり後のいとこにエアグルーヴがいる良血でした。
四番人気は▲スイートミトゥーナ。ミスターシービーの初年度産駒でシンボリルドルフと同じシンボリ牧場生産。そしてお父さんと同じ松山康久厩舎所属でした。三冠馬2頭に縁のある、これまた良血でした。

レースは当然の如くサクラサエズリの逃げ。しかし最後の直線脚色が鈍り、二番手の津留千彰騎手のフィリーズベストが並びかけると粘り切れません。いち早く来たのはフェザーマイハットでしたがフィリーズベストを捉えきれず、代わりに上がって来たのが岡部幸雄騎手のスイートミトゥーナ。父譲りの末脚を披露するとそのまま後続の追い上げを封じて1着。2着は最後追い込んだ大崎昭一騎手のタカラスマイル。3着は粘ったフィリーズベストでした。

スイートミトゥーナは関東の有力馬の一頭として壁の分厚い関西勢に挑むのでした。

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