思い出のダイヤモンドステークス 1990

この年の一番人気はステイヤーズステークス→ダイヤモンドステークス→ステイヤーズステークスと関東の長距離重賞三連勝中の◎スルーオダイナ。ハンデは最近見ない61キロ。しかし私の記憶に間違いなければ単枠指定されました。ハンデ戦で単枠指定ってって嘲笑してましたが、小柄なスルーちゃんにこれ以上背負わせるのはかわいそうですもんね。難しいものです。

以下、✕ハッピーシャトー、△オンワードフォコン、▲ベルクラウン、○ローランシンガーと続きました。

レースは予想通りベルクラウンの逃げで始まり、スルーオダイナは二番手、ローランシンガー、ハッピーシャトー、オンワードフォコンは後方グループでした。
淡々と進み徐々に隊列が短くなりますが、以前中舘英二騎手のベルクラウンは先頭、岡部幸雄騎手のスルーオダイナは二番手をガッチリキープ。
しかし最後の直線では粘るベルクラウンをスルーオダイナが交わして先頭。粘るベルクラウンに襲いかかったのが田村正光騎手のオンワードフォコンでした。最後はベルクラウンを交わして2着でした。

スルーオダイナはこれで関東の長距離重賞4連勝。後にもっとすごいやつが現れましたがそれでも大記録です。

追伸
スルーオダイナを管理されていた矢野進調教師の訃報を聞きました。
矢野進調教師といえばダイナアクトレス、その母のモデルスポート、息子のステージチャンプ、孫のスクリーンヒーローも確かそうでした。他にもギャロップダイナ、ブロードマインド等様々な舞台で活躍した馬が多かったです。

この場を借りましてご冥福をお祈り申し上げます。

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