スプレッドシートの便利機能

2020年7月18日 14:55

こんにちはトマトです。

1年くらい前から株式投資を始めています。
SBI証券を使っていますが、米国は別ページを開かないと購入した株情報が見えません。
私は米国と日本の株を購入しているので、できることなら１ページで見たいです。

そんな不満から、スプレッドシートを利用して１ページで銘柄・株価を見えるようにした方法を紹介したいと思います。
※最後に私の作ったスプレッドシートのサンプルを用意しています。
長いと思った人は、5.参考資料からサンプルを参照してください。

１．HPを参照するためのHyperLink関数

・関数説明
指定した文字列に飛ぶ（リンク）ことができます。

・構文
HyperLink(URL, [リンクラベル])

・例文
HyperLink("http://www.google.com/", "Google")
これでgoogleのHPに飛べます。

・実際の使い方
私はA列に銘柄をて手入力し、HPや株価を表示していますので、この先A列参照が続きます。
BloombergのHPに飛び、目的の銘柄を開く例です。ラベルは★で統一しています。
=hyperlink("https://www.bloomberg.co.jp/quote/"&A6&":US","★")

２．便利なGoogleFinance関数

・関数説明
米国の現在や過去の証券情報が取得できます。
※日本の証券情報は取得できません。

・構文
GoogleFinance(銘柄, [属性], [開始日], [終了日|日数], [間隔])
[]は省略可能です。

・例文
GoogleFinance("AAPL", "NAME")
GoogleFinance("AAPL", "PRICE")
これでアップルの名前（NAME）と株価（PRICE）が取得できます。

・実際の使い方①
関数から銘柄の名前を取ります。
=GoogleFinance(A6,"name")

・実際の使い方②
関数から銘柄の株価を取ります。
=GoogleFinance(A6,"price")

３．何でも取れるImportXML関数

・関数説明
XML、HTMLなど様々な種類の構造化データからデータを取得できます。
GoogleFinanceでは日本株の情報が取得できないので、ImportXMLを使って日本株の情報を取得します。
ただし、便利な反面、利用には注意が必要です。Yahooは禁止しているので、Yahooには使わないでください。スクレイピングのキーワードで検索してください。

・構文
ImportXML(URL, XPath クエリ)

・例文
ImportXML("https://en.wikipedia.org/wiki/Moon_landing", "//a/@href")
これでwikiのMoon landingから、hrefでリンクしているキーワードを取得できます。

・実際の使い方①
関数を使ってBloombergのHPから銘柄の名前を取ります。
=ImportXML("https://www.bloomberg.co.jp/quote/"&A24&":JP","//h1[@class='name']")

・実際の使い方②
関数を使ってBloombergのHPから銘柄の株価を取ります。
=ImportXML("https://www.bloomberg.co.jp/quote/"&A24&":JP","//div[@class='price']")

・ポイント
[@class='name']など、見慣れないキーワードが出てくると思います。
それは、HTMLで埋め込まれているタグを指定しています。

データを取得したいHPを開いたら、F12キーでデベロッパーツール開き、矢印から目的の項目をクリックします。
目的タグが選択されるので、右クリックからCopyでXpathを取得してください。
※この辺のやり方は、ググるとたくさん出てきます。