見出し画像

星のカービィディスカバリーRTA初心者大会に参加しました

はじめに

私は文章を書くのが下手な私が書いた文章なので、読むに堪えない可能性があります。
具合が悪くなったら無理せずページを閉じてください。

参加のきっかけ

2022年8月にRTA in Japan Summer 2022に走者として参加し、(40秒ロスを2回やりながらも)無事に走り切り、その後はまったりと個人配信でBomb Chickenを走っていました。

そんな中、あるツイートがTLに流れてきました。

当時、RTAの新規開拓をしたい気持ちが少しあり、カービィが大好きなのもあって興味を持ちました。
いつもならカービィ作品のRTAは見ただけで「あっ自分にはできないやつだ」ってなってしまいます。大体コピーミックスしてるんですよ…
ただ、100%クリア済みのディスカバリーのコピーミックスはだんだんルーレットが遅くなっていく(=時間をかければ自分でもルーレットを当てられる)のを知っていたので、なんとかなる予感がしていました。
ミックスに対する不安がなかったわけではありませんでしたが、参加を決意するまでに時間はかかりませんでした。いざ新世界へ。

練習スタート

当初はBomb Chickenをやりながらディスカバリーの勉強を並行するつもりでした。だって三冠王だもの、なんとかなるやろ(鼻ホジ)の気持ち。
ところが、ネイチェル草原でもう大苦戦。危機感を感じ始めました。

Bomb Chickenと比較して使うボタンもギミックもステージ数も座標軸も多い星のカービィディスカバリーは、W1だけで阿鼻叫喚のてんやわんやでした。
いくら初心者大会とはいえ、このままでは本番で通常プレイを晒すことになるかもしれない。
それは嫌だ。大好きなカービィ作品だもの、いい走りを見せたい。初めて触ったカービィ作品はコロコロカービィです。
ということで、Bomb Chickenと並行はせずにディスカバリーだけを練習することに決めました。三冠王も新世界では初心者です。

RTAの重要ポイント

イベントなどでディスカバリーのRTAは見たことがあるので、タイムに差が出るポイントはなんとなく知っていました。ざっくり3つ紹介します。

ワドルディの救出

本作はワドルディの救出がボスステージの解禁条件になっています。
ステージクリアだけでワドルディを3人救出できますが、それだけでは足りないので各ステージのミッションも無視できません。RTAなので必要最低限だけこなす必要があります。
寄り道が必要なもの、特定のコピー能力が必要なもの、ダメージを受けたらアウトなもの、救出したら演出が入って遅いもの。
様々なミッションの中から最適なものを選択していきます。

ちょっと寄り道するだけで救われるワドルディ、原理は謎です。

ワドルディの救出人数が足りないとボスステージが解禁されず、ステージをやり直す必要が出てきます。
これが大きなロスになるので、回収はしっかりできるようにしないといけません。

足りないとこの画面が出てきます。トラウマになってる走者いると思います。

なお、ボスステージの解禁に必要なのはそのワールドで救出したワドルディの数なので、同じワールド内であれば救出するワドルディは切り替えても構いません。
つまり、あるステージでの結果を受けてそれ以降のステージで動きを変えなければいけないことがあります。


ワンダリア跡地の「びっくりホラーハウス」で、エイリアンボードの後ろに隠れている最後のワドルディを救出できなかった場合
→その次のステージ「ワンダリアパレードの夢」で最初のパレードが終わって少し左に寄り道するとワドルディがいるので救出することでリカバリーが可能

これが1ステージ内で完結するBomb ChickenのRTAと大きく違う点です。比較して求められる柔軟さが高いと感じました。

中ボス・ボスとの戦い

たとえば「草原のビルディング」で戦うワイルドエッジのように、速いダメージの与え方があります。
これに限らず、手順通りにできないと10秒程度ロスしてしまうため、スムーズはボス撃破が求められます。

RTA的なテクニック

制作者の意図していないであろう方法で進行するのはRTAではよくある光景ですね。
(HAL研の皆様には大変申し訳ないのですが、)このゲームにもグリッチがあり、成功すれば大きなタイム短縮になります。
↓のツイートは一例。中ボスのワイルドボンカース戦をスキップできます。

バグではなく、操作を最適化することで本来乗れない足場に乗れたり、早い足場の周期に間に合ったり、RTAにおけるテクニックは様々あります。

練習の方針

上記を踏まえて、「どれか一つでもできないとまずそうだ」と感じました。
そこで、1ステージ目から勉強していく中で次のような方針を設定しました。

  • やりたい技・動き等を出来るようになるまで次の区間の練習に着手しない

  • もしできない場合は代わりの動きを考える。

進捗が牛歩になってしまいますが、とにかく安定感を上げることが大事だと考え、時間をかけて地道にチャートを習得していくことにしました。
この方針だと12月になってから始めてたら間に合わなかったと思います。今振り返ると、参加表明してすぐに勉強を始めたのはいい判断でした。

「できる道」を選ぶ

最初に下の動画を見ながら勉強していましたが、「登れブロックヒルズ」のスワロリーナをアイスで倒すチャートができない…たまにできるけど安定しない…

行き詰ってしまった頃に解説ブログを見てみると、それが難しめのチャートであることを知ったため、「てはいしょファイア」チャートを選択することにしました。

その後もできそうなチャートを組み合わせていき、自分なりのやり方を構築していきました。

チャート分岐を調べるうえで、大会開催に伴い開かれた初心者講座配信で様々なチャートを紹介していただけたのでとても助かりました。

また、並走会で他の走者さんの走りを見る機会があり、そこから得た知見も取り入れたりしました。

私がBomb Chickenで三冠王になるまではほぼ独学だったと記憶しています。走者が多いって素晴らしいですね。
この記事を読んだ人だれかBomb ChickenのRTA走ってくれ

並走会で初通し

勉強も残すはあとわずか(ラボ・ディスカバールくらい)となった頃、Discordサーバーで並走をやるとのアナウンスが。
大会参加にあたり本番1週間前までには通し配信を行う必要があり、こういう機会でもないと通さなさそうと思ったので残りのステージの勉強を済ませて当日飛び入り参加。
結果、鬼の区間練習が功を奏していきなり2時間切りを達成!結果が実って(褒められて)達成感がありました。

ただ、これでも大きなミスはしていたので引き続き区間練習、時間がある日は通し練習にあてました。

大会本番!

当日までにPBは1:46:58まで詰め、仕上がりは順調。
いざ本番、20人いる参加者のうち最初の5人になりました。
↓自分の番のアーカイブ

ここまで練習は十分できたし大丈夫、成果を見せるとき!

と、意気込んでいたのですが…

…はい。本番でやらかしました。
40秒を2回に引き続きまたしてもです。

もうこれ以降のことは何も覚えていません…私の記憶はここで途切れている…

おめえはよお!

本番にこういうでかいやらかしをする星の下に産まれてしまったようです。成功するビジョンしか見てないので…

という冗談はさておき、理由を考えてみました。
いいところを見せようとしすぎた。
参加者のPBを知らなかったのですが、それでも上位に食い込んでやろうと思っていました。
これにより攻めすぎてミッション判定に触れていませんでした。
空回り。結果論だけど、Chickenでいるべきだった。

とはいえ、目標の14Xを出せたので初心者大会としては十分いい記録だと思います。第1グループ1位も取れたし。

総合順位は5位、あのやらかしがなければ3位でした、やっぱり悔しい。

本番では失態を犯しましたが、頑張れたと思います。
褒められたの結構嬉しかったです。
何より大好きなカービィ作品でRTAを走れるようになったことが嬉しいです。
このような機会をいただき感謝しています。主催のティリーさん、運営の皆様、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

↓初心者大会のアーカイブは下記コレクションからどうぞ