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CES 2022プレビュー

1. はじめに

 CES 2022は2年ぶりのLas Vegasでのリアルとオンラインでのハイブリッド開催となる。

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 CESに先立ちCTAは、11月18日にメディア向けにCES 2022のプレビューを行なった。プレビューでCES 2022の見どころを説明してくれたのは、CTAのMarketing部門のSr. VPのJean Fosterさん、CESのエグゼクティブVPのKaren Chupkaさん、そしてCTAのPresident 兼 CEOのGary Shapiroさん。

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 プレビューでは、CES 2022には1,700社以上の企業が参加すると説明があった。ただ、出展者だけなのか、全ての参加者なのかの説明はなかった。
 海外からの参加者の傾向は、Canada、Mexico、日本、韓国からの参加者が多くなる見込みだそうだ。

2. CES 2022の見どころ

 CES 2022では、11のカテゴリーの29のトピックスについて出展、講演が行われる。CTAはその中から特に注目すべきトピックスとして5G、Digital Health、Smart Home、Vehicle Techをあげ、注目すべきエリアとしてC Space、Eureka Parkをあげた。

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注目カテゴリーの一例

 C Spaceでは毎年、Marketing、広告、エンターテイメント、コンテンツ、SportTechに関する展示や講演が行われる。Eureka Parkでは、1,000社近いStartupが出展し、各国がパビリオンを設け、AcceleraterがStartup Pitchイベントを開催しているため、Eureka Parkはイノベーションを求める企業のイノベーションハンターにとっては見逃すことができないエリアになっている。経済産業省が主催している次世代イノベーター育成プログラム「始動Next Innovator」に参加している企業のブースもEureka Parkの日本パビリオンにある。

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(参考)CES 2020のEureka Parkの様子

3. CES 2022の注目ポイント

 ここでは、プレビューで方向があった内容をまとめて共有する。
・GM社は米国市場で人気のChevy SIlveradoのEVを発表する予定。
・CESの公式サイトには掲載されていないが、Waymo社のCEOがKeynoteに登壇予定。
・オランダから100社を超えるStartupがEureka Parkに集結。イタリアからは昨年より40%多いStartupが参加。
・CES 2022で一番多いソリューションはSmart Home、2番目はVehicle Tech、それにHome entertainment、Digital Health、Food Tech、そしてSpace Techと続く。
・Gary Shapiroさんは、Space Techの分野でユニークなソリューションを提供している企業としてZero G社(https://www.gozerog.com/)とSierra Space 社(https://sierraspace.com/)を紹介。
・これまでもCESでBlockchainに関するソリューションは多くみられたが、今回は2019年以来3年ぶりにBlockchainが注目すべきカテゴリーに指定され、仮想通貨やNFTが注目トピックスとなった。
・Digital HealthはVenetian HotelからLVCC(Las Vegas Convention Center)のNorth Hallへと舞台を移し、Pandemicで急成長したDigital Therapeutics、Digital Diagnostic、Mental Health solutions、TeleMedicine、Fitness、Wearableなどの注目ソリューションが数多く展示される。
・Automotive Techは、Self-driving、EV、Last mile deliveryが依然として注目トピックス。
・CES 2022期間中、自動運転によるカーレースを開催予定。

4. Media Dayでの注目ポイント

 CESは毎回、開催前に2日間メディア向けに事前に情報提供している。今回も開催前の1月3日、1月4日にMedia Dayが開催される。
 毎年Media DayにはToyota社、Sony社、Bosch社などの企業が、CESに先駆けてCESでの発表内容や展示内容を共有していた。
 CES 2022では、新型コロナの影響でCTAが選んだPanasonic社、Sony社、LG社、Samsung社などの20社がMedia Dayで発表する。

5. 参加条件

 CES 2022参加者には、2回のワクチン接種とマスク着用が義務付けられている。CTAは、空港などでのバッジ受け取りをスムーズに行うために、ワクチン接種証明書としてのCLEARアプリの利用を推奨している。
 次回の情報更新は2021年12月。

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6. その他

・中国からの渡米者には2週間の隔離が必要なため、CES 2022では中国からの渡航者が少ない。
・CES 2022は、Digital Twinを目指すが、Digitalは完全にリアルなイベントをカバーするものではない。
・ Home Entertainmentは例年通り、LVCCのCentral Hallで開催される。
・Automotiveは新たに建設されたLVCCのWest Hallに移動。North Hallより広いフロアに多くのソリューションが展示される。
・West HallとCentral Hallは地下でつながっていて、信号待ちや雨に濡れることなくHall間を行き来できるようになっている。
・CES 2022はTech East、Tech West、Tech Southの3か所で開催される。各会場を結ぶシャトルバスは例年通り運行する。
・Sands Expoは新たなブランドで再出発。
・11月、12月の繁忙期に加えて新型コロナの影響でロジスティックに送れる見込みがある。CTAは出展者に可能な限り早く物資を送ることを推奨。
・"Digital Only"の参加登録は12月9日に公開予定。

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CES 2022 Official Map

7. おわりに

 CESは、以前は一般消費者向けのソリューションが多く展示、発表されるTrade Showであったが、自動車メーカーが出展するようになり一気に変貌し、参加者も急増した。さらに、AI、ML、ロボット、Drone、Digital Helath PlatformなどのB向けソリューションも数多く出展されるようになった。NTTもパンデミック直前のCES 2021に初めて出展し話題になった。SustainabilityはCTAは注目分野として明示していないが、Sustainabilityは間違いなくCES 2022の注目分野になるに違いないl。
 他にもCES 2022では先進的で斬新なソリューションに出会えるはずだ。現在、NTT Comは海外出張を自粛しているが、NTTグループの中には徐々に自粛を緩和している会社もある。CES 2022までにはまだ時間があり、例年と比べるとフライト、ホテルも比較的手頃な価格で予約が取れる。もし、NTT Comも海外出張の自粛を緩和するようであれば、ぜひCES 2022に参加してほしい。


以上、

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