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[LIVE(in the)BRAIN 2]「ライブレポート!”USG Acoustic tour×…?”」


 https://note.com/hagurumaruma/n/n2dbcafc4eb48

※この記事はハグルマルマさん主催「LIVE(in the)BRAIN 2」の企画記事です。以下の内容はすべてフィクションですので、妄想を膨らませながらお楽しみください。





先日「UNISON SQUARE GARDEN LIVE(on the)SEAT 2」に参戦してきました。「NPnextまで空いた期間を使って、声出しが解禁になった世の中でも自分だけの楽しみ方を見つけられるようなライブをやりたい」という田淵の意向のもと組まれたツアーで、2020年に行われた着席ライブの続編ということです。
ただ2020年のそれと明確に異なるのは、制限のあるライブをやるので、物好きたちに乗っかってもらうために今回は全編アコースティック形式でライブをする、ということ。相当レアな体験であることは間違いないでしょう。
それでは以下、ライブレポートをお届けします。


・入場

開場時間より少し遅れて入場。入場時に渡されたフライヤーにはこんな事が書いてあった。

世の中はあの頃の様子に戻りつつあるが、せっかく見つけた新しい楽しみ方を捨ててしまってもいいものか。センスある我々にかかれば、制限さえも面白がることができる。君にも、自分だけの音楽の楽しみ方を改めて発見してほしいと思っている。
立っちゃいけないじゃない、ロックバンドは座っても見られるんだよ。
LIVE(on the)SEAT2へようこそ。

UNISON SQUARE GARDEN

相変わらず田淵は変なことを考えるなと思っていると、開演に先立つアナウンスが流れた。アナウンス内では今回のツアーの特徴ともいえる、ライブ中の発声の禁止、そして着席して観るというルールが説明された。当時僕は彼らのことを知りたてで参戦しなかったが、これは2020年に行われたLIVE(on the)SEATと同じ規定なのだ。世の中では声出しが解禁されつつある状況だからこそこんなライブをやる意味がある という、開催発表時の田淵のブログを思い出した。それではまもなく開演です、とアナウンスが締めくくられると、会場は大きな拍手に包まれた。



・本編


程なくして暗転し絵の具が流れると、入場してきたのは斎藤宏介1人。そのままほか二人が現れないままSEが止み、アンドロメダからライブがスタート。2020年はharmonized finaleの最後斉藤さんだけが残って終了だったので、今回はその逆ということなのだろうか。「許せないが〜」の辺りで2人がスッと入場してきて面白かった。

3人が揃い次の曲はフライデイノベルス。「冷静さは保ってらんない!」というのは椅子に座りながらも荒ぶりを隠せていない田淵のことか。いつもより若干テンポを落とし、原曲にあるホイッスルが登場していたのが印象的だった。続く箱庭ロック・ショーではいつもとは全く異なるギターソロが披露され内心爆沸き。映像化音源化を祈る…。


「LIVE(on the)SEAT2へようこそ。今日はいつもとは違う、アコースティックスタイルでのライブです。あのー……アレンジが大変でした(笑)。アンコールなしの短いライブですが、最後まで楽しんでいってください。」という斎藤さんのMCでアンコールがないことがさらっと伝えられると、まさかのピストルギャラクシーに突入した。ここまでちゃんと発声禁止を守っていた物好きたちが若干ざわついていたように見えたのは気のせいだろうか。ステージでは貴雄が少々荒ぶっていたように見えたがそれも気のせいだろう。


「その頂上まであと何マイル?」で曲が切られるという意外な終わり方をすると、続くinstant EGOISTではいつもより控えめな田淵の奇声(?)が披露された。その後短めの暗転を経て、アコースティックライブならではともいえる気まぐれ雑踏、たらればわたがしが続けて披露された。楽曲のレアさもともかく、ホイッスルにカズーに(口笛に)楽器的な意味でも珍しさの塊なセットリストに笑ってしまう。


「日常を照らす あまりに優しい君の影…」といつものアレンジから始まる僕らのその先では夕方、あるいはこれからの秋の季節を想起させるようなオレンジの照明が美しかった。もはや別世界、浸りすぎてステージに吸い込まれそうだった。
このあとは怒涛の展開が続く。着席したまま踊り狂う物好き(と田淵)を観測できた、とにかく楽しいの一言に尽きるlike coffeeのおまじない、演奏スタイルが変わっていつもよりも清涼感が増したようなSilent Libre Mirage、アコースティックとの親和性が抜群すぎるSimple Simple Anecdoteのアップテンポゾーンを駆け抜けて、あっという間にライブは最後の曲へ。

「またツアーで会いましょう、UNISON SQUARE GARDENでした。最後の曲です!」
締めくくりに選ばれたのは某ラジオを思い出すような未完成デイジー。暖色の照明とともに、会場全体を優しく包み込むような演奏だった。鈍る足取りなんだか軽くなるような…。

ということで1時間程度でライブは終演。一部でアンコールを求める拍手も起こっていたが、スタッフのアナウンスに促され退場となった。珍しさだらけのライブの余韻に浸りながら帰路につきながら、NPnextツアーを思った。あと2ヶ月…待てねえ…





・あとがき(余談)

ということで今回頂いたお題は「全編アコースティックワンマンツアー」でした。アコースティックライブと言うとUNICITY LIVEが記憶に新しいですが、それももう2年前のことです。僕は非市民なので見れていませんが…。
今回on the SEATにしたのは、1つは個人的にアコースティックライブはいつものライブより「聞き浸る」ものだという印象があり、相性良さそうだなと思ってのことです。
もう1つは声出し解禁の流れがある今こそやる意義がありそう、という理由です。個人的には声が出せるの結構楽しかった派なので全然世の中の流れに否定的ではないんですが、ライブの感想とか見てると快く思ってない人も一定数いるようで。声を出して盛り上がりたい気持ちも音に集中したい気持ちもどちらも理解できるので、じゃあ後者の楽しみ方ができるライブってのもあってもいいのでは?というようなことを思って今回のアイデアを膨らませました。

かつてのon the SEATが行われた2020年はライブの開催そのものが困難な時代で、「立って観る」ことができないなかでどうやって楽しむのか?みたいなテーマがあったと思うのですが、今回は制限の有無というより、普段とは違った楽しみ方の出来るライブ、という捉え方をしています。

最後になりますが、ここまでお読みいただいた方、楽しいお題を用意してくださったお題主の方、そして前回に引き続き主催してくださったハグルマルマさん、ありがとうございました。

それではまた。


UNISON SQUARE GARDEN  Acoustic tour × LIVE(on the) SEAT2  SET LIST
01.アンドロメダ
02.フライデイノベルス
03.箱庭ロック・ショー

04.ピストルギャラクシー
05.instant EGOIST
06.気まぐれ雑踏
07.たらればわたがし
08.僕らのその先

09.like coffeeのおまじない
10.Silent Libre Mirage
11.Simple Simple Anecdote

12.未完成デイジー











アコースティックでピストルギャラクシーってできるの?????

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