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オーディオインターフェースについて(ループバック)

はじめに



こんにちは。

今日はオーディオインターフェースの機能の1つである、ループバックについて書きたいと思います。


以前の記事はこちらです。



ループバックとは


最初にざっっっくり言うと、

ループバックとはインターフェースの出力から出る音を入力チャンネルに戻す機能の事です。


主に配信や生放送等で、

オケに合わせて歌いたい、
原曲に合わせてギターを弾きたい、 

という場合に使われる事が多いのではないかと思います。
一部のオーディオインターフェースに搭載された機能の1つであり、 この機能がないモデルも当然あります。 
個人的見解ですが、 エントリー~ミドルの価格帯の機種に付いていることが多く、逆にハイエンドモデルには付いていないことが多い気がします。


何故ループバックが必要なのか?



前述の様にこの機能は主に配信で使う事が多いんですが、オケに合わせて弾くだけなら、

「そのままオケ流して歌うだけでいいじゃないか」

もしくは

「原曲流してギター弾けばいいだけじゃん」

と思われる方も多いと思います。自分もそうでした。
しかし仮にループバック無しでオケや原曲を流して弾いた場合、
リスナー側にはギターや声しか聞こえておらず、オケは聞こえていないんです。
何故こうなるのかを自分なりに説明してみます。
音の流れを書いてみると、


マイク(ギター)→オーディオインターフェース→パソコン→ リスナー


 のようになります。文字で説明すると

マイク(ギター)から入力した音をオーディオインターフェースに送り、スピーカーや ヘッドホンに出力する

ここで大事なのは、
インターフェースに入力されているのはマイク(ギター)のみであり、パソコンから出てる音はインターフェースに入力されていない

ということです。
ここで必要になるのがループバック機能です。



ループバック機能の解説


配信先にオケの音も一緒に乗せるにはどうしたらいいのか。
理想的な流れを前述と同じように書いてみます。
 

マイク(ギター)→オーディオインターフェース→パソコン→パソコンの音→オーディオインターフェース→リスナー


太字が追加した項目です。
文字で説明すると以下のようになります。


マイク(ギター)から入力した音をオーディオインターフェースに送り、パソコン上の音をオーディオインターフェースへ入力(PCの音をインターフェースへ戻す)、オーディオインターフェースからスピーカーや ヘッドホンに出力する


こう見ると、ループバックの機能がわかりやすいかと思います。
これが最初の項で書いた、インターフェースの出力から出る音を入力チャンネルに戻す機能、ということになります。



ループバックで出来ること


ここまで機能について書きましたが、じゃあループバックって配信とかする人しか使わないんじゃないの?
って思う方もいると思いますが、それ以外にも出来ることはあります。
知識不足故無数に浮かんでくるわけではありませんが…

  1. SkypeやDiscordの通話でも相手に音を送れる

  2.  PCの音を録音できる

1に関しては配信用途と似ていますが、 ZOOMなどの通話してる相手に自分が聞いている音、聞かせたい音をちゃんと聞かせられます。
ループバックを使わずに相手に聞かせたいってなると、どうしても音源をマイクに近づけるとかちょっと不安定な方法でしかできませんが、ループバック使えばちゃんと1つの独立した音源として聞かせられるので、  マイクの距離がどうこうとか気にせずに、ちゃんとデジタルに音量調整して聞かせられるのは便利だと思います。
(通話でのループバックした音源の音質に関してはちょっとまだ 明言できず申し訳ないです。)


2のパソコンの音の録音は、いろんな事に使えると思います。
パソコンで出してる音なら基本録音できますから、自分は実際に録音あまりしてないんですが発想が豊かな人の方が活かしやすいかも…?
ただ録音するにしても、媒体によっては著作権には気を付けた方が無難です。
 (自分の場合は、 練習の録音時に原曲流して演奏した音を乗せたい時くらいでした汗)



注意点



ここで1つ注意点というか、 気をつけてほしいポイントがあります。

自分が使っているインターフェースのAG03はループバック機能あるんですが、その機能の切り替えはインターフェースのスイッチで行います。
つまりハードウェア側で設定を変更する形です。

 

AG03では3つのモードをスイッチで切り替えます

しかし今発売しているインターフェースの多くは、ハードウェア側に切り替えがあるものは少ないように感じます(自分だけでしょうか)。

「商品ページや紹介ページではループバック機能有りって書いてあるのにどうやってやるんだ?」

となる方もいるかもしれません。
多くの場合、そのインターフェースに対応したソフトウェア(もしくはアプリ)が無料でダウンロード出来ると思うので、そこからループバックのオンオフを切り替えするようです。そこだけは注意しておいた方がよさそうです。



最後に


なんで自分がこんなにループバックにこだわったり知っているかというと、普段ツイキャスという生放送をよくしていて、その時ゲーム配信メインでしたが、 やっぱり ゲームやるならゲームの音も一緒に乗せたいと思うのです。
その時うまくやれないと試行錯誤しているなかでたどりついたからなんです汗
ループバックがないときは、パソコンに仮想ステレオミキサーってのを入れたり…
コメントの読み上げをさせるために棒読みちゃんってソフト入れたり…(ここはループバック関係ないですが)
しばらくやってなかったんですが、最近またはじめました。雑談とかギター、ゲームが主なのは相変わらずです。


てな感じです。

少しでも誰かのお役にたてれば幸いです、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
もし何か間違いがあればコメントかTwitterにて指摘していただければありがたいです。
またもし他に質問等あればわかる範囲でお答えできればと思います。

それでは。


 

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