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松前町立松城小学校だより【10月号】

かわらないこと、かわること

校長 長縄 達幸

 今年は例年にない猛暑でしたが(松前町の8月の真夏日は21日ありました…)、ようやく過ごしやすい日になってきました。本来であれば屋外での活動も積極的に行っていきたいのですが、ご存じのようにヒグマの出没が相次いでおり、活動を制限せざるを得ない状況です。こればかりは安全を最優先しなければならないので、早く収束することを願うばかりです。保護者・地域の皆様には、子ども達の送迎や見守り等の対応をしていただき、ありがとうございます。学校としても、安全を最優先に対応していきたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。
 さて、9月が終わると、令和5年度も折り返しです。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、学校の教育活動も以前と同じようにできることが増えてきました。一方で、コロナ禍を経験したことで見直されたこともありますし、未来を見据えた時代の要請で新たに取り組んでいくこともあります。学校の教育活動は「これまで通り」やっていくだけではなく、これからも変わっていくことになると考えています。
 ある教育雑誌で、「不易と流行」について書いてあるものがありました。『長年行われてきた「教師がわかりやすく教える授業」こそが良いもので不易だと思われるかもしれません。しかし、そういった形の授業は実は数十年ほどの歴史しかありません。(中略)今注目されている、一人一人に個別化した教育を行う方法や、子どもが自ら学習の目標設定や計画・実行・評価を行う方法は、100年以上前から提唱されているものです。教育は社会の変化に合わせて変わり続ける。これこそが「不易」なのです。』
 ICTの活用も含め、子ども達にとって必要なことは進んで変化していく学校でありたいと思います。
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 学習発表会については、今年度は全校合唱が復活します。また、保護者の参観については、昨年のような学年ごとの入れ替えをせずにご覧いただく予定です。各学年が頑張って練習に取り組んでいますので、当日はぜひ子ども達の頑張りをご覧にいらしてください。


障がい疑似体験(4年生)

 4年生の総合的な学習では、松前町社会福祉協議会と松前町保健福祉課のご協力の下、『障がい疑似体験(ブラインドウォーク)』を実施しました。目・耳などの不自由な方の体験、足や腰の弱い高齢者の体験を通して、様々な方の気持ちを理解することができました。


漁協荷捌所見学学習(5年生)

 5年生は、漁業の町「松前」の特色を生かした《漁協荷捌所見学》を実施しました。児童は、水揚げされたばかりの大きなマグロを目の前に、さくら漁協や役場水産課の皆さんによる説明に目を輝かせていました。また、ウニの加工の様子や氷が貯蔵されている大きな倉庫を見学させていただきました。実際にマグロを触る体験をした子も・・・。



少しだけお裾分け・・・

 松城小学校には、大きな栗の木がいくつかあります。例年だと子供たちが自由に拾って持ち帰るのですが・・・今年は熊が出没していることから栗拾いはできません。
 そこで、小野寺技能員さんが草刈り作業の合間に拾った栗を子供たちにプレゼントしました。数に限りがあり、全員に配ることができませんでしたが、高学年が低学年に譲ってくれる優しい姿も見られました。


水泳学習を実施!(4年ぶり)

感染症予防のため、中止していた『水泳学習』を4年ぶりに自衛隊プールで実施することができました。1~4年生は初めての水泳学習で、ドキドキ・わくわくしながら楽しんでいました。高学年も気持ちよさそうに泳いでいました。


◇◆◇ お 知 ら せ ◇◆◇

 GIGAスクール構想の実現に向け、本校でも一人一台端末を活用した活動を取り入れた学習を行っています。子どもたちは様々な場面で上手に活用していますが、より有効な活用方法がないか検討しているところです。また、学校の教育活動を持続的なものにしていくために、「学校事務の効率化」「紙資源の削減」といった観点からも端末を有効に利用できないか検討しています。
 社会全体においては、スマートフォンや家庭用のパソコン、タブレットなどの端末の普及が進んでおり、学校発信の情報を自宅や外出先で閲覧し、情報を得ることが容易にできるような環境も整ってきました。
 そのようなことから、現在学校では、端末の新たな活用方法として、「これまで紙で配布していたものの電子化(ペーパーレス化)」について準備を進めています。電子化の対象になるものや開始時期、閲覧方法などの詳細は、後日改めてお知らせします。



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