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おげれつたなか先生「ハッピー・オブ・ジ・エンド」

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「ハッピー・オブ・ジ・エンド」の感想です。 こんなにも素晴らしいBLに出会えて幸せです。
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2022年5月の記事一覧

「ハッピー・オブ・ジ・エンド 2」 3巻予想 約束されたハッピーエンドに向かって

2巻感想まとめ 「ハッピー・オブ・ジ・エンド 2」の感想を一言で言うと、「本当に面白かった」と小学生みたいになってしまうので、何がどうよかったのか1話ずつ書いた。  私はすっかりこの物語の虜で、2022年4月15日の発売以来3週間、「ハッピー・オブ・ジ・エンド」を読まない日はなかった。  2巻は1話ごとに盛り上がる場面があり、かつep.09以外は各話にセックスシーンも入っていた。  まずこの構成が凄い。  1巻から感じていたが、読んでいて「ずっと面白い」のだ。  2巻

「ハッピー・オブ・ジ・エンド 2」 感想 その6

ep.12   冒頭はマヤのモノローグ。  マヤは自分が「不幸だ」と感じている。  マヤは浩然に語りかける。 「殺したくならねえ?」  マヤの期待に反して、浩然は同意しない。 「俺がほしいもの、殺しても奪えないから」(ep.10)  マヤは自分と「一緒」だと思っていた浩然に、本当は「違う」ところを見せられて納得できない。  浩然が千紘と暮らし始めたアパートの階段に、マヤはカエルの写真を撮ったインスタントカメラを置いていく。  そのカメラを見つけた浩然は、千紘に「プ

「ハッピー・オブ・ジ・エンド 2」 感想 その5 二人のクリスマス

ep.11  カラオケでバイトを始めた千紘から、バイト仲間の女子高生に惚れられていることを聞いて浩然は驚く。 「きもっ!!」と笑いながらも、「相手したら殺す……」というのは浩然の本音だろう。  千紘は「俺にはお前というお姫様がいるから~」と浩然に抱きつき、ほっぺにキスをする。  美人でお姫様の浩然の方が攻というところがたまらない。  千紘は植木鉢を買って帰ってきた。これから何かを植えようとしている。  今は冬。でも、何かを植えれば春には花が咲く。  引っ越したばかり