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「自分に出遇う」墓参りの方法

母の命日に、墓参りに行ってきました。
墓地は通ってた高校の隣にありますが
実家からも遠く、この日も暑い日でした。

ところで墓参り、行ってますか?

離れて暮らすと難しいですね。
ネットで済ませたら楽なのに。

では、なぜ墓参りに行くのですか?

親に言われたから?
お盆に行くのが慣例だから?

情報のデジタル化が進み効率的な行動が求められ、
価値がわかりにくいと人は動かなくなりました。

「出来ればカネで済ませたい」
「面倒な事は業者に任せればいい」

墓参りも法事もネットで委託できる時代。
故人の追悼は重要性が低いから
忙しい東京ではネット法要が流行ってます。
育ててもらった恩は忘れ去られ、
「死んだら終わり」と故人に言い放ってる気がしてなりません。

社会とのつながりが希薄になり
将来の不安や絶望感に苛まれる人は
焦って速効的な対策を求めてきます。

「故人を偲ぶって何?」
「先祖を守るとはどういう意味?」

お寺に寄せられるこれらの問いについて、私は
「故人を思う気持ちは、あなた自身を思う気持ちと同じですよ」
とお話ししています。

自分と向き合う墓参りをやってみませんか?

自分とはどんな存在か
自分のことを思ってあげているか
自分はどう思われたいのか
自分のありたい姿は何か

お墓は自分が故人と一緒に考えることができる非日常のジブン劇場。       自分と一人で向き合ってお墓に話しかけてみましょう。

自分のことがわからなくなったら、
お墓の前で故人に一度話しかけてみたらと思います。


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