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【エッセイ】蚊の生存戦略まちがってない?

8月に入りました。もう本格的に夏ですね。この時期の風物詩といえば、そう、虫刺されです。「O型の汗っかき」という生粋の蚊の好物である筆者は、虫刺されがない時期がほぼほぼない状態で夏を過ごします。

なので、虫刺さされには慣れているワケです。手とか足とかを刺される分には対策がある程度できあがっています。ところがどっこい、やつらは何故かダメージ多めのトコをねらってきます。足首、手の指、足の指、、、今回はなぜか耳たぶ、、いやクスリもぬりにくいゎっ。

問題は「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」

ところで、蚊ってなぜに「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」を残していくんでしょう。今回の耳たぶなんかも激しめの「かゆみ」はあるし、耳たぶがぱんぱんに腫れて福耳みたいになっちゃました。

彼らの目的はそもそも血液のハズ、彼らにとっては栄養補給で食事のはずです。ちゃんと血液吸えれば「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」を残すなんて言わばついでのハズなのです。

一応、科学的なこといえば、血を吸ってる間に気づかれないために麻酔成分を討って、その麻酔成分に対するアレルギー起こるのが原因らしいですけど、、、それにしても、ついでの麻酔成分のダメージでかくないですか?

こっちだって、「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」がなければ、虫の一匹の栄養の為に血液くらいさしだしてやらんこともないですよ。人様の血液タダ食いだけど、広い心で許してやらなくもないんです、ついでに人間様にダメージあたえるから嫌なワケです。目的自体よりついでがいやだ。

このnoteを読んでる方の中に、「レストランで食い逃げしたついでなんで、テーブル叩き割ってきました」とか「友達の家でタダ飯をごちそうになったので、帰り際に玄関に水ばらまいてきました」みたいな人がいたら教えてほしい。蚊のやってるコトってそういうこと、タダ食い自体はどうにか許せても、ついでに残していくコトが許せなすぎる。

生存戦略まちがってない?

かれらはきっと血を吸ってる間につぶされないように麻酔成分を打つのでしょう。生存戦略の一環が「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」を残してしまうって言うコトなんだと思いますが、これって結果的に蚊全体のコトを考えたら大きなマイナスだと思うんです。

もちろん、「今、血を吸ってる一匹」に関していえば麻酔成分のおかげで生き残る個体もいるのでしょう。ただ、かれらの麻酔成分が人間様の怒りに火をつけて、対蚊決戦兵器みたいなモンがどんどん発明されていったのです。

蚊取り線香にノー○ット、即効性のあるスプレーとか、近づきにくくする薬剤とか、おびき寄せて捕まえるタイプのアイテムとか、、、まぁ対蚊決戦兵器の多いコト多いコト。

これってすべては人間のヘイト買いすぎたからだと思うんですよ。

きっと、蚊が血を吸うだけで「痒(かゆ)み」と「赤み」と「腫れ」も残さなければこんなに人間のヘイトを買ってないのではないでしょう。そしたら、人間の知力を結集して対蚊決戦兵器がつくられることもなかった。そしたら、むしろ蚊全体で見れば対人間の被害は少なかったのではないでしょうか。

目の前でつぶされない為の麻酔成分が、種族全体を脅かすような兵器の開発を促してしまった、、、。もうなんか人間の歴史を見ているようですね。

きっとほんとは人間のヘイトを買わないのが、彼ら的には正解だったんではと思うのです。

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