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労働と鍛錬2『〈労働〉の定義とは』

かつて私の師は或る秘密を述べられた。
「エリートと呼ばれる者は或る立場に立つとひとつの真実を知ることになる」らしい。
つまり今、私がこの考えに到達したのは、辿り着くべくして辿り着いたということなのだ。その考えに辿り着いた際に取るべき選択は二つ。
・真実を隠蔽する立場になるか
・エリートからドロップアウトするか

大抵の者たちはその特権を手放すことなんてしないから、真実を隠蔽することを選ぶ。それは想像に難くない。
その真実こそが支配システムなのである。この支配システムは目に見えないし、社会の隅々にまで浸透しており、支配される側の人間にとっては暴力的に作動する。エリートはこの支配システムの維持を最優先とすることになる。たとえどれだけの人々が犠牲となろうとも。

皆様の勘違いをなくすためにも、話をもっとも基本となる考えにまで戻す。まず、ここで〈労働〉とは何かということを定義しなければならない。つまり、この説明がなければ大半の人々が支配システムというものを勘違いするということを頭に入れてほしい。では、〈労働〉とは何か。
結論から言おう。
『労働とは悪であり、死に至る病である』
ほら、勘違いするだろ。これを聞くと怠惰な輩連中は、じゃあ、「寝て暮らそう」って私の話をここから先聞こうとしない。そういう馬鹿は帰った、帰った。私はもっと真剣に〈労働〉について議論しようとしているのだから。いつまでこんなところでグルグル回って遊んでいるんだい。では、馬鹿は放っておいて話を前に進めようではないか。

〈労働〉とは何か。
まず、〈労働〉の概念を整理する必要がある。
我々は大まかに言って『仕事=労働』と考えている。いや、「ぼくはそうじゃない」って人もいるだろうが、取り敢えずは話を進める。脱線こそ人生の楽しみだと私は考えているが、このままではいつまで経っても何処にも辿り着かないから、その辺はご容赦願いたい。
そう今の世の中の考え方では『仕事=労働』なのである。これが話をややこしくする。まず、ここを取っ払おう。これが間違いの元なんだ。「勤労は美徳だ」なんて言葉があるが、これも捨ててくれ。これがベースにあるとすべてが狂っていく。
まず人間の行うこと、つまり『行動』という概念から整理する。
『行動』の中には、仕事だったり、勉強だったり、運動だったり、遊びだったり、読書だったり、計算だったり、様々な言い方があるが、それは行動の内容・種類によって分類され、呼び名が与えられている。言ってみれば、内容や使う道具や動き方、目的など目に見える違いや説明可能な違いによって分類しているんだ。「これを一旦は放棄しよう」っていうんだ。
こういった括りではなく、「自分にとってその行動は何なのだ」という一点に焦点を当ててみる。自分以外には何も関連づけないというのがポイントだ。モノでもない、環境でもない、人間関係でもない。自分にとってその行動は何なのか。
すると『行動』とは、『労働』『鍛錬』の二種類に分類される。

1.労働とは、何かに強制させられて行う行為。
2.鍛錬とは、自分の欲するままに行う行為。

さぁ、労働鍛錬の本質についてもっと進んでいこうではないか。そして、ここで言うところの〈労働〉を放棄しようではないか。
次回はこの〈労働〉について詳しく解説していきたい。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
東京ハバナ・・・三文コピーライター
先生および師・・・東京ハバナの先生/すでに亡くなっている
ヤツザキシロウ・・・東京ハバナの古い友人
カスヤ・・・同志で社会不適合者
このnoteの登場人物はザっとこんな感じです。さぁ、次回は『労働』『鍛錬』の違いについて詳しく解説しようと思っています。もう飽きたなんて仰らずに、しばしお付き合いくださいませ。
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