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イラストまとめ【思考を絵にしてみよう】

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記事の中からイラストをまとめました。一覧でお楽しみください。
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#パラダイムの破壊

大河ドラマに対する素直な疑問/渋沢栄一は本当に資本主義の構造を理解していたのか?

歳とともに大河ドラマが好きになる。本当に毎週楽しみで観ていますし、疑いの目でも観ています。真実はひとつではないでしょうから。うーん、渋沢栄一についてどうしても理解できないことがあるから聞いて欲しい。 現在、私が観ている大河ドラマでは栄一青年は結婚もして、子供もできるような年齢だ。しかしまだ地元の深谷の集落で農業をやっている。近所の物知りの尾高惇忠のところに通い『論語』とかを習っている。まぁ、きっと一所懸命に読み書きそろばんに励んでいたのだろうし、他の青年と比べたら勉強もでき

【論】みんなでマネーを知ろう(怒)!?/公式M=I、M≠V

マネー=インフラ理論の公式は次の通りです。 M=I  M:マネー  I:インフラ M≠V  V:バリュー(価値) つまり、この公式は『おカネはインフラであって価値を表すものではない』ということです。ではいったいおカネとは何でしょうか。簡単にまとめていきましょう。 ■『おカネがインフラ』とはどういうことか。 おカネは需要と供給を結ぶ道。モノと人を結ぶし、人と人を結ぶ。概念とモノも結ぶし、労働と時間も結ぶ。おカネの結ぶ対象は有形・無形を問わず、あらゆるモノを結ぶ。距離や時間

【論】グローバリズムは吾人を単一基準で整列させた。各自の差はカネの量だけ。吾人はみな影人間、棒人間。

世界を虚像の霧が覆った。  カネを集めろッ。  カネを集めろッ。  俺のいう事をきけばカネをやるぞッ。  カネを集めるためには勝ち進めッ。  良いモノを作ればカネが集まるぞッ。 或る日、霧が晴れた。  俺にはやりたいことがあるから手を貸してくれないか。  作ったモノを貴方に届けたい。  もっと多くの人に見てほしい。  貴方をもっと知る方法はありますか。  もっと多くの人と知り合う方法はありますか。  そういえば、霧が晴れた理由は?  霧はいったい何だったの? ◆◆◆70

革命のはじめ方【レッスン18】『悔しい時は真実の言葉を唱えよう』

これはキセキの呪文であり、そして誰にとっても真実でもあります。 その呪文はこれです。 今日味わったこの最悪の感情が、人生において大きな転換点となったことを世界中が知ることとなる。しかし、それは今はまだ誰も知らない物語。 この世界はいつでも貴方の世界であり、常に貴方が主人公なのだから。 心配など無用です。貴方の物語で貴方が脇役になることなどあり得ないのだから。さぁ、何回でも唱えてみよう。何回でも、何回でも。 そうすれば人生の真実がわかってくるはず。そうなんです。負けて立ち上

革命のはじめ方【レッスン17】『声は届かない』

私たちは幼い時分から幻想を植え付けられている。 馬鹿とは自分を馬鹿だと信じ込まされた者である。こうなってしまってはどうしようもない。 「お前は賢い」と言っても信じようとしない。 それが馬鹿教育だ。不毛な挫折や作業の反復、時間の搾取によって考える能力を奪っていき、馬鹿が生産されていく。弱い者の話は無視して、声の大きい者のいう事をきく。 馬鹿は圧倒的に多くなり、選挙にも行かなくなるし、政治に無関心になる。お上のいう事に口出しする能力がないからだ。 そして、何でも分かりやすく、誰

労働と鍛錬7『身体も精神も血液のシステムであるという事実』

東京ハバナです。病気になるといろいろ身体のことが分かります。イメージと実感が繋がるのです。それは当事者にしか分からないことです。。理屈じゃなくて実感としてわかるのです。今日はそんなことを書いてみます。 狭心症の手術をしたことは前に話しましたね。手首から心臓までカテーテルを入れます。心臓に到達したら、血栓めがけてニトロを注入し、血栓を溶かします。さらにステントを入れて完了です。それはまるでロボットになって、修理工場でメンテナンスを受けているようでした。二度と御免だ。詳しく知り

【エピソードZERO】嗚呼、表現者

「読ませてもらいましたよ。同じような作品は過去にいくらでもあります。それに三流だ、あなたの作品は」 誰もが私にそう言うのだ。その度に溜息が私の心と頭に霧をかける。その霧が私の未来を曇らせ奪っていく。そこで私はその霧を振り払うように攻撃的になる。 「だからなんだと言うのですか」自分を守るための自己防衛だが、虚しさが広がっていく。 「これ以上の侮辱の言葉を私は知らないので、ここまででわかってもらえませんか。私もプロです。プロの判断です」 「いいや、わかるはずもない、あなたの言って

革命のはじめ方【レッスン14】『悪童日記』アゴタ・クリストフ著

アゴタ・クリストフの『悪童日記』3部作を読んだ。『悪童日記』ではシステムから外れた双子の兄弟の姿を描いていたと思う。『ふたりの証拠』ではその後の双子の片方の物語を見た。『第三の嘘』では我々の世界は虚像であることを見た。 私は文学作品を読むとシステムの存在についつい目が行ってしまう。作者は自分なりの表現でシステムの真実を伝えようと四苦八苦しているように思えてならない。この作品の作者アゴタ・クリストフにとっての世界の真実とは何なのであろうか。彼女は世界にどんなシステムを見たのだ

【論】コロナが仕事内容を分断する/ヒトは二極化していく

キロキロとヘクと出掛けたメートルがデシに蹴られてセンチミリミリ。こんばんはヤツザキシロウです。東京ハバナの古い友人です。 これほど自分の仕事に関して真摯に向かい合い、考えたことは今までなかった。テレワークになる者、引越しをする者、仕事の今後を心配する者、今まで通りの働き方ができない者、私はこの目で見て、この肌で感じる。コロナにより仕事内容の二極化が進んでいることを。 A:オペレーション作業に従事する者 B:戦略立案に従事する者 【A】は、ある種の作業を効率的に繰り返す。文

革命のはじめ方【レッスン13】『合理主義と正義の論争』

それが巨視的には破滅に向かおうと誰も『自分のような存在は消えるべきだ』なんて言いやしない。これは人間の話ではなく、概念の話です。 『権威という概念』が存在する意義は、その権威の存続のみ。まるで生物と似ている。(今流行りのウィルスも同じだ。) 生物は生存本能があり、いかなるときでも種として生き残ろうとするそうだ、察しの通り、どんな概念にだってちゃんと生存本能があるんだ。 概念どうしは闘い合う。協調はできない。 合理主義と正義の論争が勃発。 合理主義は常に正しい。だが、それはな