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イラストまとめ【思考を絵にしてみよう】

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記事の中からイラストをまとめました。一覧でお楽しみください。
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2021年2月の記事一覧

労働と鍛錬7『身体も精神も血液のシステムであるという事実』

東京ハバナです。病気になるといろいろ身体のことが分かります。イメージと実感が繋がるのです。それは当事者にしか分からないことです。。理屈じゃなくて実感としてわかるのです。今日はそんなことを書いてみます。 狭心症の手術をしたことは前に話しましたね。手首から心臓までカテーテルを入れます。心臓に到達したら、血栓めがけてニトロを注入し、血栓を溶かします。さらにステントを入れて完了です。それはまるでロボットになって、修理工場でメンテナンスを受けているようでした。二度と御免だ。詳しく知り

【エピソードZERO】嗚呼、表現者

「読ませてもらいましたよ。同じような作品は過去にいくらでもあります。それに三流だ、あなたの作品は」 誰もが私にそう言うのだ。その度に溜息が私の心と頭に霧をかける。その霧が私の未来を曇らせ奪っていく。そこで私はその霧を振り払うように攻撃的になる。 「だからなんだと言うのですか」自分を守るための自己防衛だが、虚しさが広がっていく。 「これ以上の侮辱の言葉を私は知らないので、ここまででわかってもらえませんか。私もプロです。プロの判断です」 「いいや、わかるはずもない、あなたの言って

革命のはじめ方【レッスン14】『悪童日記』アゴタ・クリストフ著

アゴタ・クリストフの『悪童日記』3部作を読んだ。『悪童日記』ではシステムから外れた双子の兄弟の姿を描いていたと思う。『ふたりの証拠』ではその後の双子の片方の物語を見た。『第三の嘘』では我々の世界は虚像であることを見た。 私は文学作品を読むとシステムの存在についつい目が行ってしまう。作者は自分なりの表現でシステムの真実を伝えようと四苦八苦しているように思えてならない。この作品の作者アゴタ・クリストフにとっての世界の真実とは何なのであろうか。彼女は世界にどんなシステムを見たのだ

【論】コロナが仕事内容を分断する/ヒトは二極化していく

キロキロとヘクと出掛けたメートルがデシに蹴られてセンチミリミリ。こんばんはヤツザキシロウです。東京ハバナの古い友人です。 これほど自分の仕事に関して真摯に向かい合い、考えたことは今までなかった。テレワークになる者、引越しをする者、仕事の今後を心配する者、今まで通りの働き方ができない者、私はこの目で見て、この肌で感じる。コロナにより仕事内容の二極化が進んでいることを。 A:オペレーション作業に従事する者 B:戦略立案に従事する者 【A】は、ある種の作業を効率的に繰り返す。文