見出し画像

紙は文明が続く限り永続的なのだろうか。

こんにちは。
東杏印刷のオンラインストア「いいすと」です。

寒い日が続きますがお元気でしょうか。
今年も新年が明けまして、年始からいろいろな事が起こっています。
年始に初詣をしますと、QRコード決済サービスを取り入れている神社があり、時代は進んで行くのだなぁ、としみじみとなりました。
少しでも平穏な日常が送れるよう祈ってやみません。

さて、当社はもともと印刷を主として医療業界に貢献してきました。
なので紙の需給についての情報を述べてみます。

紙板紙の需給速報は、日本製紙連合会が発表する統計資料の一部で、紙と板紙の需給状況を定期的に報告しています。
この報告には、特定の期間(通常は月次)の紙と板紙の生産量、出荷量、輸入量、在庫量などが含まれています。

これらの情報は、製紙業界の動向を把握するための重要な指標となります。
例えば、生産量や出荷量の増減は、市場の需要動向を示す一方、在庫量の変動は供給過剰や不足の兆候を示すことがあります。

2023年の日本における紙・板紙の需給状況

2023年の日本における紙・板紙の需給状況については、以下の情報があります。

2023年5月:
紙・板紙の国内出荷は前年同月比9.0%減で、生産量は1,849千トンでした。

2023年3月:
紙・板紙の国内出荷は前年同月比5.7%減で、7ヶ月連続のマイナスとなりました。

2023年全体:
紙・板紙の内需全体は前年比2.1%減の2258万2千トンとなり、2年連続の減少となる見通しです。

これらの情報は、各月の需給速報や年間の予測に基づいています。

紙の需要はなぜ減少している?

紙・板紙の需要が減少している理由はいくつかあります。

デジタル化の進行:
印刷・情報用紙などの紙の需要は、デジタル化の進行により減少しています。
例えば、オフィスで使う用紙の需要は在宅勤務の定着などにより低迷しています。

値上げ:
製紙各社による値上げがデジタル化による紙の使用控えを促し、市場の縮小が一層進んでいます。

人口減少と少子化:
これらの構造的な要因も紙の需要減少に影響を与えています。

増加傾向の紙もあります


一方で、段ボール原紙などの板紙の需要は底堅く、外出増加や訪日客の回復、eコマースの普及などにより堅調に推移しています。
また、衛生用紙の需要は人流増加等を背景とする業務用向け需要の増加により増加傾向にあります。


これらの情報は一般的な傾向を示しており、具体的な状況は地域や業種により異なる場合があります。
日本製紙連合会の紙板紙需給速報は、毎月一度発表されているようです。
なお、最新の情報は常にウェブサイトで更新されています。
ご参考まで。
なお、これらの情報は2023年時点のものです。

毎年元日の紙の新聞が、チラシや第二部や第三部などの複数構成も相まって普段より分厚くなっていったのが、段々とデジタル化が進んでいくのを見ると、ちょっぴりのさみしさと期待が入り混じったような気持ちになります。
まだまだ紙の新聞や本が好きな私です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。(飯嶋)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。


よろしければサポートをお願いします!