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練習の基本的なやり方、のお話。

ハロー、こちら東京メタルシティ。7月、すっかり猛暑のお昼頃です。そちらの天気はどうかな?
熱中症に気をつけて、涼しく過ごしてください。

冷たいものでも飲みながら、少しお話ししましょう。

今の世の中、練習法については山ほど論じられてて、やれこれは意味がある、やれこれは意味がない、というやり取りも沢山あってかえって見失いやすい話も多いなぁと思います。
あと、音楽に関してもどういう演奏が『優れてる』みたいな話も多くてかなり厄介というか、まずちゃんと自分や一緒に演奏する人のやりたいことに即しているか、という部分からスタートした方が良いと思っています。

そんな今日は、曲を演奏する上で練習はこういう切り分け方をすると良いですよっていうシンプルな話です。短い話ですが、きっと必ず役に立つので、ぜひ。

まず、弾きたい曲があるとして、少しずつコピーしますよね。例えば4小節ずつだったりとか、ブロックごとだったりとか、ソロはソロだけ1小節ずつとか。で、少しずつ弾ける範囲を延ばしていく、みたいな。それはもちろんOK、というかかなり良い取り組みです。出来るだけ細かくバラして、少しずつゆっくり組み立ててって。
ここで求められるのはなるべく正確にフレーズを把握して運動を整理することですね。

で、次からが問題。
ワンコーラス通して弾けるだけのコピーをした、一曲分コピーをした、って状態から『曲に合わせて弾く』って状況になった時にありがちなんだけど、

・つまずいたところで止める
・ミスしたところからやりはじめる

ってやっちゃってません?っていう。
これを続けると、実はなかなか上手くなりませんし、人と合わせたり人前で演奏する時に非常に『本番に弱く』なります。
そういう止めグセ、やり直しグセが無意識で付くんですよね。

音楽には必ず流れがあって、フレーズ単体で存在するわけではないので、つまずいたりミスする度に止めてるとずっとその流れがない状態でフレーズだけ練習することになるので、なかなか思うようにいかなくなります。

そういう時は一度セクション・フレーズの練習に戻りましょう。通して練習するのとは分けて、通す時はワンコーラスならワンコーラス、フルコーラスならフルコーラスというように決めた範囲を多少のミスがあっても止めずに弾ききるようにしてみてください。

演奏に対する集中力の持続時間にも直接影響するので、ぜひ取り入れてみてください。
楽しく練習していきましょう。

東京メタルシティより愛を込めて


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