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クリエポに行ってきた話

こんにちは、東京メロンボーイです。
少し前にクリエイターEXPOに行ってきたので、今回はそのことについて書こうと思います。
クリエイターEXPOは「クリエポ」と呼ばれていて、クリエイターたちがビジネスにつなげるために出展をしている展示会です。
東京ビッグサイトで開催されています。

クリエポを知った経緯

クリエポのことは、毎年参加しているというイラストレーターの方から聞きました。
その方いわく、出展料は高いけれどそれ以上に仕事がもらえるので、毎回黒字になっているとのことでした。
クリエポに参加している人を調べてみると、どちらかというとカット的なイラストを描いている人が多い印象。
僕は背景ありの絵を描くことが多いので、ちょっと毛色がちがうかなーと思い、参加は考えていませんでした。

なぜ今回行ったのか

クリエポの存在を知ってから、参加はしないもののTwitter等で動向は追っていました。
そして最近、僕の観測範囲内で、いわゆる絵師の方が参加しはじめているような動きを感じたんです。
絵師といえば、カットよりも一枚の絵で世界を描いている人が多い印象です。
僕は絵師ではないけれど、少しだけ参加者の雰囲気が変わってきているような気がしました。
それで、営業のために次回は参加しようくらいの前向きな気持ちで、今回は下見に行ってきました。

いざ、クリエポへ

クリエポは東京ビッグサイトで開催されてれいるとのことで、コミティアみたいなかなりでかい規模のイベントだと思っていました。
実際に行ってみると、確かにでかいイベントではあるのですが、その全部がクリエポの会場ではありませんでした。
ソニーとか富士ゼロックスとかの一般の企業が参加しているギフトショーのようなイベントの一角に、クリエイターの区画があると行った具合でした。
だからそんなにクリエポの規模自体は大きくない。
クリエポの区画では、イラスト、アート、絵本、文章などのジャンル分けがされていました。

クリエポの雰囲気

クリエポ会場はかなり熱気に包まれていました。
というか、同時に開催されている企業のギフトショーの来場者もすごくて、歩き回るだけでもけっこう疲れます。

クリエポ出展者の方たちは、かなり積極的な印象でした。
みなさんテイクフリーの冊子を配布しているのですが、選挙のチラシを配るようなかんじで熱意がすごい方が多かったです。
商売をしにきてる!って感じです。
なので、僕みたいに人と接するのがあまり得意ではない人にはちょっときびしいかもなと思いました。

もちろんそういう人ばかりではなかったけれど、前のめりに行ける人の方が合っている空間だということは間違いないです。

配布されていた冊子について

僕もいくつか冊子をいただいたのですが、画集のように絵を見せる静かな佇まいのものより、主張が強いものの方が印象が強かったです。
具体的にいうと、文字で「これができます!」、「こういうことを提供できます!」と声高に書いてある冊子の方が、なんだかやってくれそうな気がしました。
流行りのおしゃれなZINEではなく、どちらかといえば企業の会社案内に近いです。

また、各ブースはいかに目立つかを競っているようで、ポスターや飾りつけが華やかでした。
ただ、どのブースも主張が強くて、打ち消しあっているというか、逆に目立っていないのではと思うところもありました。
その中でも差別化して目立っている方もいたので、本当にみなさん工夫されている印象でした。

クリエポに行ってみて

次回は出展するぞくらいの気持ちで行ってみたのですが、ちょっと僕が目指している方向とは違うような気がしました。
やはり以前から想像していた通り、カットイラスト的というか説明的なイラストを描かれる方がほとんどでした。

Twitter上では、クリエポに対してポジティブなコメントをよく目にするのですが、実際に出展者の何割が仕事につながっているは謎です。
もしかしたら、結果に繋がった方のコメントだけが目立っていて、そうでない人は発信していなのかもしれません。あくまで憶測ですが。

クリエポには、僕があまり描かないジャンルのイラストを描かれる方も多くいました。
イラストというくくりで、こんなにも多くの方が商売目的でやっていることをリアルで知れたという経験が大きかったです。
イラストレーターにとって、どうやって自分のことを知ってもらうかは大きな課題です。
ここ最近はSNSが主流のような気がしますが、クリエポのように人と人とが直に顔を合わせるやり方もありなんだなと勉強になりました。
クリエポが今後どう変わっていくのか、それとも変わらないのか気になるところです。


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