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都内3地域の観光データ活用を支援しています!

 東京都では、「DXによる観光データ活用等支援事業」を通じて、都内地域のデータ活用を支援しています。
 令和5年7月、本事業の支援対象となるグループを公募し、以下の代表組織を中心としたつのグループを決定しました。

 ・一般社団法人 港区観光協会
 ・立川市
 ・八王子市

 現在、各グループに対する支援を実施しています。



➀ 「観光×データ活用」の重要性とは?


 各産業でDXによるビジネスモデルの転換が図られている中、観光分野においてもDXの重要性が高まっています。
 特に、観光地が抱える課題解決するためには、経験や勘に頼った対応だけでは不十分であり、地域内連携し様々なデータ取得分析することで、観光地特性観光客行動ニーズ等を捉えた適切な施策を打ち出していくことが重要です。
 また、施策実施後も、データに基づき客観的施策効果振り返ることで、より有効な施策の立案に繋がっていきます。
 
 現在はデジタルマーケティングが普及し、観光地の状況や観光客の行動等の実態を把握するための多種多様なデータが流通している一方、それらの中から課題解決適したデータを選定・取得し、分析していくことは困難であるといえます。
 更に、観光地の実態を把握するためには、単一のデータにとどまらず、複数のデータを掛け合わせて多角的分析を深めることが有効ですが、こうしたスキルノウハウを身に着けることは容易ではありません。

 そこで東京都では、令和5年度から「DXによる観光データ活用等支援事業」を立ち上げ、地域単位で抱える観光課題に対して、様々なデータ活用しながら解決を図る取組を支援していきます。


➁ 支援内容をご紹介します!

 
 本事業では、データ取得分析活用のサイクルを伴走支援し、地域内で自立的持続的にデータ利活用が行える体制構築することで、観光地における課題解決し、回遊性向上消費拡大等の実現を目指します。
 支援対象は、「東京都内の行政または観光協会等が中心となり、地域内の観光関連事業者(例:商店・交通・観光・宿泊事業者 等)と連携して構成されたグループ」(以下「支援グループ」)です。
 東京都より委託を受けた運営事務局および専門アドバイザーと連携しながら、令和5年度から6年度にかけて支援をしていきます。

<実施体制図>


 令和5~6年度における具体的な支援内容は以下のとおりです。

➊まず、運営事務局及び専門アドバイザーが、支援グループが感じている観光課題について丁寧にヒアリングします。
 支援グループが感じている観光課題に対し、観光地実態を明らかにするために、必要かつ現実的に入手可能データ選定を行います(例:観光地の状況や観光客の行動等を把握できる観光統計データ、観光客の行動等を把握できる位置情報データ 等)。

➋次に、選定したデータを実際に取得します。取得に際しては、データごとに適切な取得方法を運営事務局が提案します(例:自治体のオープンデータの入手、観光施設等におけるアンケート調査の実施、地域内の関連施設への保有データ提供の呼びかけ 等)。
 取得したデータを取りまとめ、専門アドバイザーがダッシュボード等を用いて分かりやすく整理し、観光地の実態を可視化分析します。

➌分析したデータを基に、支援グループと運営事務局、専門アドバイザーで話し合い、観光課題解決に向けた有効な観光施策立案を実施します(例:適切なターゲットに向けたPR、地域内の周遊促進施策 等)。
 運営事務局が関係者との調整等もサポートし、地域内の連携体制構築していきます。

➍支援グループはデータに基づいた観光施策実行し、運営事務局のサポートを受けながら実施結果データによって振り返ることで、更なる改善策の立案・実施に繋げていきます。

 支援期間中、➊~➍のサイクルを実施し、徐々に地域内で自走化できることを目指して、運営事務局が伴走支援いたします。

<支援実施のサイクル>


 これから、noteを通じて、実際に行っている取組内容を紹介してまいります。 私たちの取組と今後のレポートに、ぜひご注目ください!

東京都 産業労働局 観光部 「DXによる観光データ活用等支援事業」
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/data-katsuyou/


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