非営利団体がAirbnb体験サービスで成功する方法

Airbnbの体験サービスには「社会貢献」というカテゴリーがあり、非営利団体が行う体験にゲストが参加することができます。一方で、非営利団体としても、自分たちの活動を世界中から来るゲストに知ってもらうきっかけになるので、非営利団体が社会貢献型の体験を行うことが世界的に増えています。

また、他のカテゴリーの体験サービスと違い、社会貢献型の体験サービスで得られた収益は全て非営利団体に振り込まれます。Airbnbのサービス手数料を考慮せずに価格を設定することができるため、普通の体験サービスよりお手軽な体験を提供することが期待できます。

このnoteでは過去に行われたAirbnbのウェブセミナーから得た情報を元に、非営利団体がAirbnb体験サービスで成功する方法について紹介したいと思います。

非営利団体にとってのメリット

非営利団体がAirbnbの体験サービスを行うと次のようなメリットが受けられます。

◎ 持続的な収益
非営利団体といえど、活動を維持するにはお金が必要で、お金を調達する必要があります。Airbnbの体験サービスでは収益の100％が非営利団体に振り込まれるので、新たなお金の獲得手段として使うことができます。

◎ 世界的に認知される
Airbnbを使う人は世界中にいます。もし非営利団体のAirbnb体験に海外のゲスト参加し、活動の目的に共感すれば、非営利団体の活動は世界的に知られるかもしれません。もし体験に参加できなくても、体験ページを見て、Googleで非営利団体のホームページを見つけて、活動に興味を持ってもらえるかもしれません。

◎ 長期的な応援
非営利団体の体験に参加し、活動に共感してくれたゲストと体験後も関係が繋がれば、長期的に応援してくれるかもしれません。

非営利団体がAirbnb体験で成功する方法

Airbnb体験で成功している非営利団体がどんなことをしているのかいくつか紹介したいと思います。

◎ 「Google Ad Grants」を利用する
既に多くの非営利団体が自分たちの活動について紹介したホームページを持っていると思いますが、持っていなければ作りましょう。

ホームページを持った非営利団体は「Goggle Ad Grants」というサービスを使うことができます。非営利団体向けの助成金で、「Google 広告」の広告費が、毎月 10,000米ドル分助成されます。採用するボランティアの数を増やしたり、より多くの寄付金を集めたり、あなたの取り組みを世界中のユーザーと共有するなどに使えますが、広告費を使ってAirbnbの体験サービスを紹介してみましょう。

例えば、あなたが犬と触れ合える機会をサンフランシスコで探しており、「犬カフェ　サンフランシスコ」とGoogleで調べた際、犬の保護活動をする団体の活動を見つけるかもしれません。

犬好きの人は世界中にたくさんいるので、犬と触れ合えながらあなたの活動を支援する体験に予約してくれるかもしれません。

Googleは他にも、非営利団体向けのサービスをG SuiteやYoutubeにも用意しているので、「非営利団体向けのプログラム」もチェックすると良いかもしれません。

◎ SNSを利用する
Facebook、Instagram、YoutubeなどのSNSを駆使しましょう。体験に参加したゲストと関係性を築くことができますし、あなたの活動がシェアされるかもしれません。定期的に更新し、SNSからホームページ、またはAirbnbの体験ページのリンクにアクセスできるようにすることも大事です。

ハッシュタグやキーワードを使うことも忘れないようにしましょう。オリジナルなハッシュタグやキーワードがあると、後から調べられやすいです。

◎ Facebookグループに投稿する
Airbnbの体験ホストからなるグループページがFacebookにはあります。他の体験ホストに非営利団体の活動について紹介し、横の関係を強めることで、彼らが活動を紹介してくれるかもしれません。

◎ その他
その他の手段として、ニュースレターの配信、非営利団体のフォーラムでの発表などが、体験サービスの認知度に貢献するようです。