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【とくしま福祉広報】No.36

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No. 36 昭和39年3 月20 日発行
とくしま福祉広報
徳島市万代町1 県庁内社会福祉法人徳島県社会福祉協議会
くも

じ>
特集一昭和38年度の事業報告
社会福祉大会等と人事・・・3
市町村社協活動の推進・・・4
しあわせを高める運動の推進・・・6
民生(児童) 委員の資質向上・・・9
善意銀行の歩み・・・10
老人福祉・・・1 5
身体障害者の福祉・・・17
精薄者の福祉・・・18
保育事業の推進・・・19
児童福祉の動き・・・22
母子福祉活動の推進・・・25
広報活動・・・27
社会福祉事業の寄付金を一つにまとめた窓ロー—それは赤い羽根です
__________________________________
. 3...
I 社会福祉大会等と人事I

  • 第7 回県社会福祉大会
    昭和38年10 月25 日徳島市文化センターで関係者1, 000 名の参加を得て,開催,名誉大会長表彰
    (13) 大会長表彰(37) 大会長感謝(19) 共同募金会長表彰(36) 共同募金会長感謝(102) 大田
    賞( 5) の各表彰並びに感謝状が贈呈され,全体討議,大会宣言,決議の採択,評論家石垣純二先
    生の講演等を行い盛大に挙行された。
    合全国社会福祉大会に参加
    昭和38年10 月30 日東京都日比谷講会堂で開催本県から25名が参加,なおこの大会で本県関係者
    が厚生大臣表彰( 6) 全社協会長表彰(3) をうけた。
    合社会福祉関係国家予算確保運動に参加
    昭和39年度の予算獲得運動に協力するため資金カンパ(40,000 円)請願陳情(延30名)を行っ
    た。
    *人事

  1. 山口会長辞任
    県社協会長として10余年間,大いに活躍された山ロー雄は,一身上の都合により昭和39 年3 月
    17 日辞表を提出,県社協副会長会でこれを受理,当分は吉積副会長が県社協会長代理として職務
    を執行することになった。

  2. 県社協事務局の移動
    昭和38年度内に5 名の職員が退職, 5 名を新規採用し,現員10 名,欠員1 名となっている。
    @退職者
    昭和38年4 月30 日書記羊自木憲生
    ” 6 月30 日主事木谷宜弘
    昭和39年2 月15 日書記河野紀代子
    @採用
    昭和58年6 月1 日書記浜ロ郁夫
    II ” 書記松永勝人
    II 8 月19 日書記小笠勅
    __________________________________
    ... 4...
    I 市町村社協活動の推進I
    県下4 市, 49町村に社協は結成されているが,いわゆる看板社協, トンネル社協も多く,特に昭
    和38年度は社協組織,機構と機能を整備することを重点目標にとりあげ,段階的に社協活動を積み
    上げすべく,努力している。

  3. 福祉活動指導員の設置
    昭和38年度から国費補助でこの指導員2 名の設置が認められ,次の事務局職員を配転した。
    〇福祉活動指導員事務局次長藤原普
    II 主事若岡正
    〇活動費
    職員費( 2 人分) 600,000.—
    旅費,需要費154,160.—
    計754,160 円
    〇市町村社協現地指導
    社協実態調査と各種会合に現地指導を行っており,各市町村社協別の台帳を整備した。
    (現地指導回数52 回)

  4. 専任職員設置促進
    現在の市町村社協専任(専従)職員は
    徳島市4 名小松島市
    阿南市3 名嗚門市
    日和佐町1 名羽ノ浦町
    勝浦町1 名国府町
    大麻町2 名土成町
    山川町2 名脇町
    計25 名
    4 名
    4 名
    1 名
    1 名
    1 名
    1 名
    なお年6 回,市町村社協専任職員連絡会(略称バ局の会:::)を開催し,当面する具体的社協活
    動の推進について相互に研究協議を行っている。

  5. 市町村社協の具体的活動推進計画の検討
    全社協はさきに社会福祉長期建設基本構想を発表したが,これが具体的活動推進計画を全国社
    協事務局長セミナー業務組織部長会で決定,昭和38年度を第1 年度として, 5 年計画で次の目標
    へ引き上げることになり,本県もこの方針で推進することになった。
    (1) 全市町村社協が地域保健福祉計画をもつようにする。
    (2) 全市町村社協が有給専任職員をもつようにする。
    (3) 市社協の全部及び町村社協の5 分の1 が法人格をもつようにする。
    (4) 全市町村社協が広報誌を定期刊行するようにする。

  6. 市,郡内町村社協連絡協議会
    __________________________________
    ... 5...
    4 市`各漿福祉事務所管内別の町村社協活動の連絡調整をはかり,地域の特色を生かした活動
    推進のため社協連絡協議会が設置されているが,各ブロックとも2~5 回連絡会,各1 回組織指
    導者研修会が開催され,事業計画,当面する課題研究が行われた。

  7. 保健福祉地区組織活動の推進
    昭和34年に,中央育成協が設置されこの活動は推進されているが,昭和38年度から国費同額の
    県費が支出されこの事業はさらに拡充強化された。
    (1)組織
    昭和38年6 月25 日徳島県保健福祉地区組織育成協議会が発足,会長,副会長,常任委員,委員
    監事を選出,昭和38年度の事業計画予算を決定,具体的な事業は幹事会によって推進している。
    (2) 組織指導者の研修
    県段階の研究集会を9 月11 日徳島市で県下の指導者200 名を集め,活動事例の研究,大阪市立
    大学岡村教授の講演,全体討議等を行った。
    又,ブロック別の研修会を年度内に実施することになっている゜
    (3) 活動推進地区の指定
    @ 継続地区(5 地区)
    山川町,阿南市伊島地区,羽ノ浦町,徳島市川内地区,小松島市北校地区
    @ 昭和38年度の指定(2 地区)
    嗚門市桑島地区,由岐町
    @ 推進地区実践活動重点目標
    ① 子どもを事故から守る運動
    ョ 清潔なまちをつくる運動の推進
    ③ 病気になるまい運動の推進
    ④ としよりの健康や福祉を守る運動の推進
    (4) 昭和58年度の予算
    事務費58,000 円
    事業費894,000 円
    __________________________________
    ... 6...
    指導者育成費150,000
    広報活動費10,000
    関係団体共催費23,000
    地方協議会開催費21,000
    推進地区費690,000
    計952,000 円
    (5) 活動の成果
    ① 小松島市北校地区は,特に保健衛生の活動が中央でも認められ,昭和38年11 月11 日院催の
    全国環境衛生大会で表彰された。
    ⑧ 阿南市伊島地区は,離島における地域ぐるみの活動推進で実践をあげつつあり,昭和39年
    5 月7~8 日の2 日間中央育成協の講師団により現地調査が行われ,今後の活動推進の参考
    的資料を提供した。
    しあわせを高める運動の推進

  8. しあわせを高める運動の推進
    3 年目を迎えた本運動を再らに強力に推進するため, 4 月19 日, 8 月13 日, 11 月19 日開催の県
    社協民生児童委員部会とかねて,運動の充実,効果的組織的な推進方策等について研究協議を重
    ね,従来の活動目標の徹底実践に努めた。
    活動目標
    (1) しあわせを高める運動推進委員会を完全に設置する。
    (2) 世帯票の作成,完備,記録など整備に努める。
    (3) 民生委員協議会活動の充実強化をはかること。
    • しあわせを高める運動,民生委員担当職員研究協議会への参加
    当面の本運動を阻害している諸問題の究明と,強力な推進体制と,効果的な実践方策を検討
    するため,本会議が6 月4 日~ 6 日までの3 日間神奈川県で開催せられ,本県より板東主事
    (県厚生課)若岡主事(県社協)が参加した。
    • 九州,四国ブロックしあわせを高める運動推進研究協議会への参加
    11 月25 日26 日の両日,高知市で開催せられ,本県より森本民生委員部会長をはじめ,関係職
    員4 名が参加し,本運動の今後の推進方策の樹立などにつき研修を重ねた。

  9. 心配こと相談事業の推進
    __________________________________
    . 7...
    本年は,新しく国府町,日和佐町,山川町,美馬町,東祖谷山村の5 ケ所が公費補助を受け開
    設し,既設の15 ケ所に加え18 ケ所となった。
    既設心配ごと相談所で咋年度中に取扱った件数は2587件の多きに達し,他の適当な機関への斡
    旋,所内解決などにより,相談の大部分を解決し,非常な効果を挙げている。
    ◎主な動き
    0 連絡協議会の開催
    第1 回38年9 月7 日自治会館
    第2 回38年11 月29 日阿南市
    上記のように連絡協議会を開催し,相談所の運営点検,ケース研究などにつき,研究協議
    をした。
    〇相談員全員研修会の開催
    相談員の相談技術の向上,相談所の効果的な運営をするため39年5 月26 日自治会館に於い
    て,山口透氏(愛媛大学教授)を講師に迎え開催した。
    研修会には,県下各相談所より,相談員,関係職員が多数参加し,終始熱心に研修を重ね
    特に,山口透氏の講演「心配ごと相談員の心構え」は参会者に非常な好評を博した。
    0 中四国心配ごと相談所相談員研修会参加
    39年1 月23 日24 日の両日,松山市に於いて開催せられ本県より,小野相談員(徳島市主任
    相談員)をはじめ10 名が参加し,終始熱心に研修に励んだ。
    〇心配ごと相談所運営指導調査の実施
    新設の相談所を含め, 8 ケ所の相談所について1 月下旬より2 月中旬にわたり指導調査を
    実施
    〇心配ごと相談所運営資料の作成

  10. 家庭内職推進指導
    昨年実施した内職希望実態調査の集計結果を印刷製本し,市町村社協,民協総務,その他関係
    者に配布し,今後の推進指導の参考とした。
    また,有望内職の講習会を徳島市,小松島市で実施した。

  11. 法外援護
    本年度は,旅費補助12件生活一時援護4 件その他1 件の法外の援護をした。

  12. 世帯更生資金の貨付
    昭和38年度の貸付資金は3200万円の予算で年5 回の貸付運営委員会を開催次の通り貸付を行っ
    た。
    __________________________________
    ... 8...
    (1) 申込と貸付の状況
    申込決定
    更生資金件円件円
    生業費265件30,893,850 円166件14,218,000 円
    支度費4件60,000 円4件60,000 円
    技能習得費2 件54,000 円1 件18,000 円
    身体障害者更生資金
    生業費75件8,815,003 円57件4,890,000 円
    技能習得費1 件27,000 円1 件27,000 円
    生活資金4件55,000 円5件37,000 円
    住宅資金
    増改築費70件6,540,000 円42件3,455,000 円
    補修費18件503,000 円17件483,000 円
    修学資金41 件1,536,000 円37件1,302,500 円
    療養資金66 件2,988,000 円52件1,896,000 円
    災害援護資金16件1,522,000 円13件1,222,000 円
    計562件52,993,850 円393件27,608,500 円

  13. 1賞還状況
    各市町村社協,関係者の努力で,次第に償還成績は向上されつつあるが,まだ全国平均を下廻
    っており現在62%である。
    従って昭和58年度は県社協担当職員が各市町村社協へ現地実態調査を行い,貸付業務関係書類
    の点検,特に貸付者の事後指導を強く要請した。
    また昭和38年8 月1 日現在の滞納世帯一斉調査を国並びに県の指示で行い316 世帯について実
    情を把握,調査表を作成して報告した。

  14. 貸付事務費
    この資金の貸付事務費として1, 144,4□0:P] が県から交付され,民生委員に貸付事務従事者実費
    弁償費として1 人当り300 円を支給し,残額を県社協の貸付事務費に充当した。
    __________________________________
    ... 9 •••
    生童
    民児
    委員の資質向上

  • 民生児童委員部会の活動

  1. 部会の開催
    第1 回38年4 月19 日県立母子寮
    第2 回38年8 月13 日II
    第3 回38年11 月19 日II
    上記のとおり,部会を3 回開催し, しあわわを高める運動の推進,児童委員活動の推進,
    社協活動の推進方策等について研究協議を重ねた。

  2. 甲賀町民生委員との交換研修会の実施
    例年実施している先進地民生委員との交換研修会は,本年度は12月5 6 7 日の3 日間部会委員
    全員が滋賀県甲賀町をおとずれ,交換研修を実施した。
    この甲賀町は,滋賀県でも有数の社協活動,民協活動の先進地として,県内外からの視察者も
    非常に多く,社会福祉関係者の間でよく知られているところであり,今後,本県の社協活動,民
    協活動を推進するにあたり,非常に参考となった。

  3. 四国ブロック民協総務研修会の開催
    当面の民協活動を阻害している問題を究明するため毎年四国各県で持廻りし開催しているこの
    会議を,本年は本県が当番県として8 月20 日~22 日の3 日間自治会館にて開催した。
    この会議には中央より,牧全社協業務部長,船戸主事講師として,三浦大阪社大教授,小田徳
    大教授を迎え指導を受けた。

  • 関係会議への代表参加
    本年も次のような関係会議が開催せられ,本県民生委員代表が参加して,研鑽を積んだ。
    〇全国民生委員部会長研修会
    7 月24 日~26 日長野県森本部会長参加
    〇全国民生児童委員総会
    9 月26 日~28 日大分県森本部会長井上県厚生課長など15名参加
    〇四国ブロック民委部会長連絡会
    10 月17 日~ 18 日香川県森本部会長が参加
    〇家庭児童福祉活動推進研修会
    3 月4 日~ 6 日神奈川県尾形綾子(鳴門市)
    斎藤静恵(小松島市)の2 名が参加
    __________________________________
    ・・・10 ・・・
    合民生委員互助共励事業
    〇共励事業

  1. 実験研究民生委員協議会の指定
    共励事業の一つとして本年度より民協活動を組織的効果的に推進する方策を実験的,研究的
    に行うために特定の民協を指定しその成果を他の民協に及ぼし民協活動の振輿をはかることに
    なり,本県では名西郡神山町民協,海部郡牟岐町民協を指定しそれぞれ活発な活動を続けてい
    る。

  2. ブロック別民生委員研修会,総務研修会
    3 月中に開催実施の予定
    〇互助事業
    本県民生委員全員が全国互助共励事業に加入し38年4 月1 日より5 月15 日までに本県は次のと
    おりの給付を受けた。
    給付申請決定状況
    申請給付決定

  3. 死亡
    死亡弔慰金9 件90,000 円5 件50,000 円
    (内申請中4 件)
    配偶者
    死亡弔慰金8 件16,000 円6 件12,000 円
    (内申請中2 件)

  4. 傷病
    傷病見舞金21 件21,000 円14件14,000 円
    (内申請中7 件)
    公務偽病見舞金1 件
    (申請中)

  5. 災害
    災害見舞金1 件3,000 円
    (申請中)
    計40件130,000 円25件76,000 円
    1 善意銀行の歩みI
    全国のトップを切って発足した善意銀行は二年度を迎え,この内容,運営が充実され,より多く
    __________________________________
    ...11...
    の成果をあげつつある。

  6. 善意銀行支店開設状況
    昭和37年5 月17 日小松島市社協
    昭和37年7 月5 日徳島市社協
    昭和37年9 月1 日大麻町社協
    昭和37年9 月21 日三加茂町社協
    昭和37年10月1 日羽の浦町社協
    昭和37年10 月1 日国府町社協
    昭和37年12月1 日脇町社協
    昭和38年1 月17 日勝浦町社協
    昭和38年7 月1 日鳴門市社協
    昭和38年8 月1 日松茂町社協
    昭和38年12 月1 日池田町社協
    昭和39年1 月1 日山城町社協

  7. 善意銀行の登録払出しの状況
    本店(38年4 月1 日~39年5 月20 日)
    登録件数(既登録件数) 払出し状況
    金品預金63件(61) 58件
    技術預金15件(31) 55件
    労力預金0 件(23) 5 件
    特別預金0 件(2) 1 件
    計78件(117) 97件

  8. :::善意銀行まつり:::を実施
    1 周年を記念して,次のような要領で‘善意銀行まつり、を実施し,善意銀行運営の反省と拡
    張を図った。
    古徳島善意銀行開設1 周年記念
    ‘善意銀行まつり、実施要項
    (1) 趣旨全国はじめての善意銀行が徳島に開設されて1 周年を迎えた。これを契機として善意銀
    行設立の趣旨の徹底と社会福祉の協力者の開拓をはかるため全県的運動を展開しょうとするも
    のである。
    (2) 名称善意銀行開設1 周年記念`善意銀行まつりヽ
    __________________________________
    ・・・12 ・・・
    (3)
    (4)
    (5)
    (6)
    (7)
    (8)
    (9)
    期間
    主催
    後援
    協賛

    ①②③④
    県本店実施事項
    ①®⑧④
    昭和38年5 月17 日(金) ~ 5 月26 日(日)
    徳島善意銀行(徳島漿社会福祉協議会,市町村社会福祉協議会)
    徳島県,徳島市,徳島県商工会議所,徳島県中小企業団体中央会,徳島新聞社
    県下各中小企業団体,各奉仕者グ)レープ

    未設置市町村に対する支店開設の促進
    日の当らぬ場所の絶滅
    ボランテイアの開拓
    善意銀行趣旨の周知徹底
    善意銀行のPR (報道機関を通じてPR,
    本店株主総会の実施
    伊島芸能慰問団派遺
    愛の贈物市中パレード
    ボランティア広報の発行)
    市町村において実施される事項
    ①®③④⑤
    善意銀行のPR
    預託の払出し促進
    ニードの調査と福祉に欠ける状態の発見
    ボランティア活動の組織化
    愛の贈物の展開と愛の贈物パレードヘの参加

  9. 善意銀行運営委員会の設置
    善意銀行本店の適正な運営を図るため,諮問機関として,次のメンバーで運営委員会を編成し
    第1 回の運営委員会を38年5 月15 日県庁内第1 会議室で開催した。
    善意銀行運営委員名簿
    奉仕団体代表山本長
    ボランティア代表斎藤武
    志次
    児童福祉代表
    報道機関代表
    善意銀行支店代表
    県社協民生委員代表
    県厚生課長
    県母子課長
    県共募事務局長
    県社協事務局長
    浦形田本上木

    松山徳森井一林町

    党勲栄八治栄忠
    青年会議所理事長
    ライオンズクラプ
    こころの里親会長
    県児童福祉施設協議会長
    徳島新聞広告部長
    徳島市社協事務局長
    県社協民生委員部長

    __________________________________
    ,.. 13 ・・・
    老人の福祉
    玄老人福祉法制定
    待望の念願であった老人福祉法は第43通常国会に提案, 7 月6 日制定され8 月1 日から施行さ
    れることとなった。これが施策として老人福祉施設(養護老人ホーム,特別養護老人ホーム,軽
    費老人ホーム,老人福祉センター)の整備,健康診査の実施老人家庭奉仕事業制度,老人クラプ
    の助成,養護委託制度,その他各福祉事務所に老人福祉主事の配置, 9 月15 日を「老人の日」と
    すること。中央地方社会福祉審議会に老人福祉専問分科会を設置することなどが規定されてい
    る。しかしこれ等の施策はすべて今後に課せられた問題が数多く山積されており特に老後の生活
    の保障において最も重要な所得保障の問題が規定されていない。今後これが解決には,前向きの
    姿勢で老人の福祉を推進していくことが強く要望される。
    合老人クラプの結成進む
    去る38年8 月1 日老人の基本法とし老人福祉法が制定され,国及び地方公共団体の責務のもと
    に老人の福祉増進が図られることになった。これに基き老人クラブは老人福祉増進事業の一環と
    して自主的活動と公共的援助により全県下に345 クラブが結成され活発に活動を展開している。
    県下の結成状況次のとおり。
    老人クラプ結成状況

    既数存クラブ増髯加,ク. ラブ計I 既数存クラブ髯増加,ク. フ一フ市町村名 (昭38.7.15) ,, 計 3.1) 市町村名(昭38.7.15) 3.1)
    ぎ島市20 ゜ 20 上那賀町1 2 ゜ 2
    烏門市21 5 26 木沢村゜ 2 2
    済毯島市22 ゜ 22 木頭村゜ 1 1
    u 南市39 ゜ 39 由岐町7 ゜ 7
    伶浦町2 5 7 日和佐町, 1 10
    :勝町1 1 2 牟岐町゜ , ,
    那河内村8 ゜ 8 海南町12 ゜ 12
    目府町3 5 8 海部町5 ゜ 5
    i井町5 ゜ 5 宍喰町1 D 1
    市山町7 ゜ 7 大麻町16 ゜ 16
    B 賀川町2 6 8 松茂町1 2 3
    〗ノ浦町1 7 8 北島町1 ゜ 1
    を敷町2 4 6 応神村1 ゜ 1
    目生町2 ゜ 2 藍住町1 15 19
    __________________________________
    ・・・14...
    板野町
    上板町
    吉野町
    土成町
    市場町
    阿波町
    鴨島町
    川島町
    山川町
    l
    美郷村
    木屋平村
    脇町
    美馬町
    5512151211149
    0000500400182
    半田町
    貞光町
    1 一字村
    2 穴吹町
    三野町
    三好町
    1 池田町
    6 山城町
    1 井川町
    1 三加茂町
    2 東祖谷山村
    12 西祖谷山村
    11 計
    4404124211004 4 2
    565425 ー4,4_5,'14ー—2,ー5 4 5
    1250110220421 ー

    合老人クラプの活動
    老人クラブ活動は老人福祉法の制定に伴い漸々安定化し老人クラブの自主的活動に国及び地方公
    共団体の援助が加わり快調に進展しているのは喜ばしいことである。
    県老人クラブ連合会の行なった事業は次のとおり。

  10. 四国ブロック老人クラブ大会の開催
    10 月7 日8 日の両日四国四県老人クラブ連合会の幹部200人が経済センターに参集し四県の連
    絡協議会を開催し当面の諸問題についての大会決議を宣言しお互の結束を固めた。

  11. 指導者研修会の開催
    10月16 日徳島ホールにおいて老人クラブ会長等の指導者350人が集り開催された。
    老人福祉法制定後初の研修会とあって実に有意義かつ効果的であった。

  12. 老人福祉法制定祝賀芸能大会の開催
    12 月5 日徳島市文化センターで1,000 人の老人が参加し開催され日頃きたえた自慢の芸を披露
    しお互に親睦を深めた。

  13. 老人健康コンクー)レの開催
    3 月27 日徳島保健所において各市郡連より選ばれた代表男女22人が参加し,開催され老人の健
    康診査に関し認識を深める推進力とした。

  14. 老友新聞軌道にのる。
    老人界では日本3 大新聞の1 つとして全国に知られる徳島老友新聞は創刊5 周年を迎え発刊部
    __________________________________
    ...15...
    数も倍増し::::老人による:::: ::::老人のための:::: ::::老人の新聞::::として,広く全国の老人の愛読紙と
    なっている。

  15. 各種大会への参加
    9 月5 日6 日の2 日東京都において全国老人福祉事業関係者会議が開催され県老連より正副会
    長5 名が参加し,当面の諸問題を研究討議し福祉対策の指針とした。
    古老人大学の開講
    老人クラブの大きな推進力となっている老人大学の開講は33年に鳴門市を皮切りに年と共に幾
    何級数的に増加し,現在益々盛況を博している。開講状況次のとおS 。
    老人犬学開講実績

    1. 11 調
      開催:年:期喜↓二j時度叫嗜1開催:ロバ開催二言習|面こ□畜ぃ8こ喜講
      月人1 月人月人月人月人月人
      鳴門市9 84徳島市9 120 徳島市91 228 徳島市111237 鳴門市101281 徳島市11 270|
      小松島市11I 91 小松島市111 95 小松島市111 241 小松島市111 224 小松島市111 215 小松島市10 250'
      阿波町5 412 板野町11I 92 阿南市71 405 阿南市71 365 阿南市8 458
      合計2 回175
      一鴨島町9j 204 上板町5 245 勝浦町9 215•勝浦町8 225 勝浦町8 150
      合計4回851 市場町5 270 国府町4 186l佐那翫58 5 164 上勝町8 120
      ー一鴨島町91 248 石井町51 130.国府町7I 63 国府町12 80
      山川町9 212 神山町5 120l石井町10 155 石井町5 170

  • 老人福祉施設協議会の状況
    合計7回1536 那賀川町31330那賀川町11 270 神山町11 210|
    羽ノ浦町5 218 鷲敷町81159 那賀川町111 350
    器敷町81 244 相生町121.171 鷲敷町8150:
    牟岐町101 221 上那賀町111100 相生町121120
    大麻町91 212 日和佐町91153 上那賀町61 so:
    1板野町111 71 牟岐町11 171 11 9 58
    圧板町5601大麻町9 59 木頭村9 100
    市場町31 300 藍住町101 261 日和佐町101 94
    合計115回51751板野町11 61 大麻町9 225
    吉野町91 60 藍住町91 2651
    土成町101 146 板野町111 81
    阿波町31 424 池田町121 130
    1鴨島町41228 三加茂町101 130!
    川島町101 99 佐那5月未定
    河内村
    合計21 回3888
    合計21 回15451
    累計70回悶紅
    施設収容者老人の福祉向上を図ることを目的とした県内の老人福祉施設をもって38年4 月に発
    __________________________________
    ···16 ・・・
    足した県老人福祉施設協議会は創立1 週年を迎え着々とその成果を興げ関係者より喜ばれてい
    る。
    事業内容は次のとおり。

  1. 施設長会の開催
    各施設間の連絡協議会として程んど毎月適宜問題を取り上げ開催し施設運営の万全に努めてい
    る。

  2. 各種大会の参加
    5 月15. 16日の両日香川県において第12 回四国養老救護事業関係者大会が開催され,本会より
    施設長10 名が参加し、国民生活水準の向上に伴う施設老人の処遇施設職員の資質向上対策等につ
    いて協議した。

  3. 調理講習会の開催
    5 月23 日各施設の調理師15名が参加し県立養老院で講師を招き開催した。結果は非常好評であ
    り第2 回の講習会を阿波養老院で3 月19 日開催した。

  4. 看護研修会の開催
    6 月29 日自治会館において各施設の看護職員11 名が参加し,養老施設における夏期衛生管理に
    ついて講義を受け研究討議した。

  5. 視察旋行の実施
    施設長を1 行とする先進地視察旅行を7 月181920 日の5 日2 泊鳥取市内の施設を実地見学し,
    管理等について見聞を広め今後の施設運営の指針とした。

  6. ‘としよりの日、福祉週間の実施
    9 月15 日から向う1 週間をとしよりの福祉週間として各施設を浪曲慰問して、としよりに喜び
    と希望を“モットーに努めた。

  7. 教養研修会の開催
    12月20 日徳島市文化センター会議室に施設職員37名が参加し職員教養研修会が開催され施設運
    営管理,社会福祉事業概論についてそれぞれ講義を受け研究討議し資質の向上に努めた。』
    __________________________________
    ...17...
    I 身体障害者の福祉I

  8. 第6 回身体障害者連合会総会の開催
    7 月8 日徳島市福島本町の福島東映において第6 回総会が盛大に開催された。
    会長挨拶,来賓祝辞,身体障害というハンディキヤップを克服して,自立更生した模範会員の表
    彰などがあり引継いて病気のため森山会長の辞表提出により新会長福本礼一代を選出し, 38年度
    の事業計画予算を審議し原案通り決定して閉会した。
    閉会後レクレーションとして映画を観賞し楽しい1 日を有意義に過ごした。

  9. 県下初の身体障害者体育大会の開催
    身体障害者の体位向上と残存能力の活用併せてパラリンビック即ち国際身体障害者体育大会S
    出場選手を選抜する目的として, 10月27 日徳島市前川町の徳島中学グランドにおいて第1 回体育
    大会が開催された。この日は前日から降っていた小雨もすっかりあがり薄日のさす絶好の大会日
    よりで早朝より県下から貸切バスに乗りこんだ障害者がぞくぞくと集り, 600 人の選手が5 チー
    ムに別れて競技し終始楽しく愉快で有意義な身障者の実力を示し,自立更生の促進に効果を表わ
    した1 日をすごした。

  10. 諸会議大会への派遣
    0 日身連全国大会
    第8 回全国大会は, 5 日10 日冨山県において全国より3000 名の会員が参加して開催された。
    本県よりこの大会に10余名の役員が代表として参加した。
    〇四囲地区協議会
    この四国ブロック身障者協議会は本県で8 月に予定されていたが,度合で延期されていたが
    ので, 3 月6 日徳島市の猪ノ山寮において開催された。
    地元の関係で連合会の事務局役員,理事が出席して39年度栃木県で開催される全国大会提出
    議題等の議案を終始熱心に協議した。

  11. 四団体の動き
    (1) 肢体障害者会
    毎年実施している肢体障害者の鍛練と夏期レクリエーションをかねた海水浴を本年も8 月13
    日津田海岸において,会員の家族等200 名が参加して開催された。この日は絶好の海水浴日和
    りで, 日赤からまねいた指導員により人口呼吸の講習,宝探しを行い。家族に大変よろこばれ
    夏の1 日を楽しく過ごした。
    又12月2 3 日両日にわたり,更生指導所ひのみね学園松茂養護学校を慰問し贈り物をして非
    __________________________________
    ···18· ・・
    常によろこばれた。
    (2) 聴力障害者会
    聴力障害者では8 月13 日高知市において,四国5 うあ者,野球,卓球大会が開催され,徳島
    チームは野球大会で2 位卓球大会で5 位になり惜敗した。なお39年度は7 月頃徳島で開催され
    る予定
    (3) 視力障害者会
    盲人会では県下各市郡に盲人更生相談所を設置して相談委員を置き視覚障害者の再起更生の
    相談に応じている。
    組織つくりにおいても県下3000 の視覚障害者を対象に各市郡で集会し現在までに小松市,阿
    南市,阿波麻植,海部,美馬を終りその他の市郡も結成準備を進めている。
    (4) 傷庚軍人会
    傷庚軍人会では, 11 月10 日農業会館5 階ホールにおいて県下の傷庚軍人450 名が参加して傷
    庚軍人会創立10 周年記念大会を開催した。その他公務により傷害を受けているものでまだ傷病
    恩給の請求をしていないものが県下に約250 名もいるので38年4 月ー39年5 月まで1 年間これ
    らの人の請求についての指導を行った。
    1 精薄者の福祉I

  12. 第2 回精神薄弱者育成会総会の開催
    11 月2 日県博物館において県下から200 名の会員が参加し第2 回総会が開催された。
    会長挨拶,来賓祝辞,精薄の人々を各分野から指導した摸範会員の表彰が行なわれた。引続い
    て議事に入り, 38年度の事業計画,予算並びに会則の改正等が審議され原案通り決定した。
    又これに伴う役員の改選があり会長,副会長理事の新役員を選出し盛会のうちに午後1 時閉会
    した。会長藤川忠義副会長山田三夫
    ” 今川寿彦
    II 東条種夫

  • パネル討議の開催
    徳島県における精薄福祉対策について11 月2 日午後1 時より県博物館において関係機関の代表を
    論者に迎え開催された。
    参加した会員200 名が終始熱心に討議され,教育面では特殊学級の拡充,職業指導の強化特殊学
    級担当者の悩み等を討議し,施設については,精薄児施設の不足,特に重度,重症精薄児施設の設
    __________________________________
    ...19...
    置増設等組織については,育成会の財政確立,身心障害者専問委員会の設置等が討議された。最後
    に会員の要望,行政機関代表の抱負があり,大いに本県の精薄福対策に寄与するとともに育成会の
    発展を促すペネル討護であった。

  1. 支部結成の促進
    昭和35年に制定された精神薄弱福祉法の施行に伴い,本県では福祉事務所単位の支部づくりが
    推進されているが38年度で徳島市,阿南市,美馬,阿波麻植,勝名,那賀,海部,吉野川と8 支
    部の結成をみ未結成支部は小松島市,嗚門市,三好と三支部となっているがこれも進んで結成の
    はこびとなる。
    5 .啓蒙活動
    0 機関紙「わすれな草」第5 号を220 部発行し,中央,県各支部,保護者,施設の動きを報じ
    会員の好評を得ている。
    〇「賛助会員のしおり」を2500部発行し各支部に配布して会員の啓蒙に1 役買うことになっ
    た。

  2. 諸会議大会への代表派遣
    0 第12 回手をつなぐ親の会全国大会は東京都で9 月25 日開催され本県より役員の代表を派遣
    し,精薄の幸うすき人々のために熱意をもって協議し10項目の決議を行った。
    0 第2 回手をつなぐ親の会四国大会は10 日2425 日と2 日間にわたり高知県において理事会
    をかねて開催された。
    本県より約30名の会員が参加し模範会員4 名に表彰状及び感謝状がおくられた。
    〇全精薄理事,評議員会への派遣
    2 月24 日東京都の九段会館において第12 回評議員会,第17 回理事会が開催され本県より多智
    花氏を派遣し,本県の役員会で報告を行う予定
    保育事業の推進L
    保母の研究及び現任訓練,見学,視察等資質向上に努め,人づくり政策に占める保育所の使命と
    任務の重要性を県民全体に周知させる啓蒙活動を展開した。
    • 徳島県保育大会開催
    保育事業の推進について幾多の問題があり,昭和38年7 月31 日(水)に関係者の全てが自治会館
    に会し,県保育事業連合会総会を兼ねてその問題点を解明し,訴えることにより保育事業の発展と
    児童福祉の増進を図ろうと昭和38年度事業計画,予算の審議に続いて次のことを協議した。
    __________________________________
    ... 20 ...

  3. 昭和38年度保育関係予算の増額について。

  4. 保育関係事業の推進について。
    • 第6 回県保母の会総会の開催
    昭和38年度の事業計画ならびに予算について承認を得るため, 38年4 月27 日,婦人福祉会館にお
    いて会員130 名が参加し開催された。この後徳大学芸学部救授,小田信夫氏の「人づくりと保育所
    の使命」について特別講演を聞き閉会した。
    • 保育所の1 日所長1 日保母の実施
    児童福祉月間行事の一環として,県下全保育所に亘り, 1 日所長, 1 日保母を実施し,保育事業
    の運営,内容等について,地域社会に働きかけ,協力を願い保育所の実情等理解して戴き,大きな
    成果おさめた。

  • 各種職員研修会の実施
    従来の共同募金配分金8 万円の他に本年度より県費助成金30万円が県保連に職員研修費として補
    助され,例年より活発な,そして内容のある事業が催された。
    • 保育所長研修会開催
    38年11 月28 日から30 日までの5 日間専任所長,兼任所長研修視察旅行に名古屋市の名古屋保育短
    大及び附属保育所に行き,多大の知識を得た。
    また, 39年5 月15 日には徳島市で40 名の所長が集まり, 「保育所,幼稚園の1 元化問題」につい
    て活発な討議をした。
    • 主任保母研修会開催
    39年5 月6 日阿南市スポーツセンターで主任保母120 名が参加して1 日研修会を行った。
    県母子課重本指導係長の「保育行政の問題点」県社協藤原次長の「人間福祉について」の講話の
    後,徳大附属幼稚園岩佐崇子先生から「保,幼の1 元化問題」について講義をききこれについて熱
    心な討議した。
    • 幹部保母研修会開催
    保母幹部層の資質の向上と研究協力態勢を強化すること目的として各地区から指導力のある保母
    を選任し, 38年9 月27 日から29 日までの5 日間「問題児の発見と指導」「生活指導の在り方」「保
    母の勤務について」「保護者の指導について」意見発表ならびに研究討議をした。その後39年5 月
    18 日から20 までの5 日間京都市の月かげ保育園等優良保育所に講習をより効果的にするため視察旅
    行に出かけ大いに教養を高めた。
    __________________________________
    ...21...
    • 新任保母研修会開催
    県下の新任保母26名が徳島市の梅の花保育園に会し,保育見学に続いて保有所の制度及び現状に
    ついて熱心に話し合った。
    • 役場事務担当者会開催
    各市町村保育事務担当者及び各福祉事務所保育事務担当者40 名が羽の浦保育園に集まり連絡打合
    せ会を持った。「児童福祉と保育事務」等について意見の交換をした。
    • 保育所バレーボール大会
    保育所職員の親睦と,組織の強化を図ることを目的で, 58年11 月5 日,小松島市営グラウンドで
    各地区代表, 12 名チーム300 名が参加して盛大に開催された。
    • 保育所保母研究発表大会開催
    六領域の保育内容のうち健康,絵画製作について各地区で日頃研究されたものに基づき研究討議
    し,保育内容の充実と向上を図ろうと県下保育関係者150 名が参加して39年5 月25 日自治会館で盛
    大に開催された。
    • 県保母の会研修会開催

  1. 保育リズム講習会開催
    38年7 月31 日徳島市で保育リズム講習会を開き保育技術向上のため研修した。

  2. 主任保母1 夜講習会
    8 月25 日と26 日の2 日間, 日和佐町の薬王寺で県下の主任保母100 名が参加し,徳大附属幼稚園
    岩佐崇子教諭を講師に招き「絵画製作」と「自由あそび」について研修をした。

  3. 給食講習会の開催
    恒例の絵食講習会は講師にお料理教室の鈴木竹子先生を招き県下4 ケ所で開き好評を得た。

  4. 県外優良保育所の視察旅行
    保育のより高い指導技術を修得するため県下保育所保母25 名が参加して奈良女子大附属幼稚園等
    視察した。
    __________________________________
    ···22 ・・・
    1 児童福祉施設関係のうこきI
    児童福祉関係においては児童福祉法施行15固年を記念して児童福祉白書が出され,児童の健全育成
    が強くさけばれているとき児童福祉活動の第1 線にある施設の社会化経営管理の近代化,職員の資質
    向上を図り児蛮処遇の向上などあらゆる点に活動が進められたが具体的な事業としては次のことがあ
    げられる。

  5. 児童福祉月間行事
    ①心の里親バス5 月5 日嗚門水族館
    阿波国慈恵院,婦人ホーム,少年の家常楽園の4 施設児童30 名が参加
    ②写生大会5 月26 日児童公園県下15施設児童410名が参加
    ®作文コンクール13施設が参加特選1. 入選12 佳22

  6. 児童厚生行事
    ① 映画観賞会
    ② 自衛艦見学
    5 月19 日第一劇場市内施設児童500名参加
    {8 月12 日徳島東映
    8 月22 日OS グランド
    5 月12 日14施設中学生200 名
    護衛艦ヽぁゃなみ、に乗船紀伊水道の見学航海を楽しんだ。
    ⑧ 臨海学校7 月29 日30 日の2 日間月見ケ丘8 施設児童250名が参加
    ④ 野球ソフト大会8 月5 日6 日の2 日間福島小学校ろう学校14施設参加
    ⑤ 四国養護施設児童野球大会
    8 月15 日松山球場徳島市少年の家チーム参加
    ⑥ 施設児童キャンフ08 月23 日24 日の2 日間江川遊園地
    養護施設中学3 年生90名参加
    ⑦人形浄るり上演8 月11 日内町小学校阿波国慈恵院婦人ホーム少年の家児童
    12月1 日II (保専文化祭) II II
    ⑧ 遊覧飛行9 月7 日日東航空大型機就航記念
    ⑨ 第13 回児童施設芸能祭
    12 月8 日福島小学校21 施設児童800名参加
    ⑩第10回児童福祉卓球大会2 月16 日県立農業高等学校に於て15施設が参加

  7. 児童施設出身者の集い
    ①若葉会の開催8 月31 日1 月2 日阿波国慈恵院に於て
    __________________________________
    ... 23...
    ョ 阿波おどり9 月1 日2 日5 日の5 日間若葉連に各施設出身者が参加

  8. 施設運営委員会の開催
    施設協議会の行事,施設の運常,児童の養護技術等についての当面する諸問題について,そ
    の都度研究協議された。
    5 月8 日6 月3 日9 月17 日11 月25 日1 月16 日3 月31 日の6 回開催

  9. 専門部会の開催
    職員の職務別部会を設置し各専問分野の研究会を持ち,資質向上につとめた。
    ① 指導員研究会
    ョ 保母研究会
    ① 栄養士研究会
    ④ 調理士講習会
    ⑤ 書記研究会
    ⑥ 母子寮部会
    ① 養護部会
    ⑧ 文化部会
    ⑨ 施設長会
    7 月10 日11 月7 日5 月10 日の5 回
    5 月29 日11 月18 日5 月15 日の5 回
    7 月15 日10 月18 日5 月6 日の5 回
    6 月11 日の1 回
    12 月9 日の1 回
    5 月23 日8 月16 日10 月21 日5 月9 日の4 回
    4 月25 日8 月17 日2 月20 日の5 回
    5 月10 日10 月17 日の2 回
    6 月25 日10 月9 日1 月29 日5 月2 日の4 回開催された。

  10. 児童施設職員研修旅行
    年1 回県外優良児童施設を見学し,本県児童施設職員の資質向上を図る。
    6 月12 日~ 15 日伊勢志摩奈良方面の施設見学を行った。

  11. 施設職員研修会の開催
    県下の施設職員が参加し,施設の社会化経営管理の近代化児童処遇についての現状そのすす
    むべき方向等について研修が行われた。
    0 7 月4 日~ 5 日海南町轟神社に於て施設職員40名が参加
    0 11 月13 日~ 14 日東祖谷山村つくし寮に於て施設職員30名が参加

  12. 児童施設職員の待遇改善運動
    施設職員の身分保障と待遇改善の早期実現を目標として次の各種会合を持ち活発な運動が推
    進された。
    ① 県待遇改善委員会9 月16 日10 月19 日の2 回開催
    ② 四国待遇改善役員会10 月1 日10 月14 日の2 回徳島市において開催
    ⑧ 第5 回四国待遇改善期成同盟総会
    10 月15 日徳島市盲学校講堂に於て開催
    四国四県より施設職員200 名が参加
    __________________________________
    ...24...
    ④ 自民党本部社協活動調査面に予算陳情
    9 月20 日万代会館におい丸茂参議院議員等調査団にたいして昭和39年度予算について陳情
    を行った。

  13. 各種大会並びに研究協議会の参加
    ① 第17回全国養護施設長研究協議会
    6 月17月~ 19 日のふ日間岡山市葦川会館で開催されたこの研究協議会には本県より松浦会長
    ほか17 名が参加①養護施設が果す社会的役割について②児童指導員保母の職務内容について
    ③養護施設の機能を高めるための組織化を如何に推進するかこの5 点について研究協議され
    た。
    ② 第7 回全国母子寮研究協議会
    9 月19 日~20 日の2 日間高知市農協会館で開催された。この研究協議会には本県より三加茂
    母子寮長ほか7 名が参加①母子寮の経営(運営管理)はどうあるべきか®職員の処遇はどう
    あるべきか⑥収容母子の処遇自主更生の指導はどうあるべきか。この5 点について研究協議
    された。
    ⑥ 全国社会福祉大会
    10月30 日東京都で開催された大会にも児童施設代表者2 名が参加した。

  14. 昭和39年度社会福祉関係国家予算獲得運動
    39年度社会福祉関係国家予算獲得のため各方面に活発な働きかけを行い5 次にわたり陳情団
    を中央に送った。
    第1 次12 月11 日12 日の予対第2 波統一運動に2 名参加
    第2 次12 月17 日の児童福祉施設危機突破大会に2 名参加
    第5 次12 月20 日21 日の全国緊急集会に2 名参加
    ④ 四国ブロック養護施設研究協議会
    5 月9 日高松市市民会館で開催されたこの協議会には本県より養護施設関係者10 名が参加。
    ①養護施設に於ける幼児の社会性について②職員の勤務体制のあり方⑧少年期の児童にあた
    える環境の影響力についてこの5 点についての研究発表が行われ,つづいて①生活指導費の
    取扱について®教育費並びに食糧関係費の取扱について⑧就職施設児童の問題④民間施設の
    運営⑤職員処遇について⑥児童指導に関する問題この6 点について研究協議された。

    __________________________________
    ···25·•·
    1 県社会福祉事業職員共済会のうこきI
    県下民間社会福祉施設職員の多年の要望により,昭和55年4 月1 日より発足したこの共済会では,
    会員に対する退職1 時金の支給あるいは貸付金制度の活用など,保障制度のうすい社会福祉事業従事
    者にとって非常に有利な運営がつづけられよろこばれているが,昭和38年度における実績は次の通り
    である。

  15. 会員の移動
    加入者55 名
    脱退者38 名
    現在加入者26施設237 名

  16. 退職1 時金の支給
    3 0 件736,204 円

  17. 貸付金制度の利用
    1 1 件548,000 円
    参考事項
    財産概況(昭和39年5 月15 日現在)

  18. 退職積立金元金
    利息
    1,400,000円} 1,638,274 円
    238,274 円
    1,138,871 円
    185,452 円

  19. 一般会計預金

  20. 特別会計預金

  21. 貸付金11 件元金376, 130 円
    利子21,900 円
    合計3,358,607 円
    1 母子福祉活動の推進I
    母子福祉法の制定を永い間念願して活動してきた末亡人会にとって38年度は特にその熱意のもり上
    りを見せ,政府に国会に陳情と請願を重ねて来たが,遂に2 月の閣議で政府提案と決まり,厚生省で
    立案,国会で審議の運びとなった。母子家庭の児童が心身ともに健やかに育成され,その母の健康で
    文化的な生活を保障するという基本理念が法文化されるということは母子福祉を希い活動しているも
    __________________________________
    ...26..
    のにとって大きな喜びであり記念すべきことである。県末亡人会連合会の昭和38年度の足跡をふりか
    えってみると

  22. 組織活動の育成強化
    • 次の5 地区で新しく未亡人会が結成された。那賀郡木頭村,勝浦郡上勝町高鉾,板野郡吉野
    町柿島
    • 第13回総会開催4 月8 日徳島ホールにおいて会員約400余名が参加して開かれた。模範母
    子家庭の表彰37年度会計及び事業報告38年度予算並びに事業計画をきめた。
    • 理事会の開催定例理事会6 回と臨時理事会2 回が開かれ当面する問題事業等について討議さ
    れた。
    • 副知事を囲む座談会2 月24 日桜荘において18 名出席して県行政に感謝したりお願いした
    りの和やかな座談会を持った。

  23. 母子家庭を明るくする運動の推進
    • 母子家庭の母と子のど自慢コンクー)レ4 月8 日の総会の時に実施し^民読に歌謡にあるいは
    舞踊にのど自慢うで自慢を競った。第1 位は祖谷の粉ひき節をうたった佐古シズ子さんでし
    た。
    • お母さん貯金旅行の実施9 月2728 日秋晴れの天候に恵まれ,県下各地から集ったお母さん達
    675名は県知事はじめ各方面の暖かい好意と花束に囲まれて,宝塚観劇に昔を偲び有馬温音
    のいで湯に日頃の労苦を忘れた。
    • 母子家庭の就職児童激励会母子家庭の中学を卒業して就職する子供達を招いて激励する会を
    2 月から5 月にかけて県下12 ケ所において開いた参加した児童の総数は1094名で県から記念
    品を頂き有意義な会であった。

  24. 詞査広報活動の推進
    • 広報「県未連だより」の発行年間6 回各1400部発行し県母子福祉行政の運営を周知徹底する
    とともに会員相互の親睦を高め未亡人会活動により母子福祉を増進するに役立った。特に8
    月号を「母子福祉の手びき」特集とし5000部発行母子福祉のあらゆる措置を周知させた。
    • 未亡人世帯実態調査の実施,母子家庭を含めて未亡人世帯の実態を把握し,その福祉増進の
    資料として実施した。

  25. 郡市別単位一夜研修会開催
    美馬郡を除く13郡市において, 7 月より8 月にかけて開催した。移動生活相談部を併設し
    家底裁判所より相談官においでいただきあらゆる身の上相談に応じ大へん喜ばれた。「母
    子福祉の手びき」を資料とし,講演をきき有意義な研修をした。参加者総数1000 名
    5 .内転斡旋
    __________________________________
    ...27...
    共募配分金によりぬいぐるみ玩具の講習会を実施した。

  26. 各種大会派遣
    • 四国ブロック母子福祉大会9 月2122 日高知市において開かれ本県から35 名参加した。
    • 全国母子福祉研究集会10 月51 日東京久保講堂において開かれ本県より17名が参加した。
    • 新生活運動母子家庭指導者研修会2 月1 2 日東京女子会舘において開かれ本県より2 名参
    加した。

  27. 資金の貸付け
    • 小口資金の貸付け県費200万に市町の補助金と各単位団体の自己資金を加えて,児童の修
    学旅行貨や医療費などの簡易早急の小口融資を行っている。
    • 結婚資金の貸付け母子後援会の資金70万円とロータリークラブ寄贈の50万を加え1 件2 万
    円の貸付けを行いフルに利用し大そう喜ばれている。
    広報活動
    *広報ニ且心
    社会福祉徳島年1 回(3 月予定) 2,500部
    とくしま福祉広報年5 回(隔月) 1,500部
    ボヲンティア広報年2 回
    徳島老友新聞年
    徳身連報年4 回3,000部
    県未連だより年6 回1,500部
    母子福祉の手引き年1 回(8 月) 5,000部
    いぶき(保の母だより)
    わすれな草(精薄者育成会だより)年4 回2,200部
    保連とくしま

  • N HK 広報
    明るい町づくりの話(毎月1 回午後5 時45 分より)
    合映画フィルムの活用
    お母さんバス(県共募フィルム)
    お母さんのガマン(育成協フィルム)
    心と病気( ‘’ )
    若いスクヲム( ” )
    おじいちゃんも仲間( ” )
    僕たちはギャングじゃない( ” )

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