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【とくしま福祉広報】No.42

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No.42 昭和44年IO 月1 日発行
とくしま福祉広報
国民たすけあい
赤い羽根共同募金がはじまりました。
みんなのしあわせを高めましょう。
共同募金特集
社会福祉法人徳i島県:社会汁扁祉協議会
_________________________________

くも<じ>
• しあわせは,みんなの手で・・・ 1
10月1 日から共同募金
• 住民のしあわせを高める運動・・・ 5
心配ごと相談所の取扱い件数伸びる
• 100 オ以上は全国551 人・・・ 8
本県の最年長は平島嘉太郎さん
100 才以上の長寿者を県が慰問
ねたきり老人2,232 人
• 予算1 億円で順調な貸付・・・10
昭和44年度世帯更生資金
• 県社協事業,会議等の案内・・・ 12
◇人事往来・・・ 13
• 県善意銀行預託と払出し状況・・・16
• 第2 回船越基金社会福祉賞・・・16
社会福祉の写真コンクー)り実施
• 推奨優良図書案内
_________________________________

• しあわせは、みんなの手で
---10 月1 日から共同募金一一
昭和22 年からはじめられた共同募金運動は,県下80 万県民の暖かい
善意にささえられて,大きく成長してきた。
社会福祉事業は, 国や地方公共団体の積極的な施策と併せて, 住民1 人1 人が自主的な地域ぐるみ
の協働活動を活発に展開しなければその成果は期待されず, 国民たすけあいの姿勢を示す大きな運動
として,共同募金が存在し,毎年新たな気持で行なわれているのである。
今年の重点目標
• 子どもが安心して遊べる「遊び場」つくりに
• ねたきり老人や在宅心身障害者(児)の援護に
• 施設や地域福祉活動の整備強化に
今年の共同募金目標額は
総額2,450万円
一般募金1,800万円
歳末たすけあい650万円
法人,個人大口寄付者には特典./
(昭和40年4 月30 日大蔵省告示第154 号)
法人寄付
運動期間中(自10月1 日~至12 月31 日)に法人が共同募金に寄付された金額は,損金に算
入して課税しないことに特別に指定されている。
個人寄付
個人が共同募金に大口の寄付をされた場合も, 総所得から一定率による金額が控除される。
昭和44 年度共同募金の市町村別の目標額

市町五`~~~~竺~目標額目標額市町村月:~~~~][一目標額目標額
徳島市5,202,000 円343.600 円1i 名!佐那河内村1 81,000 円! 53,120 円
ーI 東I 1 l 市鳴門市l,350,000 120,800 :中1, 計1 81,000 | 53,120
小松島市i1-- i ' | 873,000 112,5 0i0| 名!石井町| 468,000 1 184,250
4 !阿南市1 1,314,000 276,900 i央1 西1 神山町i 324,000 1 133,970
-— □ |8,739.ooo- 853,800 | |21 計i 792,000 1- 318,220
中勝勝浦町189,000| 87,520 i 板1 松茂町171,000 85,860
|-—| |
央浦上勝町108,000 | 60.3801 12 野1 北島町279,000 | 118,780
12 Iz 計 297,ooo | 147,90゜] 7 I 藍住町| 216,000 98,300
- 1 -
_________________________________

I 中1 板1 板野町1 2竺警__ 114,570 阿1 麻1 鴨島町1 540,000 194,500 上板町252,000 110,650 l 波I l 川島町1 171,000 80,900
野吉野町1sa.ooa 1 86. 740 ii.植山川町| 288,000 I 117, JOO
央I - - I 麻1 |- 7 土成」□ 180,000 1 85,860 4 !美鉢村1 81,000 49,600

12 I 計1, 539, 000 | 700, 760 i計I 1, 080, 000 442, 100
計1 2,709.ooo | 1,220,00: 6 計|l,(38,000 | 680,000
l I 那賀川町225,000 83,400 - 1 脇町1 432,00[-1 -3,500
那!羽ノ浦町171,000 | 67,200 芙1 美馬町1 225,000 130,840
`•
l 鷲敷町! 90. ooo I 46. 900 半田町'201. ooo 1 39. soo | - -• I 相生町1 108,000 5l,100 1 貞光町189,000 33.200
賀i—―—馬
1 上那賀町108,000 5l,500 一宇村1 108,000 53,750
|—--- ,木沢村36.ooo I 33,400 穴吹町i 210.000 I 203, 1so
7 !木頭村| 81.ooo | 44,1007 木屋平五― 90,000 47,230
l 計|819, 000 | 377, 600 I 計|l.s2 1. ooo I 122. 100
|
I 由岐町l35,000 I 38,900 !三野町i 126,000 ; 38,200
|
I 日和佐町__189,00o_-50,370 三I
牟岐町189,00[ 51.320 l 池田町| 576,000 1 95,200
部1 海南町180,000 49,730 !山城町225,000 48,600
i海部町ー90,000 35,110 好I 井川町171,000 41,800
6 I 宍喰町 l08 , 000 I 36,470 三加茂町zzs.ooo I 49.400
| _
| 計| 89l,000 | 261,900 1 東祖谷山村I 135,000 | 38,300
---| 8!
冒I 阿1 市場町1 270.ooo ! ]16,300 I l 西祖谷山村1 90,000 33,600
---|
麻波阿波町288,000 121,600 ; I 計|~683. ooo I 384. 600
烹z1 計1 558,000| 237,900 1 合計丁―18,000,000 | 4,500`
募金の目標額と実績徳島県
A 目標(一般募金) B 目標(歳末たすけあい)
17 1認髯し] f•. •....... •, キ, ·• •. •.....~S.39 年ャーて勺1 5CO, COO 1 4 、534,141
17]77•I::3 :],', .l: ::: ロロ⑰〇 5,054 、293
5,783,211
=目標額
亡コ実績額
]8 • 1;17;ll])]l3J1 )',[二:23: [ :: ::: :1678::5::
- 2 -
_________________________________

みんなの
赤い羽恨はこんなはたらきを.グ
一般募金の配分◇歳末たすけあい寄付金は
このように配分されている。
◎市町村歳末たすけあいでは
円00
万1
50

n・人也生一汎至斗し
設活保


=6雙一0で一 襲ユ の I
容家家
者超庭他
◎ NHK 歳末たすけあいでは
゜ 10 20 30 43 59 GO 万円
盲ろう哩施設
母子寮
嗜。
肢体不目由児施設
その他の児童施設
身体障害者施設
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設 と所 の場 .)1し8=舌八又、 人設 者設 所 唖設 設 他
-3-
_________________________________

昭和43年度共同募金実績表
◇支部募金
支部名目標額実績額備考
徳島4,841, soo 円/JI s. 288,842 円
円鳥P り1,317,100 1,417,900
小松島875.200 885,044
阿南L 242,000
l
中央 2,475,400 I'i 2,478,200
那賀 82 1,600 |' 826,630
海部873,500 876,571
阿波麻植1,so9, 100 I 1.513,650
美馬l,451,100 |Ii l,495,805
_好 L588,200 lI 1. 605,300
----~ ----
合計17,00 1. 300 17,689,048
◇本部募金
大ロ募金235,000 円
職域募金55,833 円
指定寄付500,000 円
御下賜金2,100 円
ムロ計792,933 円
総計18,481,981 円
- 4 -
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<共同募金はこのように使われている>
住民のしあわせを高める運動
心配こ・と相談所47ケ所
相談件数4,830件大幅に伸びる。
公私を問わず相談事業が年々盛んになっているが, その背景には大幅な社会経済の変動にともなっ
て,地域環や家族関係が変わり, 住民の生活内容が一層複雑となっているためである。このような状
況から,心配ごとをかかえて苦しみ, しかも社会的に孤立している個人や家族に対し,生活維持のた
めの手段を示唆し,諸制度の活用の便宜をはかることが, 社会福祉事業の今日的役割となっている。
昭和35年度から民生委員の`しあわせを高める運動、の一環として心配ごと相談所が開設された
が,気軽るに地域住民の悩みごと,心配ごとの相談をうけ, 社会資源を活用し,お役所の第一線窓口
として,相談件数も次第に多くなり, この運動の成果は大いに期待されている。
* 県下の相談所は49 市町村
昭和35年度発足当時には3 ケ所であった心配ごと相談所は, 現在藍住町を除く全市町村に設置さ
れ,週1 回以上,民生委員を中心とする相談員が, 主として低所得世帯の心配ごと相談を受けてい
る。
* 共同募金の地域配分が運営費に
心配ごと相談所は,市町村社協の事業として推進され, この運営費については,国費4 万円,県
費4 万円,市町村費4 万円以上と併せて, 共同募金の地域配分費が充当され, 1 ケ所に2 万5 千円
が昨年度から交付されている。
女相談件数は次第に多くなる
市町村社協の適切なる広報活動と,相談員の親切な相談により, この心配ごと相談所を訪ねる人
は多くなっている。
年度設置した市町村数I 相談件数1 相談所当りの件数
3, 31 8 件 件
昭和41 年3 8 8 7
昭和42 年4 1 3, 5 4 2 8 6
昭和43 年4 7 4, 8 3 0 1 0 3
- 5 -
_________________________________

* 昭和43 年度心配こ*と相談所事業実績

徳島市市福祉会舘
鳴門市市役所
小松島市市社会福祉会舘
阿南市市役所
勝浦町横瀬公民舘
上勝町I 高鉾公民舘
佐那河内村老人福祉センター
石井町老人福祉センター
神山町町役場
那賀川町平島公民舘
羽ノ浦町1 町福祉センター
鷲敷町町役場
相生町1 町役場
上那賀町町役場
木沢町町役場
木頭村村役場
由岐町町公民舘,
日和佐町社会福祉会舘
牟岐町町役場
海南町消防団詰所
海部町町役場
宍喰町町公民舘
松茂町町役場
北島町町公民舘
板野町町役場
上板町町公民舘
土成町土成公民舘
市場町町公民舘
阿波町町役場
鴨島町町児童舘
川島町町公民舘
山川町川田中学校
美郷村1 町役場
脇町i lllJ公民舘
美馬町町役場
半田町'町役場
貞光町貞光公民館
宇村町役場
吹町町役場
野町1 町公民舘
好町1 町役場
田町町役場
城町町役場
川町町役場
i 社 協
一穴三三池山井
相談


費2
円200 叩301703104000000028179042629000334000000000046600992040750000783100235770196000277309316100890184475885036367259500000507000
運凜180201185162157145145146176152145145280145145160149149200140162145152145145157145145171195192146211206132152166193 諏145146165145

1,':1:1 ー1, 員八人937567120433022.03001525267323203437547103217 ー1
員委

員\ 3563831598851319152,51914191171101|01ー414179951,31ー3,41 i 51|3ー51ー419ー21
i 5ー51,1819114164411
談底似

相生

攻3101169155821967494363791462384431842946329215177462543358725160192121194107345003133719153
況件L

状月ド3926137531852277741435010101341067162010109882283156281217815126250155524
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理他に
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処で中212
内続
談所継
□ 697279嘉1711 叫叫2711381
ー1
位36114 廷判4411131 ー四叫叫21 叫ば国561483413411542491432134917324262738361|目
木内
一所解
角ヨ91211511121155111129111151172111121111111311 .22 ..... 数平ーー。010001 週

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- 6 -
_________________________________

舘場舘


一公役


中村村
町村村
茂山山
且谷谷計
ヵ祖祖
三東西
一8065 4531 5
,
2
一ll.15 。

一8423 225 6
,
2
,1] 0808 17 4
|-9469 159 6
,

-|'i 7680 583 8
,
4
'- 1124 7 3
s! 121.4soi
21 148,600
41 145,000
173 [7 i76, 172
* 昭和43年度心配こ*と相談所相談内容実績
\、相
\
1 I2 I3 I4 Is I6 I7 Is I9 I10 I11 I12 I13 !1 4
生生仕住健家I 家結児 1 教青神精更'法I 活活詈農族I 1 少塁1 I 苦改嬰宅塁:庭婚i童育, 塁生律
の善贔1 の伝底蒼I I 年面記I
\ 相の賃相悶言農む不相福1 相問人格I 保1 相
\ 相資含借護' 精異I 訳\談1 談~I 談し]こ和談祉1 談頚1琶1 護談1 題l
1 取扱い延件数 68714813961 391 I319 I39 I488 1 182 I173 I13 71761 102 I83 I647 I 合1 __I---| I--- |_|_|--| 内 誓談所内J I318 i 31 I185 I197 I150 I20 I265 I10 61100195 i 51 141 !5s I368 !
I-!-- ----1--|--I_|-_|
霜霜苫 3911 I7 [29 [22 I6 193 i 23 ¥1 5 I16 /3 I3 Is I103 i
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合t 圭ロ
内訳
- 7 -
_________________________________

100 才以上は全国で331 人
本県で最年長は平島嘉太郎氏(105 オ)
ことしの敬老の日(9 月15 日)を前に,厚生省は恒例の「全国高令者名簿」を発表した。
これによると, 9 月30 日現在で百歳以上になる高令者は,沖縄を含め全国で331 人。
昨年は333人に比べて2 人減ったが, 41 年の252 人, 42年の253人からみて長寿は定着したようであ
る。
性別でみると,男70人に対し,女は261 人と圧倒的におばあさんが多く,全固最年長者は森元いとさ
ん(兵庫県宍粟郡千種町)で嘉永6 年8 月15 日生まれの116 歳。
地域別では東京,広島がそれぞれ20人で最も多く, ついで鹿児島,沖縄の16人,愛知14人,静岡,
福岡の12 人の順となり,百歳以上が1 人もいないのは青森,群馬,富山の三県である。
徳島県は人口の割合いから百歳以上は多く長寿県で,最年長は平島嘉太郎さん103オである。
徳島県の高令者S. 44年9 月30 日現在
平島嘉太郎103 オ男鴨島町西麻植
尾形ハナ101 オ女東祖谷山村若林
中山イサ101 オ女北島町北村
吉田麻太郎100オ男北島町新喜来
竹田マサ100オ女池田町洲津
保田ミン' 100オ女徳島市中洲町
阿部トメ100オ女徳島市国府町
百歳以上の長寿者等を県が慰問
9 月15 日は敬考の日。おとしよりにとっては年間最良の日といえる。
県下各地では,おとしよりの長寿を祝い慰問する多彩な行事がくりひろげられたが, 曝でも百歳以
上の高令者と12 個所の老人ホームを慰問し,それぞれ長寿を祝った。
当日,県では,午前10時より山本副知事, 三河厚生部長,松元厚生副部長らが手分けして,徳島市
中洲町3 丁目保田ミンさんをはじめ今年丁度百歳になられた4 名に総理大臣からの銀杯と祝状を伝達
するとともに,百歳の方を含め7 人の百歳以上の方々に暴から電気毛布を贈って長寿を祝った。
午後中尾県厚生課長, 小林厚生課長補佐,県福祉事務所長らが手分けして県下12 の老人ホームを訪
問し,余生を楽しく送られている700人のおとしよりにそれぞれお茶子を贈り慰問した。
-8-
_________________________________

ねたきり老人2,232人
昨年に続いて実態調査
県では,かねてより県下のねたきり老人の実態を把握するため, 市町村の協力を得て調査をすすめ
ていたところこのほどその結果がまとまった。
ねたきり老人の実態把握は, 昨年7 月に県下の民生委員のモニター活動として, 70才以上の老人を
対象に調査が行なわれ,この貴重な調査結果から, ねたきり老人問題が大きくクローズ・アップされ
昭和44年度から新たにねたきり老人対策事業が実施されることとなった。ところが,このねたきり老
人対策事業が65才以上の老人を対象として実施されるところから, 改めてこの調査が実施されたもの
である。
ねたきり老人の調査結果はつぎのとおり。
① れたきり老人は2,232 人
県下で65 才以上の老人総数は69,477人。この3.2 %にあた
る2,232人がねたきり老人である。
性別についてみると,女子が過半数を占め55. 6 51るの1,241
人で,男子は44.4 %の991人となっている。
② 単身ねたきり老人は117人
I 男1 女I 計1 構成比
単身44 73 117 5.2
配偶者のみ128 74 202 9.1
その他の家麿
と同
819 1,094 1,913 85.7
I 計991 1,241 2,232 100.0 形
③ ねてるい老人の大半は病気
ねたきり老人のねている理由の状況は右表のと
おり。大半は病気で,脳卒中,高血圧,リューマ
チ神経痛等の順に高率となっている。
男I 女II 計
市部298 398 696
郡部693 843 1,536
計991 1,241 2,232
構成比44.4 55.6 100.0形
ねたきり老人の家族構成の状況は左表のとお
りで,最も対策を必要とする単身者は117 人。
つぎに配偶者と2 人きりは202 人である。家族
と同居する者は,全体の大半を占め1,913 人と
なっている。
ヒ57701572023 灸

...........
o 成2315186510131950
構10
ー15546702584 785423137622 +53411414 晋' 2
211878969775 6347614063 女22233
,

9047-78843819 05165212568 男31210


中チ痛圧患患<核ン折い他マ疾そ骨卒一経血疾すの計ュ臓ん故脳リ神高心眼ぜ結ガ事老そ
- 9 -
_________________________________

予算1 億円で順調な貸付
_昭和44年度世帯更生資金一
住民のしあわせを高める運動の一環として, 低所得世帯並びに身体障害者世帯に対する世帯更生資
金の貸付は, 本年度は特に県費補助金が大幅に増額されて貸付予算額は1 億円を突破し,毎月1 回の
貸付運営委員会を開催して順調な貸付を行なっている。
* 昭和44 年度資金貸付計画
1. 貸付予算額
繰越金36,000 円
補助金60,000,000 円
償還金39,999,000 円
合計100,035,000 円
2. 貸付計画
更生資金214 件34,830,000 円
身障者更生資金117件21,150,000 円
生活資金5件110,000 円
住宅資金195 件32,200,000 円
修学資金88件4,540,000 円
療姜資金45件4,240,000 円
災害援護資金36 件2,865,000 円
ム口計700 件100,035,000 円
3. 貸付運営委員会の開催
毎月1 回(1 5 日を定例日とする)県社協で貸付運営委員会を開催して, 貸付の決定を行なう。
4. 貸付上の留意事項
(1) 民生委員は,資金の貸付対象となる低所得世帯または身体障害者世帯について常に調査行な
い, その実態を把握している者について資金の貸付けのあっせんを行なうものとする。
従って,民生委員の担当地域における指導の範囲にある者を貸付の対象者とする。
(2) 貸付の対象となる低所得世帯とは, その世帯の収入が生活保護基準による世帯の最低生活費
の1. 7倍(特に必要と認める場合は2.0倍まで)程度の世帯, またはその世帯が納付する市町村
税が均等割以下であることとする。
この市町村税の納付状況を証明するため「納税証明書」を, 借入申込書に添付することにな
っている。
(3) 母子福祉資金,国または地方公共団体が行なう公的貸付資金並びに銀行, 農協,漁協等から
資金の貸付が受けられる者は,原則としてこの資金の貸付対象としない。
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_________________________________

(4) この資金の借入を希望する者は, 具体的な事業計画,資金の使途などを借入申込書に記載
し,また住宅改修費については, 工事施工者の見積書と図面を添えるなど,この資金がどのよ
うに有効,適切に活用されるかを報告する。
(5) 民生委員並びに市町村社協は,関係書類を十分に整理して, 資金の使途とか償還計画等を検
討し,具体的に卒直な意見を添えること。
昭和44年度申込及び決定状況
<申込状況>
-4 月~ 9 月分ー44. 9.16現在
く決定状況>
更生資金
修学資金
療養資金
1 災害援護資金I 2 I 300, ooo
合計278 1 46,091,500
身体障害者更生資金
生活資金
住宅資金
件82134 7302 ー
38

15,439,000
6,355,000
52,500
18,610,000
1,339,500
3,995,500
II更 生資金 l 件円
66 12,310,000
身体障害者更生資金29 5,455,000
生活資金1 52,500
住宅資金93 16,180,000
修学資金47 2,636,000
療養資金31 2,731,000
災害援護資金2 300,000
I
A口 計 269 39,664,500
, [:
0:
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県社協の事業会議等の案内
。昭和44年度県老人クラプ大会並芸能大会
1.とき10 月5 日(日)午前9 時30分
2. ところ徳島市北徳島町1 丁目ろう学校体育舘
3. 参加者県下老人クラプ会員並びに老人福祉関係者など500人
。昭和44年度県老人ホーム健康大会
1.とき10月12 日(日)
2. ところ徳島市北徳島町1 丁目ろう学校体育舘
3. 参加者県下老人ホームの老人たち
。昭和44年度全国民生委員総会
1. とき10月7 日~ 9 日の3 日間
2. ところ神奈川県小田原市
3. 参加者本県から31 名が参加する。民生委員,関係行政機関,団体の代表者
。第9 回手をつなぐ親の会四国大会
1. とき10 月18 日~19 日の2 日間
2. ところ分科会徳島市文化センター
大会県医師会舘
3. 参加者四国各県の代表者約600 名
。昭和44年度民生委員総務研修会
1. とき・ところ
(1) 10月21 日~ 22 日の2 日間阿南市津の峯荘
(2) 10月23 日~ 24 日の2 日間池田町池田簡易保険保養センター
2. 参加者民生委員総務,市町村社協職員等を2 分して参加する。
。昭和44年全国社会福祉大会
1.とき10月30 日
2. ところ東京都千代田区霞が関全国社会福祉協議会,久保講堂
。昭和44年度県社会福祉大会
1.とき11 月28 日(金)
2. ところ徳島市文化センター
3. 参加者約1,500名
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人事往米
• 系林県老連会長,こ•逝去
老人福祉に精魂をうちこまれていた県老人クラブ連合会長, 県社協副会長糸林為ー氏は, 7 月29 日
急性胃潰瘍のため徳島市民病院で急死されました。
県老連並びに徳島市老連では, 8 月2 日徳鳥市文化センターで合同葬を行ない, 故人のご冥福をお
祈りした。
• 県老連会長に森藤之氏就任
8 月11 日開催の県老連役員会,糸林会長死去にともなう後任会長として, 那賀郡鷲敷町,森藤之氏
が選任された。
• 県社協職員の異動
。退職
。採用
8 月30 日付係長小笠勅
9 月1 日付主事補山本健彦
。事務分掌の変更(9 月1 日から)
老人福祉,老人クラプ関係担当
事務局次長藤原普
主事奥尾昭彦
主事補丹羽輝安
県善意銀行預託と払出し状況
<預託者>
1. 金品預託
4 月4 日板野郡北島町
5 月1 日徳島市昭和町
5 月1 日徳島市昭和町
5 月5 日徳島市明神町
5 月5 日徳島市昭和町
5 月5 日徳島市昭和町
5 月5 日海部郡牟岐町
6 月1 日
徳本京子
長宗キミヱ
匿名
佐々木千代吉
立石勇二
山中隆文堂
糸林ユタカ
匿名
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自昭和44年4 月1 日
至昭和44年9 月20 日
500 円
3,000 円
3,000 円
3,000 円
1,000 円
1,000 円
200 円
衣類数点
6 月3 日徳嵩市佐古四番町庄野登喜生ホタル200 匹
6 月7 日海部郡海南町中小路子ども会ホダ)レ’ 1,000 匹
6 月7 日名西郡神山町神山町社協おしめダンボー)レ1 ケ
6 月20 日徳島市論田町徳島三菱自動車KK i o,000 円
6 月20 日徳島市(阿部,松原,後藤,八百利)商店3,000 円
7 月17 日東京都(東京製菓学校) 2,400 円
7 月25 日大阪市匿名衣類200 着
8 月28 日徳烏市住吉3 丁目久米雅繁20,000 円
8 月28 日徳島市フィフティーンフェロークラプ68,500 円
9 月15 日徳認市徳島東ロータリークラプ100,000 円
9 月17 日徳島市熾町森下元晴20,000 円
<払い出し>
4 月6 日
5 月5 日
5 月6 日
賢善意銀行板西療養所芸能慰問、
日舞,洋舞,歌唱指導
`心の里親バス運行、
(対象療養者150 名)
出演者一水木歌笙社中
宮井悦平先生
一国領朝子先生
汀中津峯ハイキング、招待
施設児童60 名,里親60 名
徳島バスKK 協力による。
`小さなプレゼント運動、開始第1 回実施
徳島婦人会議参加者に贈呈
200名の婦人達にプレゼ又ト
6 月1 日県写真商組合預託により施設の無料記念撮影
6 月3 日ひのみね学園ヘホタルプレゼント
ー草の実学園
lーーひのみね学園
庄野登喜生氏預託によりホタル200匹を
プレゼント
6 月7 日`友情のホタル、東京空輸海南町中小路子ども会より1,000 匹のホ
タルを東京の2 施設ヘプレゼ又ト
6 月20 日‘交通安全の家族会議をしましょう` パンフレット2,000部作成配布
7 月10 日大阪市,中川繁次郎氏老人施設浪曲慰問
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一日和佐老人ホーム
阿波老人ホーム
ー山川老人ホーム
7 月10 日徳島市‘名月連、老人ホームヘ阿波おどり慰問
高松市`さぬき老人ホーム、慰問
7 月10 日関西大学落語研究クラプ老人施設慰問関西大学学生により落語慰問
'ー板野養護老人ホーム
l 鳴門市老人ホーム
i 小松島市老人ホーム
ー阿南市老人ホーム
7 月17 日阿北高校生徒20名児童施設慰問徳島市児童ホームヘ労力慰問
7 月25 日大阪市匿名による衣類200着,預託を市内児箪施設へ配布
8 月3 日渭働く青少年と故郷をむすぷ運動、において
神山町青少年参加者156 名に対して
8 月18 日
`小さなプレゼント、贈呈
`夏期休暇に家庭に帰らない児童へ慰問品贈呈、大麻町地区社協協力による
ライトホーム2 名女子
おおぎ学園l 名女子
あさひ学園13名
玩具,オJレゴール等贈る。
8 月20 日県児童施設野球大会,ソフトボー)レ大会の助成
9 月2 日県立養護学校児童の機能訓練のため洋弓贈呈
―市内,フィフティーンフェロークラ
ブよりチャリィティボウリングにお
いて純益の68,500 円を善意銀行へ預
一託,善意銀行を通じて洋弓を贈呈
9 月15 日県下病院,施設長期療蓑高令者に敬老の日を記念して慰問品贈呈
一徳島東ロータリークラプ(会長岸岡
一義氏)より10万預託,善意銀行を
通じて各病院の該当者にプレゼント
ーする。
10,000 円
9 月17 日全国ろうあ者野球大会参加につき
県ろうあ福祉協会へ出席旅費助成10,000 円

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第2 回船越基金社会福祉賞
社会福祉の写真コンクール実施
元徳島相互銀行会長,船越逸平氏のご遺族より預託された基金100万円は,県社協等別会計ー
基金社会福祉賞』を毎年贈っているが, 本年度はミ社会福祉の写真コンクール、を実施するここ. ,よ
った。多くの写真愛好家のご協力をお願いする。
<頴材>
あらゆる社会福祉にまつわる実態,行事や催しもの訓練風景などで, 明るいひとコマをとらえて撮
影したものを対象とする。
1. 県下の社会福祉施設(保育所,児童養談施設,心身障害者施設,老人ホームなど)の活動。
2. 地域子ども会,老人クラプ,心身障害者会,母子福祉関係などの活動。
3. 療蓑所,病院などで闘病生活の実態。
4. 公害,交通戦争と雄々しくとり組む人たちのすがた。
5. 赤い羽根共同募金など助(ナあい運動,その他
くサイズ>
白黒四ツ切,カラー2 L サイズ以上。
く締切り>
昭和44 年10 月25 日まで
徳島県社会福祉協議会(徳島市万代町1 丁目)へ
<賞>
推蔑1 点県知事賞副賞(船越基金賞1 万円)
特選4 点県社協会長賞副賞(船越基金賞5 千円)
県共募会長賞副賞(船越基金賞5 千円)
準特選5 点県社協会長賞副賞(船越基金賞2 千円)
入選20点県社協会長賞副賞(船越某金賞記念品)
く注 ぇ=g/、'\
l. 応募作品は未発表のもので,点数の制限はない。
2. 作品の裏に応募票をはり,住所,氏名,撮影場所などを記入のこと。
3. 入賞作品の版権は主催者に属し,応募作品は返却しない。
くその他>
入選作品は, 11 月28 日開催する第13 回県社会福祉大会で表彰する。
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伸びる芽によい本よい友よい社会
推奨優良図書
徳島県・青少年育成徳島県民会議/勤労青少年向
図 書 名 I 著(編)者発 /イ一了 所 内 容
父小泉信―
秋山加代
父母の話は胸をうち信三氏
毎日新聞社の良識を知ることができ
小泉タエる。
l --- l'
私の幸福論I 水上
人生の重荷を感じる世の中
勉I 大和書房I で本当の生き方を示してい
る。
-• l —· ----- - 9 _ _,—• --- --
おろしや
国酔夢諏
J中 上
江戸末期ロシアに漂着した
清I 文芸春秋社I 船頭の生涯を描く歴史小
ニヽ! =1 r
"_}し0
生きることのきびしさに正
ながい坂(上・下) I 山本周五郎I 新潮社I 面から対決してゆく少年の
半生を描く。
伊予藩出身の5 青年の有情
坂の上の雲I 司馬遼太郎文芸春秋社1 と情熱と成長を描くロマ
ン。
-- _,—--.,—,-—--- --—-
「岩宿」の発見I 相沢忠洋I 講談
道ありき


深い愛と長い闘病にたえた
三浦綾子I 主婦の友社I
• 青春の告白記。
勢I 船山
どくとるマンボー
青春記

社I
石器文化の発見に努力する
体験記。
阿波の庚午の変を背影に健
磐I 毎日新聞社I 康に強く生きぬいた女性の
物語。
l l - i
幕末維新の混乱期に活躍し
峠(前後絹) I 司馬遼太郎I 新潮社I た河井維之助の生涯を描い
たもの。
著者の旧制松本高校時代の
杜夫I 中央公論社I
青春を語る。
朝日歌壇に入選した作品を
豆腐凩の四季I 松下竜ーI 講談社I 中心に生きることのすばら
しさを随筆風に描いたもの
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図書名著(編)者発行所
ある町の高い煙突I 新田次郎文芸春秋社
われなお
福田須磨子筑摩書房
生きてあり1 る。


公害を解決しょうとする良
心と情熱を備えた一群の若
い人間像を描く。
人間の極限に直面した女性
の記録が鋭く綴られてい
哲学する心I 梅原
従来難解とされていた哲学
猛I 講談社を日常的なものの分析から
平易に説いている。
徳島の文化財I 井上銀晴I 出
国,県指定の文化財を写真
版I と説明つきで紹介してい
る。
レディー・パワー働く女性を対象とした明る
時代の青春の生き上坂冬子講談社い青春の生き方を教えてく
万れる。
佐賀潜の
文明開化帳
佐賀潜I 和田書房I
明治100 年, 文明開化をた
のしく読ませる。
青春と孤独加藤諦三I 大和書房I
青春の生き方について多角
的に追ってゆく。
ほか
壺井繁治詩による感動が正しく,平
詩作の対話I 秋村宏飯塚書店和な人間生活を希求する生
宮崎清き方であると説く。
娘のための人生論I 田中澄江I 青春出版社I
体験をとおして語る人生
論。
依,食,住,交通,通信,
生活未来学I 美濃順三I ダイヤモンド社I 教育,レジャー等の発展ぶ
りを紹介する。
20 年後の日本
ヴィジョン21 世紀の都市産業経済,
日本生産性本部社会,教育と人類の幸福を
研究会1 考究している。
マッタホルン北壁の征服過
マッタホルン北壁I 小西政継I 山と渓谷社1 程を記すもので人間の精神
カの素晴しさを訴える。

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