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【とくしま福祉広報】No.27

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No. 27 昭和37年5 月1 日発行
とくしま福祉広報
鯉のぼりと共に
ー児童福祉月間におもうー
子どものしあわせのために
澄んだ五月の青空に悠々と鯉のぼりが泳ぐ。五月
ョは男の子の節句である、古いこの習慣行事を活か
ーして「すべて子供がしあわせに」になるための心
構や催しを整え、大人の反省にも役立てようとの
11 ねらいが児童福祉H 間となったものと思う。子供
百田
fを護るための児蛮憲章はつくられたが、これに応
菖える法的措置や一般社会環塙の腺備や精神面の構
児ぇが全くなつていないと嘆くのは私独りではな

毎日の交通事故から子供の被害が大きいウエイトを
占めていることは何と云つて大人の責任である。生
れてきた子供のしあわせを祈つて高く掲げた鯉のぼ
りーーーその純枠な気持は、永遠えの子供のしあわせ

特に子供を交通事故から護る運動の推進。
二、みつばちクラプ活動の助成
子供会の理想像を追求し、永続性のある子供会の
育成助長と子供を中心とした明るい社会実現を目指
して目主的結束を進めている。みつばちクラプは県
下子供会指導者の権威の集いであり、私達はこの熱
意ある同志と共に新しい子供会のあり方と、真の子
供のしあわせのためのあらゆる努力を惜しまないつ
もりである。
三、心の出親運動を再び灯をともす。
施設の奉仕者、一日お父さん、心の里親を総まと
めに施設に結びつきをもつ心の里親会を結成し恵れ
ない子供達えの明るい光りを求めて近代的な運営を
計るもの。
四、子供の遊び場や児童図書舘の再整備とその推進
従来「一坪の空地から利用」と子供の広場づくり
をすすめてきたが、むしろ子供の要求はもつと変つ
た面にあることを知らされた。
せめて野球のできる場所を1 こうした願いを積重ね
て広場づくりの再整備や地域社会に理解と協力を求
める児翫館設置の推進に力強い運動の展開をしよう
と云うもの。
五、その他青年ポランテイヤーの連絡により、地域
に於ける子供のしあわせをその地域のニードにマッ
チした活動展開を試みられる組織かために力をいれ
たい。
ー鯉のぼりよ、いつまでも盟かに楽しく清潔な青空
を泳げー(県社協事務局長町弥一)
社会福祉事業の寄付金を一つにまとめた窓ローそれは赤 い羽根です



... 2...
もくじ
動く社協,住民から信頼
される社協とするために
<随想>鯉のぼりと共に一
児童福祉月間におもう一
県社会事務局長町
社会福祉協議会とは, 一定の地域社会にお
弥一
いて,住民が主体となり,社会福祉,保健衛
生その他住民生活の改善向上に関連のある公
動き・・・2
動く社協,住民から信頼される社協とす
るために•••
昭和27年度県社協事業方針きまる
児童福祉月間・・・4
のびゆく児童をみんなで守ろう,今年も
また児逍福祉月間を盛大に
一歩前進・・4
今年予定されている主な事業の展望
しあわせを高める"善意銀行、,の開設
保育所の一日所長,一日保母
子ども会を育てるみつばち運動を育成し
よう
本年度貸付予定額3 千万円一世帯更生資
金貸付
死亡弔慰1 万円に増額ー全国民生委員互
助共励事業
四市に専任母子相談員を設置
老人大学,各地で大好評
保育技術の向上と待遇改善を
市町村社協だより・・・24
5 月の行事黒板・・・ 27
私関係者の参加,
応じ,住民の福祉を増進することを目的とす
る民間の自主的な組織である。
本県でも県下全市町村に社会福祉協議会が
結成されたとはいえ,
われる具体的連動が推進されていない現状に
ある。
県社協は市町村社協の連合体的組織と考え
られ,
協力を得て,地域の実情に
まだまだ社協活動とい
又県全域の視野にたつて, 当面する社
会福祉,保健衛生の問題の対策をたて,
実施に務めなければならないと思う。
その
従つて昭和37 年度は,市町村社協活動を具
体的に育成する方針を段階的にたて, こつこ
つと動く社協,住民から信頼される社協に推
進する。努力を積み重ねなければならない。
第1 段階
市町村社協の役員と規約を改組して,で
きることからこつこつと事業を推進し,
社協活動の必要性を市町村の理事者,各
種団体に理解されるようにする。
第2 段階
(市町村社協活動が地域住民の生活と直
結するような,地域ぐるみ活動を推進す
る)
第3 段階
社協活動は限界なくして無限である。組
織の点検,体質改善,行事,活動の反省
と反復,それと予想される住民のニード
とその対策。



-3-
新しい社会福祉と明るい町づくり運動を
昭和37年度社協事業方針きまる

社会福祉事業の社会化,近代化が叫ばれ全社協は昭和37年度, "社会福祉長期建設基本構想II を発
表日本の自主的なしかも地域ぐるみの明るい町づくり運動を積み上げしようとする新しい事業計画
が企画されつ口ある。本県社協も,市町村社協の具体的な活動体制が確立しついあり,本当に地につ
いた社協活動を推進しようと昭和37年度事業計画,予算,並びに県社会福祉会館建設促進等について
の方針を決定した。
3 月30 日徳島市幸町の自治会館で県社協第22回理事会,第21 回評議員の合同員会を開催,.もり沢山
の議案が議決されが,その主なものは次の通りである。

  1. 昭和37 年度の事業計画について
    地域ぐるみで住民を主体とした社協活動を推進するため,昭和37年度の重点目標として,
    1 県社協並びに市町村社協組織の整備強化と地区組織活動の推進
    2 地域ぐるみの福祉活動の促進
    5 共同募金運動の促進
    4 県社協予算の確立
    この四大目標を中心にして,具体的な社協活動を推進する。

  2. 昭和37年度の予算について
    1 県仕協事務局職員も11 名(1 名増員)となり,事務局体制もより強化して, 1 般会計は, 4,901
    500 (昨年度より991,600円の増)となり,民間社会福祉事業の総元締めとして事業を行うことにな
    った。

  3. 特別会計としての牧益事業も1,200,000 円,世帯更生資金33,454,200円,貸付事務費2,108,800 円
    とすべて昨年度より,県厚生課の立案により,県理事者県議会の深い御理解により,大きく予算増
    されたことを悦んでいる。

  4. 県社会福祉会舘の建設について。
    多年の希望が本年度で実現する見透しがつき,県費1 千万円, ( 2 ケ年継続)共募,県社協基本財
    産,一般募金等で総工費三千万円の会館建設を促進することになった。
    この会館建設については,建設委員会を設置,今後具体的な構想と基金造成を行うことになつてい
    る。



...4...
3. 県社協会長,山ロ一雄氏参議院出馬を了解し,推せん決定を行う。
理事会,評議員会に提出したすべての議案を議決した後,全員協議会がもたれ,山口会長参議院員
選挙のうわさがあるがその真意はどうかとの質問により,来る7 月,参議院員選挙地方区に無所属
として,出馬する意志があり,県社協の会長の身分を保留して,将来社会福祉事業推進のため努力
したいとの意向を発表された。この結果柏原理事が議長となり,いろいろと討議がなされたが全員
このことについては,民聞社会福祉事業を推進するためにも是非とも推せんしたいとの動議が出さ
れ,全員一致でこれを議決した。
|―のびゆく児童をみんなで守ろう1
今年もまた児童福祉月間を盛大に
明るくすこやかな子どもを育てようとする全国的な国民運動は,戦後児童憲章制定と同時に発足,
毎年5 月1 日より1 ヶ月間を児童福祉月間として多彩な行事が行われるようになつた。本年度も4 月
16 日関係機関団体の代表者が集つて次のような行事を実施することになつた。
各市町村社協でも,それぞれ地域の特色をいかして,この児童福祉月間行事を実施されるよう特に
お願いします。
昭和37 年度児童福祉月間実施要綱
1 目標
(1) 事故の防止一児童の事故を防ぎましよう。
児童の死因の第1 位は不慮の事故です。その事故によつて心身に障害をのこす不幸なこど
もが増加しています。交通事故農薬事故刃物および玩具による事故火災水難事故その他家
庭の不注意による事故など児童の事故防止について適切な方策を進める。
(2) 子どもに遊び場を一子ともに遊び場を与えましよう。
児童憲章には「すべての児童はよい遊び場が用意され」とうたわれていますが,子どもの
生活の重要な要素である「遊び」の場所は,きわめて少なく,これが交通禍の原因にもなっ
ています。従つて,交通事故の防止,子ども会活動の推進を因る必要からも,簡易な子ど
もの遊び場づくりを進める。
(3) 子どもといつしよー子どもといつしよの時間をつくりましよう。
子どもを理解し,よき相談相手として子どもの導き手となるためには,子どもといつしよ



... 5...
の時間を出来るだけ多くもつ必要があります。
従つて家庭,社会,職場にあつては大人が子どもと話し合い,レクリエジョン,スポー
ツなどをともにし,子どもの情緒生活を豊かにし,健全な育成につとめる。
期間
昭和57年5 月1 日~ 5 月31 日
主唱
徳島県徳島県教育委員会
/徳島県笞察本部徳島県社会福祉協議会
徳島県青少年問題協議会
協賛
各新聞社放送局
実施事項
(1) 県で実施するもの
イ母子課
(本運動実施の主管課として関係機関団体との連絡調整と全般的計画の樹立に当る。)
〇ポスター配布
〇ラジオテレビ放送
〇鯉のぼりの掲揚
〇地域子ども会育成モデル地区の指定
〇肢体不自由児および児童福祉全般にわたる相談
ロ衛生課
〇第9 回徳島県乳児健康診査会入選者表彰
〇小児マヒから子どもを守る「生ワクチン投与」
〇肢体不自由児療育巡回相談
ハ児童相談所
〇里親里子の潮干狩
〇施設退院のアフターケヤー
(2) 県教育委員会で実施するもの
〇各機関団体を通じて児童憲章の趣旨の徹底



... 6...
〇交通安全教育の推進
〇第5 回子ども読書週間
(3) 県警察本部で実施するもの
〇危ない遊びから子どもを守る運動
〇地域防犯体制強化
〇児童の交通禍防止
(4) 県社会福祉協議会で実施するもの
〇しあわせを高める「善意銀行」開設
〇心の里親運動……心の里親バス心の里親文庫
〇児童健全育成施設(児童館児童遊園等)関係者懇談会
〇児童福祉施設児童との交換野球バレー大会
〇一日保母……全牧容施設
〇児童福祉施設児童作文コンクール
〇児童福祉施設児童映画観賞会
〇児童福祉施設児童マラソン大会
〇一日保育所長一日保母
(5) その他
徳島婦人少年室
〇働く年少者の生活文募集
徳島市徳島市社会福祉協議会
〇鯉のぼりの掲揚
〇縣垂幕揚示
〇第2 回子ども大会・・・市内バレード
〇母と子の座談会・・・市内母子寮
〇写生大会………市内児童福祉施設児童
〇簡易な子ども遊び場設置運動の推進
(6) 各地域で実施するもの
〇正しい親子関係を育てるため家庭において
話し合いの機会をもつことの奨励
〇子どもに有害なものの持ち込みをやめよう
不良雑誌,危険な玩具,有害食品など
〇家庭における「レクリエーション」の奨励
〇子どもの日を祝うことの奨励
〇鯉のぼりを立てることの奨励
〇児童を事故より守る運動の実施



... 7...
児童を交通事項,農薬事故,刃物および玩具による事故,その他家族の不注意によ
る事故より守る運動
〇児飯福祉大会の開催
〇児章のなやみや不安等について関係機関に相談することの奨励
〇子ども会の育成活動の促進
〇働く年少者の余暇の善用のための諸活動の奨励
〇簡易子ども遊び場づくりの推進
〇児童によい文化財を与える運動推進
〇要保護児童の早期発見と適切な保護
〇母子父子家庭の慰問激勧の促進
〇心の里親運動の推進
〇ボランテイアの開拓と育成
〇児童福祉施設と地域社会との交流
〇その他地方の実情に応じて児童の福祉に必要と思われる事項
しあわせを高める'善意銀行の開設
ボランテイアの組織化と倍増をはかる
"くれてや釦式の慈善事業の時代は過ぎた。しかし,新しい意識のもとに,慈意の需要と供給のバ
ランスをはかるッステムが必要だ。そこで,血液銀行や眼球銀行にあやかつて,'’善意銀行、,の開設を
行うことになった。
この善意銀行のねらいは,従来行われていた社会事業えの物品寄贈行為や奉仕活動の組織化と合理
化をはかると共に,個人の胸の中にうずくまったまいとなっている善意を掘り起し,善意の輪を広げ
てゆき,すべての人のしあわせをお互に高めてゆこうとするところにある。



...8...
機構としては某社協に善意銀行本店を設け,各市町村社協には支店として,善意を預かる窓口を設
ける。この窓口には次の四つの口座をつくつて,善意提供者の希望がそれぞれかなえられるように
される。
① 心の提供口室(心の里親,点訳奉仕など)
③ 技術の提供口座(みつばち運動, 運転, 映写, 理髪技術提供,演能, レクリエーンヨン指
導野外活動指導など) ⑧労力の提供口座(遊び場のおばさん,施設の奉仕,交通整理など)
④ 金品の提供0 座(玩具,食品,運動具,文具,衣料,文化財など)
何か社会につくしたいと思う人は,それぞれの口座に登録する。提供されたものは,社会福祉施設
や社会事業団体に貸出され活用される。
本店には社会事業関係機関団体,企業組合,商工組合,奉仕者団体,社会福祉施設,社会事業団体
等の代表により株主総会を開き,善意銀行の運営にあたる。
第一回の株主総会は児童福祉月間中に開催される予定である。
保育所の一日所長一日保母
児童福砒月間に実施
地域社会と密按な連繋をもち,一層理解度を深め,親しまれる保育所にするため,児童福祉月間行
事の一環として,次の開催要網によって一日保育所長,一日保母を実施することになりました。この
行事は昨年度も実施しましたが,大変好評を得,大きな成果をおさめています。
本年度も各市町村社会福祉協議会でその適任者を人選委嘱して,地域の特色を活した方法によりお
願することになりました。
また, この一日所長並びに保母実施の成果を今後地域ぐるみ活動として禎上げしたので,各市町村
段階,更に県段階において関係者の懇談会等をもち十分検討するよう計画している。
第2 回県下保育所一日所長並びに一日保母実施要網(案)
1 趣臣日
児童福祉月間行事の一環として,県下全保育所に亘り, 1 日所長,一日保母を実施し,保育事業
の運営内容等について,地域社会の理解と協力を得るとともに児童の福祉向上に資そうとするも
のである。
2 主催



... 9...
徳島限社会福祉協議会
各市町村社会福祉協議会
5 期日
自昭和37年5 月1 日~至昭和37年5 月31 日
4 人選
(1) 一日所長の範囲
• 保育所の経営者(市町村長市町村議会議長等)
• 市町村社協会長又は副会長等
• 社会福祉に関係する機関団体の代表者
(2) 一日保母の範囲
• 婦人会.未亡人会の役員
• 日赤奉仕団の役員
• 社会福祉に関心をもつ婦人層(青年団員の中の女性等)
5 実施の要領
各市町村社協又は保育所より適任者を人選委嘱し地域の特色,保育所の運営方針等を活した,
次のような一日保育所長,保母の業務をお願いするものとする。
(例) (1) 朝の挨拶
(2) 保育全般に亘る運営並びに概況聴取
(3) 各保育所におけるプログラムに従つて保育にあたる。
(4) 園児とおわかれの挨拶
(5) 専任,兼任保育所長,保母並びに父兄等との懇談会開催。
(例) テーマとして
(1) 保育所運営の問題点
(2) 児童の処遇における問題
(3) 保育所の社会化について
(4) 転員の身分ならびに待遇関係について
(5) その他必要な話題を取り入れること。
6 保育事業の地域ぐるみ活動積み上げについて
この一日保育所長並びに一日保母実施の成果を,今後地域ぐるみの積上げ活動としたいので,次



...10...
のことをこの行事実施後行う予定でありますのでと留意下さい。
(1) 市町村社協で実施すること。
各市町村社協ごとに一日保育所長,一日保母にお願いした協力者の参加を求め市町村関係役
職員並びに市町村社協役職員と十分話し合いこの場をつくり,保育事業の今後の推進方策問
題点等を研究願います。
(2) 県社協で実施すること。
この市町村段階で研究討議したものを,県社協主催による研究協議会において十分検討し将
来の指針としたいと考えます。
子ども会を育てる
みつばち運動を育成しよう
春が来て,野原に花が一ぺんに咲きはじめたように,徳島県下の各地に地域子ども会が生れた。県
下にはざつと3,300 余の子ども会があつて,全小中学校の児童生徒の約7 割が子ども会に参加してい
るといわれる。
この地域子ども会は地域の大人が見まもる中で,子どもたちが,たのしい幸せな社会生活がおくれ
るようにと努めている。そのかげには献身的な大人の指導者がいることを忘れてはならない。
こうした適切な指導者がいないために,活動を中止してしまつた子ども会がずいぶん沢山ある。い
ま子ども会づくりに一番必要なのは,こまめに花から花え飛び渡つて,一つずつ確実に実を結ばせて
ゆく働き蜂のような人達の存在である。
去る4 月15 日県下の子ども会づくりを手がけてきたベテラン30 名が集まつて, 「徳島県子ども会育
成みつばちクラプ」を結成しました。このみつばちクラプは,子ども会の診断,治療,栄養補給など
お医者さんのような役割を果そうと,毎月一回みんなが集まつて研究会を開くことになつている。
さらに,このクラプは若い人達にどんどん仲間入りしてもらつて,こうしたみつばち運動をひろげ
てゆこうとしている。



... 11 •••
みつばちの誓い
わたくしたちは,子供たちの指導を通じて,明かるい社会を建設するために,力をあわせ,次のことを誓います。
一,友愛私達みつばちはあたたかい愛情と誠実をもつてすべて人の友となり5 i ます。
二,奉仕私達みつばちは常に弱いもの,不幸なものの味方となつて,よろこんで力となります。
三,理想私達みつばちはたえず自覚して,社会的理想実現のために励まし合います。

くみつばちの願い>
春が来て
一度に咲きはじめた野花のように,地域子供会が日毎に増加している。
でも
これらの地域子供会が本当に実を結び翌年ふたたび花を咲かせるには,はげしい風雨の洗礼を受
けなければならない。
全く
子供会は理論も技術も確立していない未開拓地の荒野に咲いた花のよう。
今必要なのは
こまめに花から花へ飛び歩いて一つずつ確実に実を結ばせてゆく働き蜂のような人達の存在だ…
和、たちは
すすんでこのみつばちとなり,仲間が集つて蜂の巣を営み,よろこびと,かなしみを分ちあい,
子供達のしあわせと,宇宙をかけめぐる子供の未来像を求めてはげましあつてゆこう。
くみつばちの目標>
永続する子供会を育てよう。
子供会に必要な環境づくりをすすめよう。
子供の未来像を確立しよう。
くみつばちの仕事>
子供会のお医者さんとして



...12...
診断① 子供会の規模は適正であるか。
② 集会のふんいきはどうか。
⑧ 子供会に出席する率と参加の態度は。
④ 活動の内容が日常的か。マンネリズムになつていないか。
⑤ 大人の指導者の指導のあり方は。
(6) 施設等環境の整備のあり方は。
(7) 地域の子ども観は。
(8) 地域の協力態勢は。
治療① 子供会組織の整備。
② 子どもリーダーの方向づけ。
⑧ メンパー間の人間関係の調整
④ 指導者の発見と養成
⑤ 地域への啓家
⑧ 子供会育成機関のなわ張りの廃除
栄養補給① レクレーションの指導
ョ 野外活動の指導
⑧ 研修会,交換会の開催
④ 児童文化財の活用と優良文化財のすいせん
⑥ 新しい遊びの開拓と遊具の創作
⑥ 遊び場,集会所,文庫等の設置
⑦ 児童文化団体と連けい
⑧ 巡回子ども会の開催
よいお医者さんとなるために
調査① 子ども会の実態調査
ョ 子どもの生活実態調査
⑧ 子どもの遊びの内容調査
④ 子どもの遊び場点検調査
⑤ 子どもの環境調査
⑥ 地域の子ども観調査



... 13...
研究
理論本質,指導理念,児童像,組織,活動内容,経費,施設
技術討議の仕方,野外活動,レクリエーション,グループワーク
文化財の使用の仕方,話し方,行事のもち方,運営技術
昭和37年度の事業計画
A 活動目標

  1. みつばちの仲間づくりと蜂の巣活動の推進

  2. 子供会の実態把握
    ぶ子供会指導書の編集

  3. 遊び場づくり科学資料の作成
    B 事業計画
    月I研究事項
    ,4 子ども会の在り方
    5 子ども会の運営について
    6 〃
    7 子ども会の指導技術について
    8 〃
    9.遊び場集会所づくりについて
    10 〃
    11〃
    12 児童館,児童遊園の運営につ
    いて
    1 〃
    2〃
    5 〃
    c みつばちクラプ会勢拡張

  4. 蜂の巣づくりの促進に登録

  5. みつばち学校の開設勧奨

  6. クラプ歌,クラプ章の設定

  7. 会報の発行,資料情報交換

  8. 関係機関団体との連けい
    資料作成
    みつばちクラプ育成のしおり
    子ども会指導ノート
    遊び場づくり科学資料
    I 活動
    みつばち仲間づくり


    トレーニングキヤンプ
    蜂の巣活動の展開
    青育少成年みつばちクラプの


    子ども会実態調査



...14...
本年度貸付予定額3千万円
世帯更生資金貸付業務について
昭和30年度から発足した世帯更生資金は,ますますこの内容が改訂され,昭和36年度までに約1380
世帯,貸付金額5 千2 百万円にもなつたが,特に民生委員を中心とした"住民のしあわせを高める運
動II の一環として広く低所得者階層に効果的な活用がなされている。
昭和37年度のこの資金の貸付業務については,次の要領で行うことを,各関係機関へ通知したの
で,お知らせします。

  1. 昭和37年度の貸付予算(総額31,976,000 円)
    更生資金15,960,000 円
    身体障害者更生資金4,800,000 円
    生活資金165,000 円
    住宅資金3,200,000 円
    修学資金720,000 円
    療養資金7,130,000 円

  2. 貸付の時期
    各町村社協会長は,下記締切日の5 日前までに県社協糾織育成委員(福祉事務所長)に申込関係
    書類を提出され各県社協組織育成委員並びに市社協会長は関係書類に意見書を添付し期日までに
    県社協へ送付願います。
    第1 回締切期日37年5 月20 日
    第2 回” 37年7 月20 日
    第5 回37年9 月20 日
    第4 日” 37年11 月20 日
    第5 回ヽク38年1 月20 日
    第6 回’’ 58年2 月20 日
    (註) 貸付決定は締切後10 日以内に貸付運営委員会を開き貸出波定し決定後10 日以内に各市
    町村社協あて資金を送付する。

  3. 市町村社協貸付調査委員会の開催について
    各市町村社協は必ず貸付調査委員会を開催し,委員会の意見に基づき調査意見書を作成し関係書



...15...
類に添付し提出して下さい。
調査委員会が設置されていない市町村に於ては,次により早急に調査委員会を設置されるよう
お願いします。
(備考)
調査委員の構成は5~10名とし次の中から選出して下さい。
① 市町村行政機関職員
ョ 市町村社協役員
③ 民生委員
④医師
⑤ 身体障害者の代表
⑥ 学識経験者
4. 貸付に対する意見に記入について
市町村社協会長は,調査意見書の作成に当り,委員会の意見を記入すると入もに,貸付順位貸付
に対する次の記号を必ず記入されるようお願いします。
a = 是非貸付されたい。
b = 貸付されたい。
C = 貸付の必要なし。
d = 市町村社協で拒否すべきものであるが特殊な事情により県社協で資金不足を理由
に不決定された。
5. この資金は民生委員を主体とした"地域住民のしあわせを高める運動,1 の中で貸付を斡旋して下
さい。特に1 民生委員が年間2 人の世帯更生連動を行う撰定世帯に貸付されるよう指導され,民
生委員は必ず年間に1 件の貸付を幹旋されるよう努力して下さい。
6. 申込関係書の整備について
最近特に申込関係書類に不備な点が多いので次のことをと指導下さいますようお願いします。
① 市町村社協の申込受付年月日取扱者名,社協名を必ず記入すること。
②事業計画事業の内容,資金の使途は具体的かつ詳細に記入して下さい。
③ 身障者更生資金の借入申込をする場合は必ず手帳番号を記入すること。記入なき場合は身障
者更生資金として取扱いできません。
④ 住宅資金借入申込の場合は,必ず工事見積書,見取図を添付して下さい。



...16···
⑤ 修学資金申込に当つては,在学証明書を添付すること。
⑥ 修学資金技能習得費を借入申込する場合その資金を使用する者が連帯債務者として署名捺印
すること。
⑦ 民生委員指導計画書には住居の状況,世帯の状況保護歴,借入金の有無保証人の状況欄は,
具体的かつ詳細に記入すること。
⑧ 貸付対象者は必ず世帯を構成している者に限る。高令者,独身者,未成年者には貸付致しま
せん。
7. 債還指導について
最近,償還の状況が次第に低下しつ口ありますので,次のことをご指導下さり,償還の成績が向
上するようお願いします。
① 担当民生委員は,常に貸付者の実態を把握しておかれたい。
ョ 貸付後は日掛貯金を励行させ,償還が延滞しないよう指導されたい。
ョ 年1 回は厚生主任,民協総務,担当民生委員が貸付者を訪問し実態を調査されたい。
④ 償還がむつかしい時は,償還方法を月賦償還など本人の返済しやすい方法に変更するよう指
導されたい。
⑤ 償還計画,償還方法,借受者,保証人の死亡,住所変更などは,必ず変更届を提出された
tヽ。
⑥ この資金は単なる資金の貸付に止ることなく,貸付後も,償還完了まで更生援護をされた
し‘o
死亡弔慰1 万円に増額
全国民生委員互助共励事業
昭和36年度全国的組織に発展した。全国民生委員互助共励事業の運営について,昭和37年度は,国
庫補助金が1,250万円(前年度200万円)に増額され,この事業内容が大巾に改訂された。

  1. 互助事業の実施について
    互助事業は主として会費によつて運営されるが,国庫補助金はあくまで全民生委員加入の絶対的前
    提条件の上に交付されるものであるから,従来とられてきた一部加入が認みられなくなつfここと。
    従つて全員加入しない府県については,全国互助共励事業に適用されないことになる。



...17 ...
2. 運営要領の改訂について
互助事業の適正合理化をはかるため,従来施行されてきた「全国民生委員互助共励事業実施要綱及
び同実施要領」を廃止し,新たに「全国民生委員互助共励事業運営要領」を制定すること\した。
新しく制定された連営要領の大網は次のとおりである。
① 規定の一本化をはかつたこと。
従来の実施要網と実施要領を一本化して,整理調整した。
ョ 全員一括加入方式をとったこと。
これまで過度的な便宜的措置として,都市単位の加入を認めていたが,昭和36年度はあくまで
年度当初に全員一括加入することし,新要の手続きをとること。
③ 弔慰金及び見舞金の改正事項は次のとおりであること。
A ,一般死亡弔慰金1 万円(現行8 千円)
B ,会員が公務に起因する疾病にかゞつたとき5 千円(新設)
④ 公務死,公務傷害の範囲を拡大し,予慰金及び見舞金の支給基準を明確にしたこと。
公務傷害については,従来の基準は実情に即さないということがあつたので,これの要領を改
め,適用範囲の拡大をはかつたこと。
⑤ 加入手続きについては,年度当初に民生委員全員が一括加入するものとし,会費を5 月末日ま
でに中央事務局に納入するものとしたこと。また年度中途において会員になった者(一斉改選
を除く。)があるときは,改ゆて当該会員の会費を納入するものとしたこと。

以上のような改訂によつて,本県社協民生委員部会としては,次のような方法でこの事業の加入につ
いて,各市町村社協会長あて依頼通知を発送したので,よろしく御協力をお願いします。

  1. 会費の納入について
    この事業は民生委員全員加入を原則として民生委員1 人年間100円の会費を納入することになつ
    ております。

  2. 会費の納入方法について
    会費は5 月末日までに全社協へ必着しなければ効力並びに中央よりの各種助成が行われないので
    誠に恐縮乍ら, 5 月20 日までに県社協事務局へ各市町村の民生委員の現員数に100 円を乗じた金
    額をお送り願います。
    この場合,市町村名と民生委員数と金額のみで個々の民生委員名簿は必要としません。



... 18...
なお又この会費はなるべく市郡別に統一して同時に納入されるようと配慮をお願いします。
(註) 昨年度は市郡別単位に会費が納入されなければ効力が発生しないことになつておりまし
たが,本年度は,年度当初に全員一括加入しなければならないことになつております。
3. 会費の拠出方法について
この事業は,全国民生委員の互助と共励を基盤として民生活動の振興を期するために行われてお
り,国庫補助金も昨年度より支出されておるもので,民生委員個々の私費等を拠出することなく
市町村の民生委員活動推進等によって納入されるよう特別のご配慮をお願い申し上げます。
全国民生委員互助共励事業運営要領

  1. 趣臣日
    この事業は,全国民生委員の互助と共励を基盤として,民生委員活動の振興を期するために行な
    うものである。
    2 事業の実施主体
    この事業の実施主体は,社会福祉法人全国社会福祉協議会(以下「会社協」という。)とし,その
    連営については,全国民生児童委員協議会(以下「全民協」という。)内に設置する全国民生委員互助
    共励事業運営委員会(以下「運営委員会」という。)があたるものとする。
    3, 会員及び会費
    (1) 会員(この事業に加入する者をいう。以下同じ。)は,民生委員法に基づく民生委員とする。
    (2) 会費は年間100 円の会費を納入するものとする。

  2. 事業
    (1) 互助に関する事業
    会員が次の各等の1 に該当した場合,当該各等に定めるところにより弔慰又は見舞を行う。
    ア死亡弔慰
    (ア) 公務上死亡したとき
    (イ) 死亡したとき
    (ウ) 配偶者が死亡したとき
    イ傷病見舞
    (ア) 公務上傷害をうけたとき
    (イ) 公務に基因する疾病にかかつfことき
    (ウ) 重傷病にかかったとき
    10万円以内
    1 万円
    1 万円
    3 万円以内
    5 千円以内
    1 千円



···19 ···
ウ災害見舞
災害をうけたとき
(2) 共励に関する事業
2 千円
会費相互の共励については,運営委員会が事業年度毎に,予算の範囲内で,必要と認めた事業
を行なう。
5 加入手続
(1) 都道府県及外指定郡市の民生委員協議会(以下「農民協」という。)は,毎年事業年度5 月31 日
までに,管内全会員の名簿(様式第1 号)及び全会員の名簿(様式第1 号)及び全会員の会費
を全民協に提出するものとする。
/2) 年度中途において会員になった者があるときは,直ちに当該会員の加入手続きを行なうととも
に,当該年度の会費を納入するものとする。
(3) 年度中途において会員でなくなった者があるときは,直ちに当該会員についての所要の事項を
全民協に連絡するものとす。
6 運営委員会
(1) 運営委員会の委員は,次の各号に掲げる者のうちから,全社協会長が委嘱する。
ア全民協の協議員
イ全社協の役職員
ウ都道府県及び指定都市の社会福祉協議会(以下「県社協」という。)の役職員
工関係行政機関の職員
オその他適当と認められるもの
(2) 運営委員会委員の任期は2 年とし,欠員を生じた場合の補欠委員の任期は前任者の残任期間と
する。
(3) 運営委員会に委員の互選による委員長1 名,副委員長2 名をおく。委員長は,運営委員会の運
営について,責任を負うものとする。
副委員長は,委員長を補佐し委員長に事故あるときはこれを代理する。
(4) 運営委員会は,次に掲げる事項を審議し,決定するものとする。ただし,ア,イについては全
社協理事会及び評議員会の承認を経なければならない。
ア互助共励事業の実施並びに給付認定審査方針に関する事項
イ事業計画書及び予算の作成並びに変更に関する事項



• • •20 ・・・
ウ事業報告書及び収支計算書,貸借対照表並びに財産目録の作成に関する事項
工その他この事業の実施運営に必要な事項
(5) 運営委員会の開催は,原則として年2 回とする。
(6) 運営委員会に常任委員会をおき,その委員は,運営委員のうちから全民協会長が委嘱する。
(7) 常任委員会の委員長は,運営委員長をもつて充てるものとする。
(8) 常任委員会は,運営委員会から委任された事項の処理にあたるものとする。
7 弔慰又は見舞の範囲
(1) 弔慰又は見舞の対象となる公務死亡,公務傷害又は公務に基因する疾病の範囲は次のとおりと
する。
ア都適府県,福祉事務所その他関係行政機関又は民生委員協議会の指示による諸活動並びに民
生委員児童委員であるが故に行なう諸活動の遂行上,他人から危害を加えられ若しくは不慮の
事故(自巳の不注意による交通事故を除く。)による死亡又は傷害
イアによる諸活動の遂行が直接の原因とみられる疾病
ウその他明らかに公務の遂行に基因する死亡,傷害又は疾病
(2) 配偶者死亡弔慰の対象となる配偶者の範囲には,事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む
ものとする。
(3) 一般傷病見舞の対象となる重傷病の範囲は,引き続き1 月以上病床にあつて療養を要する程度
の傷病とする。
(4) 災害見舞の対象となる災害の範囲は,会員の住居の全焼,全壊又は流失とする。9
8 弔慰金及び見舞金の申請手続
(1) 県民協の長は,菅内の会員又は会員の遺族から死亡(配偶者又は会員)傷病又は災害に対する
弔慰又は見舞金申請書(様式第2 号)を全民協会長に提出するものとする。
(2) 公務死亡,公務傷害及び公務に基因する疾病に関する弔慰金又は見舞金を申請するにあたつて
は,都道府県知事,市町村長,関係公的機関の長,民生委員協議会総務又は社会福祉議会長の
発行,する具体的かつ,詳細な状況説明書及び医師の診断書等の関係書類を添付するものとする。
(3) 会員及び会員の配偶者の死亡弔慰金の申請にあたつては,会員若しくは会員の配偶者の戸籍抄
本又は住民票を添付するものとする。
(4) 傷病見舞金の申請にあたつては,医師の診断書を添付するものとする。
(5) 災害見舞金の申請にあたつては,関係官公署の発行する罹災証明書(災害の程度と明記したも



•••21 •••
の)を添付するものとする。
9 給付の決定並びに弔慰又は見舞の方法
(1) 弔慰又は見舞は,運営委員長が決定するものとする。
(2) 運営委員長は,公務死亡,公務傷害,公務に基因する疾病,災害その他運営委員会で定めるも
のの,弔慰又は見舞の決定にあたつては,あらかじめ,審査会の意見を聞かなければならない
ものとする。
(3) 審査会の委員は,運営委員のうちから運営委員のうちから運営委員長が委嘱する。
(4) 運営委目長は弔慰又は見舞を決定したときは,速やかに給付承認通知書を,県民協に送金する
ものとする。
(5) 全民協会長は,毎月当初に,前月審査分の給付金を一括して喋民協の長に送金するものとす
る。
(6) 弔慰及び見舞は,「厚生大臣」と「全国民委員一同」の題名をもつて,原則として,全員により行
なうものとする。
10. 事務局
この事業の事務局は,中央においては全社協事務局とし,地方においては県社協事務局とする。
11. 会計
(1) この事業の会計,特別会計を設けて経理するものとする。
(2) この事業の事業年度は, 4 月1 日に始まり,翌年5 月51 日に終わるものとする。
12. その他
この運営要領に定めるもののほか,この事業の運営のため必要な事項は,別に定めるものとす
る。
附則
この事業は,昭和37年4 月1 日から実施する。



•••22•••
四市に専任母子相談員を設置
専従の母子相談員設置については,年毎の県未連(会長万野ハツエ)総会で,あるいは県社会福祉
大会で決議されながらもなかなかその実現を見なかつたが,今年から県社協(会長山ロ一雄)県未連
の要望がいれられて,まず四市に設置されることになつた。なお昭和三十八年度には各郡毎にも設置
される意向である。
母子相談員は母子家庭の相談事業を通じてその家庭の福祉を増進するケース・ワーカーで,この母
子家庭の幸のための相談制度をより効果的に方向づけるため,県未連では昭和三十七年度事業計画で
組織を強化し,各地域会長が,その補助機関となり地域内における母子家庭の生活相談に活動の重点
を置き,県下の母子家庭の幸をたかめることとなった。
|—徳島老人大学各地で大好評I
四月二十八日から鴨島町オ3 回目を
三月,四月は行楽ジーズンで,各行楽地は例年にない賑わいを見せたが,老人大学も,三月二十一
日の羽ノ浦町での開講を皮切りに,那賀川町の平島,今津両地区,上板町と各地で相次ぎ開講され,
おとしよりは勿論関係者からも非常な好評を拍しており,徳島は全く老人大学プームの盛況を極めて
いる。
おとしよりに生るよろこびと,明日えの希望を与えるこの老人大学は,昭和三十四年十月嗚門市で
初めて開かれ,すでに県下で二十九ケ所五千二百名にのぼる。卒業生を送り出している。
三十七年度もこの老人大学プームを,より一層,喚起し四月二十七日からは鴨島町で第三回が予定
されており各地で次々と大学が開講せられる模様で講義, レクリエーションを通して,教養と健康を
高め第三の人生をたのしく,すこやかに送ろうとする老人の社会奉仕者が次第に外くなつている。
責老人大学開講の手引
1 経費について
〇講師謝礼11,000 円( 1 人500程度21 名分)
〇交通費実費その他雑費9,000 円
以上2,0000円程度を市町村,老人クラプで負担する。
卒業証書(若返り証)は県社協より提供します。



•••23•••
2 場所
会場は交通の便利のよいところで,かなりの牧容力のある公的建物(学校講堂,公民館等)を利
用することが最適です。
5 日程,講議内容
日程は1 日5 時間, 7 日間とし, 2 時間は講議とし, 1 時間はレクリエージョンを加える。講義
内容は社会,保健,法律,趣味,教養,文化,科学,娯楽など老人に必要な教養をわかりやすく
講義する。
4 主催,後援
主催は市町村,市町村社協,老人クラプ等が主催し,関係団体が後援する。
大学々長は市町村長が適任であります。
6. 卒業式
卒業式には,受講生全員が出席し,学長より鶴亀入りの卒業証書(若返り証)を全員に授与す
る。
保育技術の向上と待遇改善を
昭和37年度県保母の會事業計画きまる。
4 月18 日喋母の会理事会が開かれ,県下320 名保母の会の昭和37年度,事業計画と予算の大縞を決
定した。
特に地域ぐるみで保育所事業を推進するため,地域における保母の会活動に一段と拍車をかけ,具
体的な,しかも地についた事業を行うことになうた。
なおこの方針は5 月12 日県保母の会総会を県婦人福祉会館で開き,審議し新しい社会福祉事業の在
り方について,全社協牧業務部長の記念講演を開くことになつている。

昭和37 年
保母の会事

業計画
1 広報活動の実施
0 機関紙「いぶき」発行
〇各種実態調査



·•·24···
2 保母の会組織の強化
0 地区保母の会活動促進
〇地域住民との連繋
〇各種団体との連繋
〇下部組織への連絡強化
〇保護者との連絡調整
3 保育技術並,保母の資質向上
〇各種講習会の開催(調理講習会4 地区別, リズム講習会)
〇県内外の優秀な保育所の視察
〇給食献立表の作成
〇専任指導員の設置
0 3, 4, 5 オ合併保育計画表作成
4 各種会議の開催と全国大会参加
0 第6 回全国保育関係代表者研究協議会参加(9 月)
〇四国プロック保育関係研究会参加(香川県)
〇全社協保母会委員会参加
0 第5 回県保母の会総会開催
〇県保母の会理事会の開催
5 調査活動
〇保母の労働時間の実態について
6 研究会の開催
〇労基法に関する研究
7 予算対策運動の推進
〇保育予算確保運動員の派遣
〔市町村社協だより]

  • 町村社協会長の強力な支援で予算確立
    美馬郡町村社協連絡協議会
    美馬郡内の町村社協は,美馬福祉事務所長の強い働きかけにより,町村長会の御理解によつて,各



···25···
町村より1 万円の分担金が支出され郡連絡協議会の事業を活澄に推進することになつた。
4 月17 日,山田会長(穴吹町社協会長)をはじめ,郡内各町村社協会長が出席して,連絡協議会を
開さ昭和37年度の事業計画,予算を次の通り決定した。従つて,この事業計画に基づいて,各町村社
協ともに,昭和37年度のそれぞれ自t的な事業と予算を決定し, 4 月末日迄に,福祉事務所並びに県
社協あてその内容が報告されることになつている。
昭和37 年度事業計画
美馬郡町村社協連絡協議会
1 地域社協幹部研修の実施について
(1) 町村社協役員の研修を行うもので副会長以下を対象とし,社会福祉活動のための知識と技術の
向上をはかり,町村活動の活澄化をはかる。
(2) 開催は1.4 半期(3 ヶ月)に一回程度実施し県社協および県の協力を得て行う。
2 町村単位の心配事相談所開設促進について
(1) 管内において県国費補助相談所が昭和57年度において脇町が指定される予定であるが脇町が指
定される予定であるが脇町の相談活動をモデルとし。
(2) 全町村に開設されるよう呼びかける運動をとりあげること。
5 老人大学開講について
(1) 老人福祉対策としてのグループ活動が最近とみに活澄化し,老人福祉講座としての老人大学が
各郡市で行われているが本郡内でも脇町等にて開催し大変好評を博しているので町村社会福祉
協議会行事として各町村で実施されるよう呼びかけたい。
(2) なお,そうした活動の産物として老人クラプ活動を生み老人の日常福祉活動が老人自身の自主
的活動として発展するよう啓紫してゆく。
4 専任職員(兼務)発令の促進について
(1) 町村社協の専任識員の設置を呼びかけること。
(2) ただちに専任化が困難であるので町村厚生課長(主任)の事務局長の無職の発令と厚生係職員の
事務局員の兼務発令を呼びかけ町村社協の活動態勢の基礎を確立するよ働きかけること。
5 地域ぐるみ活動の実施について
(1) 地域子供会の育成助長をはかること。
(2) 未亡人,若妻会の育成をはかること。



···26···
(3) 地域住民の保健福祉活動の啓紫をはかること
など,地域全体一丸となった福祉活動を越こし,住民の健康増進をより高いしあわせをはかる活
動を発展させるよう町村社協活動を進めてゆくよう呼びかけてゆくこと。
予算
オ入の部
項I 目I 予算額備考

  1. 県社協補助金5,000

  2. 県社協補助金
    5.000 県社協補助短
    1' 町村分坦金60,,000

  3. 町村分坦金60,000 町村各10,000 円宛
    1 雑牧入および
    ·予金利子2,000

  4. 雑牧入
    1,000

  5. 予金利子1,000
    オ入合計I 67,QOO I
    オ出の部
    事業費役員会年間2 回
    1 回10 、000 円
    ^ 議費5 ヶ月1 回
    云20,000 1 回3,000 円宛
    研修費12,000
    調査研究費5,000
    事務費通信運搬費5,000
    消耗品費3,000
    旅費20,00:::J
    I 雑費2,000
    支出合計67,000 |



・・・27 ・・・
l5 月 の行事黒板 l 県社協
1 日(火) NHK ラジオ放送「児童福祉月間の催しもの」午後4 時55分より
5 日(木) 鴨島町老人大学
5 日(土) 心の里親バス運転,鴨島町,国府町老人大学第2 回子ども大会(徳島市)
6 日(日) 鴨島町,国府町老人大学
8 日(火) 県下保育所長会議
10 日(木) 全国民生委員活動推進会議参加者打合会
11 日(金)
12 日(土)
13 日(日)
14 日(月)
17 日(木)
18 日(金)
19 日(土)
20 日(日)
21 旦(月)
23 日(水)
28 日(月)
30 日(水)
月間行事
市町村社協研修会
第5 回県保母の会総会,鴨島町,国府町老人大学
鴨島町,国府町老人大学,母と子の座談会(徳島市)
善意銀行設立総会
都道府県社協事務局長ゼミナー(19 日まで神奈川県)
四国養老事業協議会(19 日まで松山市)
施設児童と県職員交観野球大会,施設対抗バレーポール大会国府町老人大学
世界更生資金借入申込書締切,県みつしまちクラプ例会
しあわせを高める運動中央研究協議会(23 日まで埼玉県)
NHK ラジオ放送「明るい町づくりの話」
全国養護施設長研究協議会(30 日まで東京)
子ども遊び場所管理者座談会
一日保育所長一日保母しあわせを高める善意銀行の開設

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