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【県社協シリーズ】No.16

【県社協シリーズ】No.16 老人の保健と医療

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県社協シリーズNo.16
昭和4 6 年1 2 月
老人の保健と医療
昭和4 6 年度民生児童委員の
社会福祉モニター活動の結果
徳島県社会福祉協議会
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はじめに
日本の老人人口は,非常に早いテンポで増加している。すなわち,現在65
オ以上の老人は7, 3 9 6, 0 0 0 人で,これは総人口に占める割合は7. 1 笏であ
るが,昭和6 5 年にはこれが1 0. 5 %となり,また昭和90 年,つまり終戦の
ペピープーム時代に生まれた子どもが6 5 オに達すると含,老人人口比率が,
1 6. 9 %と今の2. 5 倍近くになり,世界一老人の率が高い国となり,まさに高令化社会が出現しようとしている。加えて核家族化の進行,扶養意識の変化.過密,過疎などのおよぼす影響は,老人をとりまく社会環境に好ましくないものばかりで,老人問題は極めて重要な社会問題となっている。
こうした老人問題は,年金,医療,住宅,働く職場,老人クラプ活動,ある
いは,ひとり暮らしや寝たぎり老人に対する援護対策など幅広い施策が推進されなければならないと思うが,最近’'老人の医療,,が特にグローズされるようになってきた。……というのが老人の医療費を公費で給付する制度が積極的にとり入れられ,本県においても武市知事の重点施策として,昭和4 7 年4 月から県下一斉に実施される明るい見通しがあるときかされている。
健康で長生きをしたいと思う老人の願いは,病気になれば安心して治療がう
けられることでなかろうかと思う。
全社協は昭和4 6 年度の民生委員の社会福祉モニクー活動として,『老人の
保健と医療』をとりあげ,本県においても1, 5 6 3 名民生委員が,それぞれ抽
出された世帯を訪問して,現代の老人のもつ生活と意見を調査していただいた。
豊かな老後をきずくことが大きな国民的課題となってきた時期でもあり,この調査の結果をとりまとめた県社協ヽンリーズが関係者のみなさんに活用されることによって,本県の老人福祉が少しでも前進できればありがたいと思っている。
この調査にご協力賜わった民生委員に心から感謝を申し上げます。
昭和4 6 年1 2 月
徳島県社会福祉協議会
会長伊東董
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老人の保健と医療
<調査のあらまし>

  1. 調査のねらい
    老人人口の増加にともない,老人の健康や医療をはじめとする諸問題は,
    いっそう深刻の度を加え,老人をめぐる悲劇はあとをたたない。
    本調査は,これらの実情を明らかにし,世論に訴え,地域妃おいては老人
    とその家族の願いに応えるキメ細かな地城活動を推進し,同時に公的施策へ反映させる資料とするものである。

  2. 調査課題
    老人の保健と医療

調査の対象および客体
昭和4 6 年度社会福祉モニクー活動として,全国的に行なわれたものであ
る。本県としては,現在老令福祉年金を受給している7 0 才以上の老人を対
象とし,各市町村別に受給者の中からげ。を抽出して1, 5 6 3 名を客体と
した。
徳島市3 2 8 名鳴門市1 0 6 名
小松島市5 7 名阿南市1 2 6 名
勝浦郡3 7 名名東郡1 1 ー名
名西郡96 名那賀郡7 9 名
海部郡1 1 5 名板野郡1 4 1 名
阿波郡5 3 名麻植郡1 0 2 名
美馬郡1 3 9 名好郡1 7 3 名
計1, 5 6 3 名
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調査の時期
昭和4 6 年7 月1 0 日~ 7 月1 5 日の間に行なう。

調査の方法
調査員は民生委員とし,あらかじめ抽出した老令福祉年金受給者世帯を訪
問し,対象者および世帯の代表者に面接質問のうえ,別に定める調査票に記入した。
<調査の結果>
この調査は,あらかじめ抽出した対象世帯を担当の民生委員が訪問し,直
接この調査の対象者から質問事項について聞食とり記入したものである。
しかし,老すい,病気等のため本人から直接聞けない場合は.世帯の生言十中
心者またはその配偶者から答えてもらった。
。調査票配布数
・回収した調査票数
枚枚32 61 55 ,. 11
調査の対象としたもの
内訳
調査不能の忠の
1, 4 4 0 枚
7 2 枚
・回収率9 6. 7 %
◇回答者の年令◇回答者の性別
70 オ~ 74 オ544 人3 7.8%
75 オ~ 79 才465 3 2.3
80 オ以上431 2 9.9
計1,44 D 人100%
男613 人42.6%
女827 5 7.4
計1,440 人100%
調査票を回収した結果.調査不能のものが7 2 人あったので,この調査の
対象としたものは, 1, 4 4 0 人となった。
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徳島県の7 D オ以上の人口は,昭和4 5 年国調妬よれば4 6, 3 5 1 人で.
この内訳は,男が2 D, 2 7 1 人(4 3. 7 rJ/o),女は2 6, D 8 D 人(5 6. 3 茄)
となっている。
従ってこの調査の調査客体の性別は.本県の老人人口の性別構成比と同じ
ようなものとなっている。
また,年令は7 D 才代が7 D %を占め, 8 D オ以上の高令者は, 2 9. 9 %
となっていた。
(世帯構成〕
◇問1 あなたと一緒に暮らしている方はどなたてすか。
ひとりぐらし9 7 人6.7 %
本人と配偶者のみと1 5 3 1 0.6
本人と未婚の子と4 3 3.0
本人と子供夫婦(孫をふくむ)と1, D 1 5 70.5
その他の家族と1 0 0 6.9
その他3 2 2.3
計1, 4 4 0 人1 0 o.o 伶
この調査では.老人と子ども夫婦で暮らしている70.5%, 老人夫婦10. 6
%,老人と未婚の子ども3. 0 %となっており,老人の願いは,いつまでも若
い世代と仲よくいっしJ:に生活をしたいと思っているのであろうが,
『ひとりぐらし』が6. 7 %,『その他の家族と』6. 9 %,
『その他』2. 3 %あり,気にかかることである。
県厚生課の調査(昭和4 5 年7 月現在)によると,県内に居住する6 5 オ
以上の老人数は, 7 6, 0 7 5 人,このうち,ひとりぐらしの老人は10,980
人,ねたきり老人は4, 0 5 0 人であると発表しているが.今後老人人口が急
速に増加するに従って,こうした独居老人や心身に障害があったり.病気で
ねたきり老人が次第に多くなっていくのではなかろうか。
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〔食事〕
◇問2 あなたの毎日の食事についてうかがいます。
(最近1 ヵ月の間に次にあげるものは,どのくらい食ぺましたか)
1 .食べたかった2 1 ヵ月に
・1 ~2 回
3. ・1 週間1~ に2 回4 毎日あるいは
・1 日均き計
鮮魚類
% 佑% 佑
98 ! 6.8 25 Q I1 7 .4 694 !48.2 398 I2 7 .6 1,440
肉 類 27 5 • 19 .0 461 、 3 2.0 57 6 . 4o .o 12 8 9.0 1,440
:
卵75 5.2 15 7 • 1 0. 9 526 136.5 682 4 7.4 1,440
牛 乳 75 9 52 .7 12 4 8.6 162 11 .3 39 5 :2 7 .4 1,440
生野菜 13 1 9.1 83 5.8 217 15 .0 1,009 • 70 .1 1, 44 D
果 物 53 3.7 21 3. 14 .8 580 :4 0 .3 594 キ41.2 1,440
i
おかし 9Q I 6.3 179 :1 2 .4 436 :3 0 .3 73 5 i5 1 .0 1. 44 0
食べることは老人の楽しみの一つである。老人の願いとして,おいしいも
のを,そして自分の好ぎなものを毎日食べたいであろうが,最近1 ヵ月間の
食べ物の中で次の7 品をとりあげて調査してみた。
(合へ→1^‘(1 カ月(/(1~2 (1 週間に1 ~2 回食べる)
鮮魚類
肉類
日E
牛乳
生野菜
果物 4 .o 3
おかし .3o 3
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老人が『毎日あるいは1 日おきに食べる』ものは,(1 )生野菜7 0. 1 %, (2)おかし5 1 %, (3) 卵4 7. 4 %, (4) 果物4 1. 2%, 続いて鮮魚類,……となってお
り,反対に『食べない』ものは,(1)牛乳5 2. 7 o;6, (2) 肉類1 9 %の順となっている。おいしいから,好きだから,食べることは,誠に結構なことだが,これが即栄養があるとは限らない。ここにかかげたものは一応老人のための栄姜食の一部と考えられたが,牛乳や肉類が敬遠されるように思われた。
◇問5 日頃あなたは好みにあった食事をとつていますか。
好みにあった食事をとっている1, 2 1 7 人84.5 %
好み妃あった食事とはいえない2 2 3 1 5.5
計1, 4 4 0 人100.0 %
『毎日の食事で好みにあったものを食べている』・・・・・・すなわち満足している者は8 4. 5 伶あり.大部分の老人は現在の食生活を楽しんでいるといえよう。
ところが残念ながら好み妃あ...,た食事をとっていない老人が1 5.5 笏あり,その理由は『経済的に大変だから』39.9 1{;,『調理が大変だから』3 3. 6 %.
『その他』2 6. 5 1/; となっている。
その他
26.5%
好みの食事
がとれない
理由
‘‘`• ~——·
調理が大変
33.6 劣
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〔入浴〕
問4 あなたの家に風呂がありますかo 最近一週間に入浴しましたか。
◇あなたの家に
風呂がある1, 2 3 6 人85.8 %
風呂がない2 D 4 1 4.2
計1, 4 4 0 人1 0 o.o %
◇最近一週間に
入浴した(助けなしで) 1, 2 5 8 人8 7.4 %
入浴した(人に助けられて) 98 6.8
入浴しなかった84 5.8
計1, 4 4 0 人1 0 0.0 笏
0 ~ ヵたつヽ→カなし浴入ぜ左

自宅妬風呂がなく,しかも公衆浴場へ行けないから2 2 人26.1 %
手助けがなく,自分では風呂に入れない1 5 1 7.9
病気だから4 2 50.0
その他5 6.0
計8 4 人100.0 %
◇それでは,この一週間体をふ含ましたか。
体をふいている7 2 人8 5. 7 o/o
体をふいていない1 2 1 4.3
計8 4 人1 0 o.o %
日本人は清潔で風呂好ぎといわれる。各家庭には風呂をつくって,夕食前に
は風呂にはいり.湯上がりにお父さんはお酒を飲んで家族そろっての夕食がはじまるこれが.しあわせい→ばいの家庭図と考えられる。
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老人のいる家庭は8 5. 8 0/4が風呂をもっている。しかし.住宅事情その他で
1 4. 2 笏の者が風呂がまだっくられていない^
『最近一週間に入浴した』9 4. 2 0/4となっているが,この中には人に助けら
れて入浴した者が. 6. 8% 含まれているn
問題は.入浴しなかった者が5. 8 o/oある^その理由には.( 1 )病気だから.(2) 自宅に風呂がなく,公衆浴場へも行けない.( 3 )手助けがなく,自分では風呂に入れない………などとなっている。
それでは.体をふいているのだろうか。『体をふいている』8 5. 7 伶.『体
をふいていない』1 4. 3 %となっており,ごく少数ではあるが入浴がでぎないで,しかも体i、ふかれていない老人が1, 4 4 0 人中に1 2 人いた。
現在各市町村では老人家庭奉仕員が,(現在県下妃は7 0 人発令)こうした
独居して入浴もでぎないようなねた含り老人を訪問してよろこばれているが.老人人口の増加に従って奉仕員水逐次増員が望まれるものと思う。
〔暖房〕
◇問5 この冬寝るときに暖房器具を使いましたか。
◇暖房器具を
使つた1, 3 0 2 人90.4 %
使わなか...,た1 3 8 9.6
計1, 4 4 0 人1 0 o.o %
使う必要がなかった9 6 人6 9.6 %
~ 使いたいけど使えなかった4 2 30.4
計1 3 8 人1 0 o.o %
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ロ◇使いたいけど使えなかった理由は
暖房器具がない2 3 人5 4.8 %
自分で器具の用意がでぎない7 1 6.6
その他1 2 2 8.6
計4 2 人1 0 0. 0 %
現代は衣料品がぜいたくになり,建物や乗物には暖房設備が施され,また各
家庭には便利な暖房器具が持ち込まれている。
従って暖房設備や暖房器具がなければ冬が越されたいような感さえする時代
である。
老人の体はよく冷える。ところが夜寝るとぎ,暖房器具を使ーた者は9 0. 4
%で.使わなかった者が9. 6 %あった。
使わなかった理由妬は.『使う必要がなかった』元気な老人が6 9. 6 %いる
が,その外は暖房器具がないとか,自分で器具の用意がで宮ない……などの理由で,『使わなかった』30.4% となっており, 1, 4 4 0 人の老人の中厄4 2
人いた。
〔健康〕
◇問6 あなたの体のぐあいはいかがてすか。
健康そのもの4 1 9 人2 9. 1 伶
注あ普通5 9 3 4 1. 2
どちらかといえば弱い3 3 0 2 2.9
ここ半年以上床妃つきっぎり98 6.8
計1, 4 4 0 人1 0 o.o %
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老後のしあわせの第一条件に健康をあげなければならない。
ところでこの『健康だ』と自信をもって答えた老人は2 9. 1 伶で,『まあ普通だ』4 1. 2 %『どちらかといえば弱い』2 2. 9 %,『半年以上床妃つぎ...,ぎり』のねたぎり老人が6. 8%あった。
普通`’
41.2%
健康度
健康
29.1 %
I‘
現代の老人は3 割が,ごく健康で, 3 割が病弱か病人であるといえる。
問7 耳や目は、いかがてすか。
耳が不自由3 1 5 人2 1. 9 %
目が不自由1 6 3 1 1. 5
耳.目ともに不自由1 5 2 1 0.6
なんともない8 1 0 5 6.2
計1, 4 4 0 人100.0 %
老人は,まず耳や目が不自由匠なってくる。
『耳が不自由』な老人が2 1. 9 %,『目が不自由』な老人1 1. 3 %,『耳と目
が不自由』な老人は1 0. 6 'foとなっている。
しかし半数以上の老人(5 6. 2 CJ/o)は『なんともない』といっており.元気
のよい老人が多くなることを期待したいものである。
ー1 0-
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問8 散歩や庭いじりなど体をうごかすことはありますか。
定期的に必ず8 7 5 人6 0. 8 %
たまに3 5 1 2 4. 4
しない1 1 0 7. 6
体をうこ`かすことができない1 0 4 7. 2
計1, 4 4 D 人キ1 0 0. 0 %
歩くことは賢者のスポーツといわれ.健康保持や気晴しのために水よいこと
であるc 定期的に散歩や庭いじりなど体をうこ'かしている老人は6 0. 8 %あり.散歩などをしたい老人が7. 6 %,また体をうごかすことので芦ない老人が7. 2%あった。

1 1 -
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〔医療〕
問9 今年になって病気になったことがありますか。
病気にたった7 5 1 人5 2.2 %
病気にならなかった6 8 9 4 7.8
言十1, 4 4 0 人1 0 o.o 佑
◇治療はうけましたか> ◇その病気は何ですか(主なもの)
うけた7 D 2 人93.5% 1.袢軽痛.リウマチ1 9 5 人
うけなかった4 9 6.5 2. 高血圧1 8 8
計7 5 1 人100.0 伶3. かぜ1 D 1
い◇どこで治療しましたか
4. 心臓病6 6
5. 胃腸病5 0
診療所(町医)に通った4 6 4人6 6.1 %
6. 老すい38
病院に通った2 0 8 2 9.6
7. その他3 2
入院した3 D 4.3
8. ぜんそく3 D
計 70 2 人 1o 0. 0% I
9. 脳卒中2 6
◇治療費の支払はどうしていますか
10. 眼疾患1 4
治療費はいらなかった5 5人7.8%
11. 糖尿病1 1
自分の力で負担1 7 5 2 4.9
12.肝臓病7
自分と家族で負担1 5 5 2 2.1
13. 難聴疾患6
家族だけが負担2 6 0 3 7.0
14. 腎臓病5
その他5 7 8.2
15. 結核3
計7 0 2人1 D 0.0%
計7 7 2 人
I
老人の最大の心配ごとは''病気になったら,,……であろうと思う。高令者はどうしても病気にかかりやすいc 今回の調査でも半数以上の5 2. 2 %が病気にかかっている。
その病気のベスト5 をあげてみると,①神経痛,リウマチ,②屁血圧,⑧かぜ,
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④心臓病,⑥胃腸病の順となっている。
病気になれば,当然治療をうけなければならないが,実際に治療をうけた者
は9 3. 5 %で,診療所(町医)や病院に通っている。治療費の支払いは自分のカで負担したり,また自分と家族などで負担し,治療費のいらなかった者は,7. 8 %となっている。
国民皆保険制度が充実されているが, 7 0 オを過ぎて働いている老人は少な
いので,どうしても3 割~ 5 割の自巳負担をして医療費を支払いしなければならないこと匠なる。
ところで病気になっても6. 5 %の老人が治療をうけていない^
◇なぜ治療をうけなかったのですか。
医者にかかる程ではなかった2 9 人5 9.2 o/o
治療費が負担でぎなかったD D
医者が近くにいないため5 1 0.2
ひとりで医者匹行けないので2 4.1
その他1 3 2 6.5
計4 9 人100.0 %
1, 4 4 0 人の中に4 9
人が病気忙なったが医者
にかかって治療をうけな/ その他
かったと答えている。
26.5%
その理由には『医者に
かかる程ではなかった』( なぜ治療を
5 9. 2 %......と.軽るい
病気であった老人が半数\ 近く妬医者が、
いない
以上を占めていて,ほつ
,, 0.2%
としたが.この外妃は,
『医者が近くにいないた
め』とか,『ひとりで医

1 3-
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者に行けないので』などによる者が4 0. 8 l{6あった。
老人の医療問題は.治療費の負担と併せて重視しなければならない,いくつ
かの多くの問題があることが伺われた。
◇それでは.医者にかからずどうしていましたか。
おき薬,売薬を利用していた24 人
あんま,ハリ,キュウ(指圧•マッサージ)を利用1 D
今さら医者妃かかってもしかたないので.ほおっておいた8
その他7
計4 9 人
医者にかからなかった老人の半数4 9 %はおき薬や売薬を利用している。
また.指圧やマッサージ師にかかって.ぁんま.ハリ,キュウを利用している老人が2 0. 4 CJ/aある。とこるが『今さら医者にかかってもしかたがないので,ほおって医者にかからずどうしたか今さら医者にかかってもしかたがない
16.3%
4 9.0 %
20.4
1 6.3
1 4.3
1 0 0. 0 1o
おいた』……と,もう自分の病気の治療をあぎらめてしまった老人が1 6. 3 %
あったが,これでよいのであろうか。
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問10 日頃かかりつけの医者がいますか。
いる1, D 9 4 人7 6.0 %
いない3 4 6 2 4.o
言十1, 4 4 D 人1 D 0. D 1o
◇気やすく往診してくれ古すかc
はい1, D D 4 人91.8 %
いいえ9 0 8.2
計1, 0 9 4 人1 0 o.o 茄
日頃かかりつけの医者をもっている者が7 6 %,そうして気やす(往診して
もらっている者が9 1. 8 %となっている。
日頃かかりつけの医者がない者は2 4 %,また,かかりつけの医者をもって
いても,気やすく往診してくれない者が8. 2 %あり,若干ではあるが病気になっても安心してすぐ医者に診察してもらえない老人がいることがわかった。医療保険制度の改正と併せて無医村の解消,医療機関のサーピス強化などが望まれる。
問11 いまどのような医療保険に加入していますか。
本人5 7 3 人3 9.8 %
国民健康保険
家族4 9 3 3 4.2
本人3 9 2.7
被用者保険
家族265 1 8.4
生活保護5 3 3.7
その他| 1 7 1.2
計I 1, 4 4 0 人1 0 0.0 %
ー1 5-
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現在加入している医療保険は国民健康保険が7 3. 3 %,国民健康保険以外の
各種保険(健康保険,船員保険.共済組合など)が2 1. 1 %,生活保護をうけ
ている老人が3. 7 %となっている。
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