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【とくしま福祉広報】No.28

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No.28 昭和37 年9 月25 日発行
とくしま福祉広報
徳島市万代町1 県庁内社会福祉法人徳島県社会福祉協議会
善意銀行
社会事業が慈善の蔭で,つつましく支えら
れていた時代は過ぎた。
勿論, 「ハツタリ」や売名は永続きしない
が,たとえ,一握の善意でも堂々と前向きの姿
勢で••••••
あたかもひまわりが太陽に向つて花開くよ
うに,
私達は埋れている善意を掘り起し,
ささやかな善意を結集して
宇宙時代にふさわしいボランテイアー活動
を推進しよう。
善意銀行は何もこと新しいものではない。
いつの世にも変りない人間の真心を,そつ
くりその儘時代の波に乗せ,
大きいスケールの福祉活動へのながれの支
えとして役立たせるねらい,
ただこれを偏在せぬ善意,効果的な善意に
活用するための銀行システムに真似ただけの
もの,
やがて,この試みが全国に拡まり,力強い
成果を挙げることを期待しつつ。

もくじ
善意銀行の出発・・・表紙

  • 動き・・・(2)
    第6 回徳島県社会福祉大会迫る。「太田
    賞」の設定。今年の共募目標1650万円。
    災害援護資金の新設。たすけあい作文コ
    ンクール。善意銀行の開設はこのよう
    に。

  • まちの話題・・・(8)
    四国養護施設児童交歓野球大会に県代表
    優勝。大麻町の若妻の集い。

  • 社会事業団体だより・・・(10)
    第5 回県身体障害者連合会総会

  • 善意銀行・・・(11)
    施設児童キャッフ゜を楽しむ, ライオンズ
    クラブのフ゜イゼント。

  • 告知板 ・・・ (12)
    社会福祉写真コンク

  • .人事.往来・・・(13)
    社会福祉事業の寄付金を一つにまとめた窓ロ一それは赤い羽根です



-2 -
第6 回徳島県社会福祉大会迫る
‘社会情勢の変化に既応して,社会福祉制度,施設をどのように改善するか、この大会主題のもと
に開催される本県社会福祉大会は,下記により開かれる。
今年の特色は,大会初日の午前中に,物故民生児童委員慰霊祭が行われることと, 「公的扶助の運
営について」「社会福祉施設の社会化,近代化について」の二専門委員会が開かれることである。
(1) 会期10 月9 日(火), 10 日(水)の2 日間
開会9 日午後1 時閉会10 日正午
(2) 会場
総会場徳島ホール
第1 研究部会場賑立ろう学校講堂
第2 研究部会場婦人福祉会骸
第5 研究部会場武道舘
第4 研究部会場徳島相互銀行
第5 研究部会場自治会鐙
第6 研究部会場自治会舘
第1 専門委員会場県正庁
第2 専門委員会場児童相談所
(3) 日程
第1 日目{午前物故民生児童委員慰霊祭
午後研究部会,専門委員会
第2 日目総会(表彰,議事,レクリエーション等式典)
(4) 協議題
第1 研究部会「心身障害者(児)の福祉対策をどうす>めるか。」
第2 研究部会「婦人の福祉を高めるにはどのような活動を推進するか。」
第3 研究部会「老人福祉対策をどうすヽめるか。」
第4 研究部会「青少年児童の福祉対策をどうす':,.めるか。」
第5 研究部会「低所得者の福祉対策をどのようにす口めるか。」
第6 研究部会「地城住民の福祉対策をどのようにすぃめるか。」
第1 専門委員会「公的扶助の運営について」
第2 専門委員会「社会福祉施設の社会化,近代化について」



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社会福祉功労者に贈る
『太田賞』設定される
ー一毎年、社会福祉大会の席上で一一
故太田弥三郎氏は,長年に亘つて,少年保護司,県共同募金会副会長,同胞援護会会長,社会福祉
協会長などを歴任し,初代の徳島県社会福祉協議会長として,本県の社会福祉事業振興のために非常
なご尽力をされるなど現在の本県社会福祉事業発展の育ての親として,関係者から深く敬慕せられて
おりました。
氏は,死の直前まで,社会福祉事業に深い関心を持たれておりましたが,そのご意志をついで,未
亡人太田ノブ氏から,本屎社会福祉事業振興のためにと金二十万円が寄附せられました。この寄附金
の使途について,関係者が協議の結果,社会福祉事業功労者に贈る『太田賞』を設定することにな
り,太田賞運営委員会が,設置せられ,毎年社会福祉大会において,社会福祉事業功労者の中から詮
衡のうえ贈ることになりました。
『太田賞』は,本県社会福祉事業界では,はじめての計画であり,社会福祉事業関係者にとつて,
この上もない朗報として,各方面から,好評の中に,その成果と発展が期待されています。
太田賞運営委員会規程
第1 条太田賞は.故太田弥三郎氏の未亡人から本県社会福祉事業振興のために寄附された20万円を
基金として設定し,氏の生前の本暴社会福祉事業に対する功績をたたえそれを記念する意味に
おいて毎年,本県社会福祉事業に特に功労のあった者に対して贈与する。
第2 条本賞は,基金20万円から生ずる果実の範囲内で毎年運営委員会において定める。
第5 条本賞は,毎年,徳島県社会福祉大会において表彰を受けた者の中から詮衡し,これを贈与する。
第4 条運営委員会は,次の者をもつて構成する。
委員長副知事
委員厚生労働部長
厚生課長
舟子課長
太田ノブ
徳島県社会福祉協議会事務局長
徳烏県共同募金会事務局長
基金預託金融機関代表者
第5 条運営委員会の会議は,必要の都度委員長が招集する。



-4-
第6 条運営委員会は,次の事項を所掌する。
1 基金の管理に関すること。
2 受賞者の詮衡に関すること。
5 賞の内容に関すること。
4 その他本賞の運営に関すること。
第7 条運営委員会事務局は,県庁厚生課内に置き,厚生課長がその事務を統括する。
附則
この規程は昭和37年9 月12 日から施行する。
今年の共募目標1,650 万円
法人募金は免税、個人寄附も適用
今年の募金目標は昨年同様1 千6 百50万円で,この中歳末たすけあい募金も昨年と同じく150 万円
に決まった。各郡市別の目標額は次の通りです。
なお,法人募金,個人寄附について免税が適用されます。
例えば
(法人が寄附した場合の例)
所得100 万の法人が2 万円寄附した場合どんな特典があるか,大蔵省の免税告示で10 月1 日から12
月末日までに共同募金に寄附すれば全額損金算入されることになる。従つて下表のように法人手取を
\ 所得
寄付しない場合100万
比較してみると, 2 万円の寄附をして
も結局その半分の10,802 円を実際に支
出したに過ぎないことになる。だから
従来500 円寄附していた法人が今年1,
000 円以上寄附したとすれば損金算入
寄付した場合I 100万ー2 万=98万
により従来通り500 円の支出になるわけです。
(個人が寄附した場合)
諸税計額法人手取
454,830 545,170
445,632 534,368
寄附金額(所得の10形内)のうち,所得の5 %に相当する金額を超える部分の20%が控除されるこ
とになりました。
例えば100 万円の所得の人が5 万円寄附したとすれば
5 万ー(100万X 3 %) = 2 万円X20% =4,000 円
(控除額)この人の税額が18万円とすれば18万4,000 円= 17万6,000 円(税額)となるわけです。



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郡市別目標額
別額l 内訳
郡市目標
A 目 標 B 目標(歳末たすけあい)
徳島市4,138,475 3,765,475 375,000
嗚門市1,048.850 954,350 94,500
小松島市790,350 718,350 72,000
阿南市1,180,300 1,072,300 108,000
勝浦郡273,588 248,627 24,961
名東郡338,038 307,199 30,839
名西郡703,699 639,499 64,200
那賀郡852.775 774,775 78,000
海部郡869,275 789,775 79,500
板野郡1,726,175 1,568,675 157,500
阿波郡525,741 478,032 47,709
麻植郡1,011,509 919,718 91,791
美馬郡1,368,950 1,244,450 124,500
好郡1,672,275 1,520,775 151,500
計'i6,500,000 15,000,000 1,500,000

災害援護資金の新設により世帯更生資金貸付制度充実さる
本年4 月世帯更生資金貸付規程が改正せられ,従来の更生,身障者更生,生活,住宅,修学,療養
資金の6 種類のうえに,災害を受けた低所得世帯に対して,困窮から速やかに自立更生するために貸
付けられる災害援設資金が新設せられ, 7 種類となった。
従来までは,風水害,地震など天災地変あるいは,火災等のために,生活困窮に陥入った人達を救
助するために,災害救助法の発動により,応急の救助が図られておりました。
災害救助法だけでは,不十分な点があり,また,世帯更生資金も, このような災害に既応できるよ
うな制度でなく,かねてから.何等かの方策を講ずるよう要望されていました。
今度の災害援護資金の設置は,この要望にこたえたものであり,災害の頻発する我が国には,全く
必要な貸付資金制度であり,今後の活用が期待されています。
この資金制度の実施に当りましては,社協関係者,民生委員など関係者に充分な周知がなされ,所



-6-
期の目的が達成されますよう関係者各位のご協力をお願いします。

*I 災害援護資金のあらまし

  1. 貸付対象者
    災害を受けたことにより,生活に困窮する低所得世帯で,必要な援助と指導で自立更生でき,他
    からの融資の困難なもの。

  2. 貸付条件
    イ,貸付限度額
    ロ,据置期間
    ハ,償還期間
    二,貸付利子

  3. 申込手続
    10万円以内
    1 年以内
    6 年以内
    年5 分
    イ,借入申込関係書(従来のものを使用)に,官公署又は民生委員が発行する被災証明書を添付
    しなければならない。
    ロ,災害を受けた月の翌月の1 日から6 ヶ月以内に借入れを申込まなければならない。

  4. 重複貸付
    他の資金にあつては,重複貸付は,種々制限があるが, この資金にあっては,どの種類の資金と
    も重複して貸付けることができる。

  5. その他
    イ,資金の使途については,制限がなく,災害を受けた世桁が自立更生するのに必要な諸経費一
    切に使用することができる。
    ロ, この資金にいう,災害とは,災害救助法にいう災害は勿論のこと,一般通念による風水害,
    火災など,あらゆる災害をいい,特別な制限はない。

第10 回たすけあい作文コンクール
地方審査入選作決る
8 月23 日,地方審査委員会を開き決定した入選作6 篇は中央へ送られ,中央審査の決定を待つこと
になった。入選者及び佳作者は次の通り。
入選者6 名
題名学校名学年氏名
たいふうにあった金魚
たすけあい
昭和小5 年吉田智子
II 5 年山田仁



-7-
小さな慰問内町小6 年溝内邦江
助け合い昭和小6 年岡田恵美子
新聞配達のおばさん平島中1 年日下富代
愛情のカ小松島中2 年清原佳子
佳作者10 名
たいふう昭和小2 年福井きよう子
友だちの思いやり北島南小5 年原田代
交通事故富田小6 年板東由美
忘れられぬ日” ” 桂周美
ちょっとの善意を附属中1 年深井昌子
助けあし> 平島中1 年日出容子
助け合う心にふれて附属中1 年中西秀子
病院で平島中2 年環治子
友をしのびて平島中2 年原田計子
私たちの助けあじ運動久勝中3 年新居富江
善意銀行支店の開設は
このように.....................
善意銀行が徳島に生れて4 ヶ月。小松島市をはじめ那賀郡,徳島市,阿南市,大麻町,とつぎつぎ
に支店が生れています。徳島市には19 の支店が生れ,現在5 市1 郡1 町に開設されています。現在開
設準備中のものは,美馬町,三加茂町,脇町,国府町,板野町,などがあります。
新らしく支店を開店する市,町,村社協のために,その開設要領をお知らせ致します。

  1. まず善意銀行県本店(徳島県社会福祉協議会)へその旨連絡のこと。
    本店より次の書類が送られます。
    ィ,p. R 用「善意銀行のしおり」
    ロ,預金者通帳・・・・・・登録者に対し交付する「善意銀行預金者証」
    ハ,善意銀行預金者登録台帳用紙
    二,特別口座入会のすすめ。

  2. 市,町,村社協の理事,評議員にはかり善意銀行開設を決議します。市町村社協の役員の中よ
    り少数メンバー(10 名以内)で善意銀行運営委員会を設置し,善意銀行開設の準備を行います。

  3. 赤色の台地に白文字の看板も出来,用意が整うと,いよいよ開店です。開店の段取りとして次
    のような手配をします。
    ィ,市,町,村内の町内会, 団体, 職場, 事業家, その他有志に「善意銀行のしおり」を配布



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し,開店日の案内と,協力依頼を行う。
ロ,報道機関に連絡し,マスコミを利用してP. R を行う。この場合開店即日払い出しが出来る
ようなニユース,バリユーのあるものを用意すること。
ハ,受付の窓口を用意し,受付を行う。出来得れば登録用紙のついたビラを各家庭に配布し,申
込みやすいように配慮するとよい。
4. 開店すれば県本店に必らず通知し,本店より善意銀行の旗の贈呈を受ける。
5. 開店前後に払い出しを受ける施設,団体,一般等よりアンケート式の希望を聴取しておくこと
も大切である。こうして預託を受ければ出来るだけ早く払い出しが出来るよう考えておく。
6. 払い出し後には,払い先からも預託者に礼状を出すと共に善意銀行より,払い出しの結果報告
と礼状を早急に出す。
7. 年1, 2 回預金者と利用者代表との会合(株主総会)を持ち,適切な銀行運営がされるよう反
省する。
8. 現金預金口座については特に共同募金との関係を考慮して,慎重にとりあっかうこと。
9. 県本店を本店,支店間或は支店間の交換所として,連絡を密にし預金,払出しのバランスを調
整するよう活用すること。
10. 地域の課題を拾い上げては住民に問題を投げかけ,地域の問縣意識を高めながら,協力者を呼
びかけてゆくと,絶えず剌激を送ることになり,善意銀行の窓口を通して地域住民による社協活
動が活発になる。

徳島県代表チーム初の優勝に輝く
四国養護施設児童交歓野球大会において
第5 回四国四県養護施設児童交歓野球大会が去る8 月19 日,鳴門市営球場において花々しく開催さ
れた。
この日,晴天に恵まれ,各県よりの代表4 チームは定刻に集合
先づ,入場行進が行なわれ,国旗掲揚をし, 100 羽のハトが放され,松浦大会長挨拶のあと優勝旗
等の返還,続いて来賓祝辞には,ーノ木県母子課長,山口県社協会長,奥田嗚門市福祉事務所長等の
祝辞があり,審判長注意と選手代表宣誓で開会式を終了した。
始球式は山口県社協会長が行い,いよいよ第1 回戦の第1 試合が開始され,高知対香川は17対5 で
高知が勝ち,続いて第2 試合愛媛対徳島は15対0 で徳島が勝ち進んだ。



-9-
注目の優勝戦は高知の強豪と地元徳島の対戦となり熱戦の末5 対5 で徳島県代表チームが初の優勝
を成遂げ選手達は日頃の練習のつかれも忘れ感激の一時を過していた。
この大会も回を増す毎に充実し,また選手の技能も上達しており,スポーツを通じて四県の施設児
童が交流することにより今後に大きな成果が期待される。

大麻町の若妻の集い
大麻町は乳幼児の死亡率が県下の上位を占めている。そこでお母さんたちに最も健全で丈夫な赤ち
ゃんを育ててもらおうと昨年4 月から,大麻町社会福祉協議会のきもいりで,定例育児相談を開いて
成果を挙げている。
この育児相談の特色は町厚生課,町保険課,鳴門保健所や中西整形外科医の協力で,検診から治療
につながり,若い主婦の信頼を得て,町ぐるみの児童健全育成がす>められている。
最近では身体だけでなく心理的育児の面も重視して,育児法の勉強をはじめており,将来,良き
母,妻としての教養を身につけるべく,講義,講習なども欠かすことなく続けている。
ちなみに,昭和36年度の育児相談結果を表で見ましよう。
昭和36年度育児相談結果集計表

456789012125 111

該当

者202019191921212121212120
111111111111
-' 名
14251124972 者99600007890 11111


'- 69575864558
母上
-|
1718112426232712181425

一ー2222121111
合下
26242129129124 立202512719四ーー

12764786729
混上ー11 22122211111
乳下
一54597756847 人口
-212292529272517202024

.. , 221124,42,,2121
工_下一
異状者集計
1 股関節脱臼5 名全治5 名
2 ゜ 脚9 名仝2 名治療中7 名
5 ヘル二ヤ4 名仝0 名仝4 名
4 小児マヒ1 名仝0 名仝1 名
5 ロ内炎2 名仝0 名仝2 名
6 斜傾1 名仝1 名仝0 名



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社会事業団体だより
―重度障害者収容授産施設の設置などを決議ー
_オ5 回徳島県身体障害者連合会総会開催さる
徳島県身体障害者連合会第5 回総会は, 7 月23 日午前10時より,福島東映で会員250 名が参加し盛
大に開催された。
まず,会長挨拶,不自由な身体を克服し,立派に更生した模範会員4 名に表彰状と記念品が贈ら
れ,来賓として県知事,県社協会長,徳島市長より祝辞を戴いた。
引続いて,昭和36年度事業,決算報告,昭和37年度事業計画,予算などにつき慎重な審議が行わ
れ,これを原案通り決定した。
このあと,役員改選を行い,会長,副会長は全員留任と決定し,向う二年間の新しいスタートを切
った。
また, 「この総会を契機に一段と結束を固め,問題解決のために,明るい希望あふれる生活が出来
るよう,さらに元気を出して頑張ろう」の大会宣言、重度障害者の収容授産施設の設置、など7 項目
の決議を行い, 12時盛会裡に終了した。
総会終了後,福島東映で映画観賞をし,楽しい1 日を過ごした。
*新しく選出された会長,副会長
会長森山伊(傷痩軍人会)
(視力障害者会)
(肢体障害者会)
(聴力障害者会)
副会長杉浦四郎
” 福本孔
II 中野哲夫
II 清水良五郎(傷痰軍人会)
*不自由な体を克服,更生し表彰された者
田野重男(傷洟軍人会)
櫛木増太郎(視力障害者会)
佐藤正太郎(肢体障害者会)
杉原晋(聴力障害者会)



-11-
施設児童キャンプを楽しむ
ー一大神子海岸において一一
去る8 月22 日, 23 日の2 日間,ライオンズクラブの御厚意により,大神子において施
設児童のキヤンプが実施された。
いよいよ社会の荒波に門出しようとする児童福祉施設の中学3 年生を対象にして,必
要な社会性と自立独歩の精神を養うため,更に卒園後も相互の親密さを深めることを目
的として行われ,養護施設児童65 名その他施設職員,ライオンズクラプ会員,社協関係
者等約100 名が参集した。
今回は,昨年度と異りテント村を設営し一夜テントで泊り,飯盆炊飯するなど除々に
充実した内容にありつつある。
このキヤンプにより,各施設間の児童とより親しみを増し,今後施設を巣立つてから
も,お互に手を取り合い,助け合って行くことが誓われるなど楽しい思い出をのこした
ことと思われます。
主な内容としては,
(1) 家族会議
各グループに大人が編入し, 1 家族を構成して,青年がそれぞれ一役を持ち相互の
理解と親和を深めた。
(2) 講話
「社会における青年の生き方について」
県立あさひ学園長藤野井先生から有益なお試しがあり,児童に感銘を与えた。
(3) 分科会
① 就職について
② 本の読み方について
⑧ 暇の上手な使い方について
④ 祖先をうやまう
⑤ 愛され役に立つ人間となるにはどうしたらよいか。
以上5 つの問題について各グループに分れライオンズクラブ会員や施設職員の助言
を得ながら真剣に取り組み活発な意見を交換していた。
(4) キヤンフ゜ファイヤー
焚火をかこみ,各グルーフ゜ごとに全員が一諸になつて親睦の歌と寸劇をし,楽しく過した。
最後全体会議をし, 2 日間の反省をした後ライオンズクラブより各児童に記念品(アルバム)が渡され有意義なキャンプ生活を終了した。



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告知板 県社協,県共募のお知らせ,お願い,ご連絡
社会福祉写真コンクールに応募しよう
中央共募,全国社協,朝日新聞, NHK, 厚生文化事業団の主催で, ‘活きている赤い羽根、を主
題に,のびゆく地域福祉活動や, しあわせを支える福祉施設活動など,広く社会福祉分野から取材し
た写真コンクールを実施しています。次の要領で,沢山応募して下さい。
題材赤い羽根募金活動を対象としたもの(例えば街頭・職場・学校その他地域の募金風景など)
一般地域住民の福祉活動を対象としたもの(例えば児童遊園,子ども会,老人クラブ,
季節保育その他の保健福祉活動など)
社会福祉事業施設を対象としたもの(例えば赤い羽根の配分を受けている児童施設,老
人施設,母子寮,保育所,医療施設など)
サイズ白黒の四ツ切またはキャビネ版
締切昭和37年10 月20 日(当日消印有効)
入選発表昭和37年11 月上旬
朝日新聞紙上, NHK ラジオ,テ
レビに発表します。
なお,本人には直接通知します。
賞推瀾1 点厚生大臣賞(賞状•カ
ッフ0. 副賞)日本写真連器賞(タテ)
特選4 点朝日新聞}厚生文化事
NH K 業団賞
中央共同募金会会長賞
全国社会福祉協議会会
長賞
(賞状・カッフ゜・副賞)
入選15点賞状とカッフ゜
佳作50点賞状と記念品
審査員西山清,大木栄一,吉岡専造,主
催者後援者側代表
応募の方法① 写真の裏面に住所,氏名,年
令,職業または学校名,題名な
乾フシ絞力画言住氏
ィヤ
板ル メ ツ又
名ム夕りラ題は所名. l 速 悶 社
度令名べ




! 真



I
乾フ撮フレ
Jし
板イイ

現ル彰Jレ
ン募
像ム日夕ズ
示否
液・時
I
芍ロ1 オ



-13-
らびに詳細なデーターを明記して下さい。
② 応募作品は未発表のもので,枚数に制限ありません。(但し組写真は1 組5 枚以
内)
なお,作品はすべて返却しません。
⑧ 原版はこ`通知次第お送り頂き,版権は中央共同募金会に帰属します。
④ 撮影取材については,市町村役場厚生課福祉事務所,各共同募金会,社会福祉協議
会に問合せて下さい。
送り先中央共同募金会『社会福祉コンクール』宛東京都千代田区三年町1
利用の方法入賞作品の発表展示会(主要都市)
各種社会福祉関係展示会
国際社会事業会議ならびに海外向資料
各種出版ならびに広報資料として活用します。

県では幹部クラスの人事異動を7 月10 日付で発令したが社会福祉関係機関の異動は次のとおりです。
厚生課長井上治(人事課長補佐)
厚生課長補佐
中央病院事務局長
医務課長
農業改良課長補佐
林業課長補佐
母子課長補佐
勝名福祉事務所長
那賀財務事務所長
三好福祉事務所長
三好病院事務局長
美馬福祉事務所長
開発室副主幹
板野福祉事務所長
那賀福祉事務所長
岡本正(人事委員会,二課課長補佐)
田村昇(厚生課長)
上田井芳雄(厚生課長補佐)
高丸政雄(母子課長補佐)
堤繁夫(母子課児童係長)
堤康(地方課財政係長)
海老川二美夫(海部福祉所長)
高瀬照門(勝名福祉所長)
吉岡信夫(那賀/ )
大泉保ー(三好/ )
井内亮一(新生園々長)
秋山元射(美馬福祉所長)
多田芳雄(砂防課長補佐)
青木清(税務課係長)
海部福祉事務所長梶本良雄(厚生課調査係長)

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