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【とくしま福祉広報】No.22

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No. 22 昭和36年9月30日 発行
とくしま福祉広報
徳島市万代町1 県庁内社会福祉法人徳島県社会福祉協滋会
動き
第2 室戸台風による県下被害甚大
いまこそ!地域ぐるみで助け合いの時
超大型台風第2 室戸台風は9 月16 日,中心気庄
920mh 中心付近の最大風速60m をともなって室戸
岬から紀伊水道を経て本県東部に接近した。
たまたま小松島から鳴門間の満潮時に台風が最
近接したため4 m26cm の高潮が伴い,そのJ::山間
部600霞,平地で200疇の降雨による河川の増水に
よつて,県下一円.近来にまれな大水害となつた。
9 月27 日現在の台風被害状況は,予想以上のも
ので,被害者は県民の約}なに当たる275,786人に
のぼり,家屋被害は全壌569 戸,流水53戸,半壌
1,777戸のほか6万戸余りが水につかつた。また農
業,水産業,商工業,土木関係などの物的損害は
58億余千万円に達している。
こうした被害に対し,県は25 市町村に災害救助
法を発動し万全の救助陣を設けると共に各市町村
でも,積極的な救助作業を開始した。
また県,県共募,日本赤十字徳島支部,県社協
徳島新聞, NHK, 四国放送の7 者が主唱し,災
害義援金募集委員会を結成し,第2 室戸台風災害
義援金の募集を開始した。県委員会は早速9 月末
日までを募金期間とし,県下各機関団体に協力方
を嬰請した。
小松島市社協では,いち早く,市役所と共に,
婦人会や日赤奉仕団の協力を得て,被害者の牧容
たき出し,街頭10 円募金の実施など地域ぐるみで
助け合い活動をはじめた。いまこそ,地域の力を
結集して,この不幸を転じて幸せをつかむ契磯と
したいものだ。

心から 風水害のお見舞を 申し上げます。
第2号室戸台風は県下全域に亘り近年にな い猛威をふるい, 大きな爪跡を残して去りました。
被害を受けられた方には,一日も早く復旧 されますようつつしんでお祈り申し上げま す。
9月25日
徳島県社会福祉協議会長山口一雄
副会長山口 義晴
副会長吉積文平
副会長万野ハツエ
事務局長町弥一

社会福祉事業の寄付金を一つにまとめた窓ローそれは赤い羽根 です


もくじ

*動き
第2 室戸台風の被害甚大
さあ赤い羽根募金
全国社会福祉大会・・・1
県社会幅祉大会・・・1
老人福祉月間の催し・・・1
しあわせを高める運動・・・4
西日本心配ごと相談所研修会・・・4
地域子ども会指導者研修会・・・5
「県こども会の歌」生まる・・・6
施設児童合同キヤンプ・・・7
青年奉仕者の集い・・・8
結婚補充資金制度生れる・・・9

  • 善意の人・・・ 3.6.9

  • 県外ニュース・・・10
    合社会事業団体だより・・・11

  • 市町村社協だより・・・14
    女まちの話題・・・16

  • 愛の結集・・・17

  • 施設の窓・・・18

  • 案内(会議, 運動, 行事)・・・19

  • 告知板(お知らせ, お願い, ご連絡)・・・20

  • 10月のPR・・・22

ことしの目標額1650万円
さあ赤い羽根募金
さあ,赤い羽根の季節。今年共同募金運動が始
つて15年目を迎えたが本年度の目標額は関係方而
と慎重に協議した結果,一般募金について2,734
千円の増額が決定した。
その内容は

  1. 老朽施設の増改築賀1,000,000 円
    これは,県下の対象施設, 10施設を調査し,そ
    の増改修理費を一応1 千万円の線にとどめ,お年
    玉はがきより150万円,共同募金より100万円併せ
    て250万円で4 ケ年計画により順次施設の整備を
    する予定。

  2. 地域福祉事業費として82万円
    目標額の5 割として増額による差額を計上
    3 . 物価の変動による増30万円
    県単位の施設,保育所,団体に対する配分実績
    の5 分高として計上

  3. 新規施設,団体配分予定額35万円
    新しく出来た施設団体の申請額105 万円を共同
    募金の配分実績怜として計j---’

  4. 災害引当金10万円
    従来,市町村の災害に際し,見舞金の申請があ
    るが共同募金会にはその準備がない為,その都度
    引当金の必要を痛感していたので,この際設置の
    予定。
    6 . 支部支会の事務費164,000 円
    増額分の支部支会費6 分により計上
    以上により本年度の目標は1,650万円と設定さ
    れた。
    これは1 世帯平均割にすると86 円になり,昨年
    より12 円の増額になる。


-1-

全国社会福祉大会
-10 月25 日より東京で一
本年の全国社会福祉大会は, 10 月25 日より5 日間,東京において開催される。
本大会は,社会福祉協議会の創立,社会福祉事業法,児童憲章の制定,福祉事務所の設置10周年,
共同募金運動発足15周年にあたり,社会福祉事業の発展段階に深い意味を有し,地域ぐるみ社会福祉
を推進する態度を確立することをねらいとして実施される。
本県からは, 31 名が全国大会に参加する予定であるが,全国大会と県大会の関係は大きく,都道府
県の研究の積み上げが行なわれなければならない。
県大会は10 月9 日10 日
全国社会福祉大会への禎み[孔.げとすべく,全国大会にさきがけて, 10 月9 日, 10 日両日徳島市で開
催されるが,その研究課題は全国大会のものにもとづいて定められている。
第一日目は6 部会に分れて「地域ぐるみ福祉活動」を主題として,各テーマを設定し,充分時間を
かけて討議される。
第二日目の総会は市民会館において約2.000 名の参加を求め,全体討議,表彰式器が行われる予定
である。今年の大きな特色は,あくまでも研究を主眼としたもので,.地味であるが,質の向上をはか
ろうとしている。
としよりのしやわせを
老人福祉月間の催し
9 月15 日は「としよりの日」と呼ばれ,全国立に敬老会や老人慰安の色々の行事が催された。
又9 月を老人福祉月間として,おとしよりを対象とした行事が各関係機関や団体で計画され,県社
会福祉協瞭会でも, この意義ある月に老人クラプや養老院を対象に次の様な行事を行い一般の敬老思
想昂渇に努めた。
1' 徳島県老人芸能まつり
9 月24 日午前11 時より新町小学校体育舘に於て県下老人芸能まつりが開催せられた。
この芸能まつりは県下を10 地区に分け8 月中に地区予選を行い各地区で選抜された, 芸能人約
200 名が晴れの舞台でお互に芸能を砿つたが,出演種目も, 阿波の伝統を物語る古い民謡とか歌
や踊り,劇万オ,浪曲,浄瑠璃等,芸能全般に亘る多彩な演芸が見られ,県下の「おとしより」


-2-

の関心を高めた。
2, 第五回県老人クラプ連合会総会
昭和32年9 月に結成せられた県老人クラプ連合会は今年で5 回目の総会を延へることになつた。
9 月24 日午前10時から1 時間県老人クラプ連合会の総会を行い,過去4 年間に於ける活動状況や
将来の発展策について協議が行なわれた。又この総会で県連合会の役員改選も行なわれ会長,副
会長が再選,理事が10名増員された。
3, 老人大学三ヶ所で開講
各町村では意義ある9 月の老人福祉月間に老人大学を開校しょうと,既に,勝浦町,大麻町, ヒ
板町では,それぞれ老人大学を開講している。
この大学の企画に当つている県社協では,一度に三ヶ処も開講せられ講師の幹せんに大わらわで
あり,また2, 3 の町村がこれに加わるものと予想されている。
県社協の企画に依るこの老人大学の関講地並に卒業者数を繊めてみると次の様になつており,年
々増加の一途をたどつていて.この老人大学が如何に好評を拍して来たかが窺がわれる。
:
徳島老人大学開催地
昭和55 年度ニケ所嗚門市(第1 回)
小松島市(第1 回)
昭和34年度四ヶ所阿波町(第1 回)
鴨島町(第1 回)
徳島市(第1 回)
小松島市(第2 回)
昭和35 年度八ヶ所上板町(第1 回)
|
鴨島町(第2 回)
市場町(第1 回)
山川町(第1 回)
徳島市(第2 回)
小松島市(第3 回)
板野町(第1 回)
羽ノ浦町(第1 回)
I
昭和36年度 国府町(第 1 回) I
石井町(第1 回)
阿南市(第1 回)
菊敷町(第1 回)
勝浦町(第1 回)
大麻町(第1 回)
-I::板町(第2 回)
84名卒業
91 名
412 名
204 名
120 名
95 名
245 名
248 名
270 名
212 名
228 名
241 名
92 名
218 名
186名
130名
405 名
244 名
215 名
開講中
II
4, 養老院浪曲慰問
県社協では9 月7 日,阿
波養老院をふり出しに県
下十ケ所の養老院を浪曲
慰問を行なつた。
この慰問は県社協が恒例
の行事として既に6, 7
年前から続けている行事
であり,養老院の人達
は, 9 月になると又面白
い浪花節が聞けると楽し
みにしている行事であ
る。時期が遅くなると,
養老院から催告されるの
で今年は早めに次の日程
で行なわれた
9 月7 日10 時より
阿波養老院
9 月7 日2 時より
県立養老院


-3-

9 月8 日10時より板野養老院
9 月8 日3 時より嗚門養老院
9 月9 日10時より小松島市養老院
9 月9 日3 時阿南養老院
9 月11 fJ 1 時海部養老院
9 月12 日10時山川町養老院
9 月12 日2 時西阿養老院
9 月12 日6 時より井川町養老院
出演者は関西浪曲協会天光軒満月嬢ほか1 名(1 施設2 曲)
“善意の人”1
愛情杖
牟岐町山西彦太郎氏
海部郡牟岐町松寿会役員山西彦太郎さん(62) は先に不老長寿の杖(シャクナゲの
木)を炭焼きの暇をみて一年がかりで51 本を作り牟岐町の老人クラプの老令者に贈つ
たため,感激したおとしより達がへそくりを集めて山西さんの労をねぎらう会を企画
したが,山西さんは頑として受入れず,
「としよりが悦んでくれればそれで私は満足だ」と大見得を切つて頑張つた……
こんな話が徳島新聞に掲載され,続いて読売テレピの「この人を」の番組に構成さ
れ,かつて山西さんが墜道を作り今様恩讐の彼方として知られたエピソートも加えて
全国に紹介された。
このほど「ンヤクナゲの木は無くなつたが他の材料で作りました。県下の養老院に
配つて下さい。足りない分は又作ります。」と70本を県社協へ持参した。県社協町事
I務し局て長山西は さこんのの杖善の意名を贈「つ愛た情。杖」と名付けそれぞれの養老院に老人の日(15 日)を期


-4-
しあわせを高める運動スタート
昭和27 年以来全国12万5 千名の民生委員,児猷委員の自主的な活動として世帯更生運動を推進して
きたが, この運動の成果をいろいろ検討した結果,本年度よりi/しあわせを高める運動’’として新た
なる決意をもつて強力な運動を展開し,低所得階層の自立更生をはかり,併せて地城福祉の増進に資
することになった。
この運動は,全社協と各部道府県仕協が主唱し, 本年度より且庫補助金(昭和36 年度は400万円)
も支出され,市町村社協活動の中で民生委員が実施主体となつて行なわれることになつている。すで
に本県では県社協民生委員部会でも充分検討され,各郡市福祉事務所(或は民生課)の指導を得て,
実施にふみきつている。
このたびのしあわせを高める運動の主限とするところは
1 実施期間を毎年4 月1 日より翌年3 月31 日までと明確にしたい。
2 組織的な推進をはかるため社協に運動推進委員会を設置して,民協の懐能促進をはかりなが
ら,社協活動への結びつきを強力にする。
5 運動の対策に「稼働能力がありながら,なんらかの障害により,不完全就業状態にあを被保
保護世帯」を含め,福祉事務所とある被保護との連絡提携を一履密にせしめる。
4 民生委員は相協力をし,年間努力目標を定め,原則として,一般低所得世得世世,要補導世
帯の中から一世帯,被保護世帯の中から一世帯,計二世帯を選定し, 自立更生せしめる。
等が新しく強調されているが,以上の効果を測定するために, 全民生委員に「選定世帯指導記録
票」が配布され,その記録を行うと共に,その経過と結果を年度末に市町村別に集計し1,楳社協へ報告
することになつている。
軌道にのつてきた心配こ`と相談所
西日本地区相談員研修会を本県で
8 月17 日から3 日間, 近畿以西の相談所関係者約200人が本県自治会舘に集まつて「西日本地区心
配ごと相談所相談員研修会」を開いた。
第1 日目は午後1 時より開式式があつた後,講師の関西学院大学教授竹内愛二氏が2 時間にわたつ
て「カウンセリング(面接相談)の知識とケース処遇の技術について」講洟,熱心な質疑応答を行っ
て午後5 時終る。
第2 日目は午前,午後に亘つて,大都市,中,小都市,町村と5 グループに分れ,事例発表と問題
点の討議があつた。各グループととも真剣な討議を行い, 地元助言者として参加した,片山満仁氏
(徳島家裁首席調査官)田中義明氏(徳島弁護士会長)森本淑子氏(徳島家裁訊停委員)の5 氏も応


-5-
答におおわらわ,特に今年は二年目を迎えたので運営面よりも技術面に重点を置いて研究した。本県
からはB グループに小松島市, C グ)レープに大麻町の両相談所の事例発を行つた。討議を終えると観
光映画「阿波の徳島」を映写した後徳島市役所前の大サジキで,徳島,嗚門,小松島三市社協の提供
による阿波踊を観買した。
第5 日間目は前日のグループ討議の報苫があった後,徳島家裁首席調査官片山満仁氏の講演「家事
審判と家事調停」があり,質疑応答のあと閉会式を行い,有意義な5 日間の研修を終えた。
今年も郡市毎に開く
地域子ども会育成指導者研修会
昨年度末に侃かれた子ども会指者研修会は,その成果をいろいろ検討した結果,今年は9 月上旬よ
り12 月中旬までの間に,昨年同様郡市毎に行なわれることになつた。今年は2 年目を迎えたので,子
ども会指導技術を中心に,子ども会の現場研修や,ゲーム・ソングなどの習得もかね,充実した研修
会が期得されている。
このたびの院催にあたつては,その意図が充分来端まで滲透するようにと,県母子課,県教育委員
会,県社会福祉協議会の5 者懇談会を重ね,去る8 月19 日,郡市代表者の参集を得て,連絡打合会を
開き,最終的に決定した。主な研修内容は次の通り第1 条と第2 案と2 通りあり,地元でどちらかを
選択することが出来,更に一夜研修を選ぶこともできる。
第1 案
地域子ども会の現場研修(現地の子どもを使つての研修)
イ,子ども会の公閲発表
子ども会の実際の運状況を見る
ロ,研究協議
現地の指導者と参加者で協議する。
第2 案
地域子ども会の現地の指導者と参加者の懇談(現地の子どもは使わない)
イ,子ども会の現地指導者の実情発表
ロ,実情発表の質疑応答
ハ,研究協議


-6-
”善意の人II 2
一万本の悲願
小松島市油谷栄氏
"オートバイや自動車のパンクを防とうII と小松島市内で毎朝午前5 時から大きな
磁石をひつばつて,クギを拾い集めている人がある。同市拭須C 教材具肝,油谷栄さ
ん(44) がその人で,すでに一ヶ月余2700本も拾った。油谷さんは同市南校地区社協
の児童福祉部長を拝命しており,同市では「タイコ,バイオリン,ハーモニカ5 楽器
同時合唱のおじさん」で子供たちからしたわれている。「善意のかたまりのような
人」という表言がピッタリする。
油谷さんはオートバイで行商しているが, 7 月下旬,勝浦え出かけたとき,落ちク
ギがタイヤに突きささり,パンクした。山のことゆえ,修理所もなく,汗びつしより
になつて5 キロの山道を下りやつとなおした。それがきつかけとなって落クギ1 万本
を集める悲願を立てたという。
早朝約1 時間,幅20 センチもある磁石をひつばつて市内を巡回しているが,近所の
人たちゃタクシーの運転手たちから感謝されている。また最近では共嗚者も現われ,
クギを拾つている油谷さんを見つけると,一緒になつてクギを拾つてくれる人達があ
るという。
「県こども会の歌」生まる
”よい子のよの字は吉野のよ”
「県こども会の歌」は,県母子課のきもいりで県教委,県社協との共催で,児蛮福祉月間中に,歌
詩を募集していたが,詩人竹中郁氏の最終審査を経て,応募作品三十七点のなかから板野郡上板町神
宅,公務員,JI t端角男さん(26) の作品を入選作に選んだ。このほど日本一流作曲家大中恩氏による
作曲も終り,九月上旬より始められる郡市子ども会指導者研修会において発表し,広く県下のこども
たちに歌つてもらう。
また佳作には徳島市かちどぎ橋二丁目末野善男さん(35) と同Ih昭和町7 丁目, 薬師寺やくをさ
ん(40) の2 人に決定した。


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県こども会の歌
川端角男作詩
竹中郁補訂
大中恩作曲

  1. よい子のよの字は吉野のよ
    吉野のながれは大きなながれ
    そよぐよそだつよ若い蓉
    やさしく清く誇らかに
    徳島徳島こども会

  2. つよい子つの字は剣のつ
    剣の気高い気高い山よ
    仰ぐよあの山あの峰を
    ただしくつよくすこやかに
    徳島徳島こども会

  3. 仲よしなの字は嗚門のな
    嗚門のうずしお世界にひびく
    さぐれよふかめよこのカ
    希望にもえよ手をとりて
    徳島徳島こども会

この感激を永久に
施設児童合同キャンフ゜実現
キャンプ, ファ、イヤの炎にあかあかと照らされた顔々々。しつかりと手を組んだ子供たちの口か
ら「螢の光」のメロデーが, 1個にしみる。
去る8 月20 日21 日大神子海岸において関係者の念願としていた県下児童施設の合同キヤンプが,実
現した。この合同キャンプは,徳島ライオンズクラプ,眉山ライオンズクラプのきもいりで,県児童
施設協議会,県社会福祉協議会のプランに共嗚され,経費一切の提供を申出られて実現したもの。
特に,社会に船出しようとする中学卒業前の少年を対象とし,その社会性と自信を強めるため行わ
れたもので,その成果は予思以ヒのものがあった。
参加児童は中学三年生42名の外ライオンズクラプ外職員23 名計65名であつた。
第一日は9 つの家族グループにわかれ,ライオンズクラプ会員も各家庭に加わり,fこのしい家族会
議を行い,夜は待望のキヤンプ,フアイヤーを実施たきびを囲んで,各班より歌,おどり,寸劇など
の出しものに打ち興じ,終つたあと全員が手に手にたい松をかざしながら松林を抜け,海辺に並ん
で,なとりをおしんだ。65 のたい松の火が夜のなぎさに映じてキラキラ輝いたのは特に印象深いもの


-8-
であった。
第二日目は5 分科会に分れて討議,施設職員やライオンズクラプ員の助言を得て,身近かな就職問
題等に真剣そのもの。
分科会が終つてレクリエージヨンの時間,室内オリンピックゲームに大人も子供も,夢中の一とき
をすとす。最後に二日間のキャンプの反省を行つセが,どの子もどの子も「こんなに楽しかつたのは
はじめてだ」という。ライオンズクラブから贈られた記念のアルバムを,胸に抱いて,卒業後もみん
なが手を組んで進もうとの決意を強くした。
このキャンプの大きな牧獲は
① これ程施設相互の親密度を深めた行事は他にない。
ョ 子供たちがライオンズクラプのおじさんと寝食を共にし,家庭の零囲気を感じ,更に社会での
生き方に,自信を深めることができた。
⑧ー施設の子供を正しく理解してもらうには,一日でも一斎者に生活してもらうことが最上である
が,それを果すことができた。
なお今後,毎年この行事を発展せしめてゆこうと参会者が誓い合ったが,次年度に望まれることは
① ライオンズクラブ会員の更に多くの参加をのぞむことc
② 2 泊3 日位に期間を延長し, 自由時間や話し合いの会を多くしたい。
⑧ 表現力の養成,節度ある生活態度の育成など施設の日頃の訓練が必要である。
一社会福祉青年奉仕者の集い一
ー大神子青年の家で1 泊2 日の研修一
社会福祉に青年の若さと情熱を投入する意図をもつて実施されているこの青年ポラジテイアの研修
会は,昨年の大麻町での研修会に引続いて,本年も7 月8 日, 9 日の2 日問,大神子青年の家で院催
せられた。
第1 日目の8 日は, 「水難救助法と人工呼吸」について, 日赤の野田講師より,講義と実地訓練を
うけ,夜に入り,大神子海岸で参加者全員でキャンプフアイアーを行い,参加者に深い感銘を与
えた。
キャンプフアイヤー後も,児童の健全育成,子似会など'•こつき.深夜まで,体験談,話し合いが行
われた。
第2 日目は,午前中「地域組織活動について」「野外活動」「児竜福祉について」「ボランテイアの
意義と活動」について,藤原,徳野,堤,町各講師よりの講義を受け,午後は,グループ討議,全体
討義を行った。


-9-
討議の結論として.この活動の効果をすぐに期待するのは,無理であるが,気長く,忍耐づよくこの
活動を続けてゆこうと申し合せ, 2 日間に亘る有意義な研修会の募を閉じた。
最後に参加者が非常に少なく,特定の市町村に限られており遺憾に思つておりますが,今後,この
研修会は毎年実施してゆく考えでありますので,来年は県下の全市町村より,参加者が多数参加され
るよう要望します。
市町村別参加者数は次のとおりであります。
含市町村別参加数
徳島市
鳴門市
4 名
5 名
大麻町
北島町
1 名
1 名
小松島市11 名美馬町1 名
石井町2 名計23 名

“善意の人// 3
洋子ちゃん文庫
徳島市伊予谷洋子さん
阿南市富岡町の児童福祉施設,宝田寮へ「徳島の洋子」という名前で,本お菓子,
文房具などが,おくられるようになって三年がたった。今年の4 月,おくられて来た
文房具から,包み紙が丸新デパートのものだつたので,丸新に調べてもらつたら,依
頼者が阿波商本店営業部に勤める徳島市南二軒屋町内開の伊予谷洋子さん(18) だつ
たこととがわかった。寮の子供たちは,早速洋子さんを招待して歓迎しようと計画を
たてていたが,その念願が,この程8 月20 日に洋子さんを招いて歓迎の会を開くこと
ができ,子供たちも大喜びで自慢の歌や踊りを披露した。洋子さんからおくられた本は数十冊に達し寮の子供たちは噂子ちゃん文庫"と愛I
称して利用されている。

”結婚補充資金制度生れる“
母子家庭のお母さんへ朗音
県母子家庭後援会では,去る8 月30 日県議場で開催された総会に於て,昭和36年度の新事業として
母子家庭の母に,子女の結婚資金を貸し付けることを決めた。


-10-
その内容については次りである。
(貸付額及び利息)
貸付金額はは1 人3 万円以上で利息は年3 分
(貸付手続)
結婚資金貸付申請書,戸籍記載事項証明書地区委員会長もしくは民生委員の内申書を福祉事務所長
経由後援会長に提出する。
(保証人)
独立の生計を営む身元確実な成年者であること。
(償還方法)
6 ヶ月据置,二年以内に月賦償還据置期間は無利子。
l 県外ニュース
子どもたちに恩返し……...と
校長先生がキヤンフ゜場を提供
「私は30 有余年の間,子どもを教えることによつて生活をさせていただいた訳です。そこで少しで
も子どもたちに御恩返しが出来ればと思い"子やすキャンプ場"を作りました」中学校の校長先生が
私財の全てを投じて,千葉県勝浦市沢倉に約5,950平方メートル,の子ども会専用のキャンフ゜場をつ
くつた。その校長さんは船橋市漆町中学校の岩井校長先生で,戦前より農村の子どもたちの校外生活
に注目して童話会や子ども会活動を指導してきた。こうした体験から「こどもたちがのびのびと遊べ
るような場所が欲しい,できれば中学生や高校生たちが1 泊できるような健全なキヤンフ゜場が欲し
い」と考えるようになり,最近のあちこちの有名なキヤンプ場が心ない大人たちにより,不健全なも
のとなりつつあることにより,ますます痛切に考えるようになった。岩井先生からこの話を聞いた,
勝浦市沢倉の地主さんたちは「私たちの土地を提供しよう」ということになり,市価の半価近くで海
に面した丘を提供。更に漆町の母親たちちは勤労奉仕と拠金を買つて出,県知事も飯とうや毛布を寄
贈した。一方勝浦市役所も水道や電気の罪設に協力,電気屋さんまでこれに加わつて,立派なキャン'
フ゜場がぉ目見えし,今年の夏休みには,子供たちがたのしい夢を結んだと云うことである。


-11 -
社会事業団体だよりI
保育所今後の行事を協議
県保連理事会で決める
県保育事業連合会では去る8 月29 日,理事会を開きこれからの諸行事等について真重に協議され,
次により実施されることになった。
なお,日程,場所等については会長並びに事務局に一任された。
ー,広紺活動の実施
徳島保育通信発行のため,編集委員を設け11 月中に発行することになった。
ー地区保育事業協議会の中央連絡会
調査研究すると共に予算,行事計画書等を持ち寄り調整を図る。
各地区会長又は代表者,事務局員がこの会に参加して頂く。
ー,職員研修会

  1. 保母講習会
    リズム講習会
    教養講座

  2. 主任保母研修会
    9 月中
    3 月下旬
    保育所運営管理等について11 月中

  3. 専,兼所長研修会12 月中
    四,保育所球技バレーポール大会
    各地区保育事業協議会単位にチームを編成して11 月中に実施する。
    五,予算確得運動の実施

  4. 全可保育関係代表者研究協議会の参加者に依頼して中央の情況を調査する。

  5. 全国的予算確得運動に参加
    ① 適当な時期に陳情員を派遣し確保運動を行う。
    • 文書,ハガキによる陳情
    • 各関係者の議員に個別接渉する等を決めた。
    また, この日
    保育専任指導主事設置について,知事並びに遠藤厚生労備副部長に陳情を行った。
    この専任指導主事は県下の保育事業推進のため是非とも必要だと,関係者はその設置を熱望して
    いる。


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精神薄弱者育成会総会を開く
会長に山ロ一雄氏
「自分には何の罪もなく, 自から訴えるすべを知らない知恵のおくれた人達を守り, この人達に最
良の生涯を与えよう」と懸命の努力を続けている精神薄弱者育成会徳島県支部(昭和35年12 月7 日結
成)は,前支部長鶴田常吉氏辞任後,支部長訣員の儘になつていたので8 月17 日第1 回総会を開き,
会則の一部改正,会長の選任,役員補充等が行なわれ,更に本会の組織を強化することになった。

  1. 会則の一部改正では
    精神薄弱者育成会徳島県支部を徳島県精神薄弱者育成会と改称する。従つて支部長, 副支部長
    は,会長,副会長と改める。

  2. 会長の選出,役員の補充
    会長山ロ一雄氏
    役員補充で次の5 名が本会の理事となるO,
    河野艶子(徳島市支部)
    三原茂子(徳島市支部)
    藤野井親仁(あさひ学園長)
    —牧正範(淡島学圏長)
    桑田輝男(県特殊教育研究会長)
    枝川墜(特殊学級担任者会々長)

1重度障害者牧容授産施設の設置などを決議第四回徳島県身体障害者連合会総会開催さる一—I
徳島県身体障害者連合会第四回総会は, 7 月17 日午前10時30分より,県立ろう学校講堂で会員250 名
が参加し盛大に開催された。
まず,会長挨拶,来賓として県知事,県社協会長,徳島市長の祝辞を載き, 不自由な身体を克服
し,立派に更生した模範会員に表彰状と記念品が贈られた。
引続き,議事に入り,昭和35年度事業,決算報告,昭和36年度事業計画,予算などにつき慎重な審
議が行われ,これを原案通り決定。
このあと"私達の手で,暗い谷間にも太陽の光を導き,明るい希望あふれる生活をしよう、1 の大会
宣言,重度障害者の牧容授産施設の設置など6 項目の決議を行い, 12時30分盛会裡に終了した。
総会終了後, レクリエージョンとして,両国東映で「濡れつばめ一刀流」外二本を観覧し,楽し


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い1 日を過とした。
*不自由な体を克服し,立派に更生された者
清水康則(視力障害者会)
吉村治(聴力障害者会)
海東清治(肢体障害者会)
石川芳秋(傷炭軍人会)
1 県ろうあ者協会野球部第七回全国ろうあ者野球大会で準優勝1
全国ろうあ連盟の主催で,毎年開催されている全国ろうあ者野球大会は,本年も九月三日,四日の
二日間,岡山市の県営球場に,各地区予選を勝抜いて来た強豪八チームが参加して熱戦がくりひろげ
られた。
本県からも,四国地区予選で優勝した県ろうあ者協会の野球部が四国地区代表として初出場し,初
出場ながら準優勝した。
第一回戦では,九州代表の福岡県チームと対戦し,これを5 対2 で破り,準優勝戦では,関東代表
の東京都チームを, 5 対0 で破り,決勝戦に進出,中国代表の地元岡山県チームと対戦したが,準決
勝戦の疲労がとれず, 6 対1 で破れた。
試合終了後,閉会式で優勝チーム,準優勝チームに全国ろうあ連盟長藤本敏文氏より優勝杯,準優
勝杯,賞状がそれぞれ贈られた。
また,優秀選手の表彰があり,本県の浜野正仇投手(理容師)が最優秀投手賞を,巴志啓捕手(農
業)が美技賞をそれぞれ受賞した。
”母と子の幸をたかめるために,J
県未連総会並一夜研修会開催さる
徳島県未亡人会連合会では去る9 月14 日15 日の2 日間小松島市立江町,立江寺において昭和36 年度
の総会並びに一夜研修会を開催した。
参加者は約300 名に達し,総会においては昭和35年度の事業報告, 決算報告が行われ, 昭和56年度
の事業計画,予算が審議された。また徳島市田中アイ,鳴門市村沢タマ,北島町中西タキノ,川島町
佐野ハルヱ各氏に県未連会長より感謝状が贈星された。
第一日目午後には5 つのグループにわかれ, (i)地域における母子福祉活動の推進について(2)新


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生活運動,貯蓄の推進について,熱心な討議が交され最終日の全体討議に積み上げを行い,次の5 項
目を決議してたのしく有意義な2 日間を終えた。
決議

  1. 市町村における第2 種母子住宅の設置拡充

  2. 専任母子相談員の設置

  3. 母子家庭の母の就労対策の促進

  4. 母子福祉センターの建設

  5. 新時代に即応した母子福祉活動の推進

l 市町村社協だよりl
合美馬郡半田町社協,改組
半田町では6 月12 日関係者が集つて半田町社協の改組が行われた。
決定された役員,事業は次の通りである。
ー,役員
クコ長
副会長
‘’
理事
臣JllL 事
二,専門部会
組織部長
保健福祉部長
児童福祉部長
老人福祉部長
母子福祉部長
奉仕部長
相談部長
大久保甚吉
前田邦市
武田コユキ
17 名
2 名
杉本文太郎
古泉米助
前田米一
近藤ナヲ
岩永ハルヱ
宇山カッヱ
(町長)
(民協総務)
(連合婦人会長)
(議会議長)
(遺族会長)
(教育委属長)
(高等学校長)
(婦人会長)
古田次男(民生委員)
貸付審査委員会委員長庄野直美(民生委員)
*心配こ`と相談事業を推進三加茂町社協役員会開かる
三加茂町社協では, 7 月26 日,社協の理事,評議員の全員を集めて役員会を開催,昭和36 年度の事
業計画を決定した。


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この事業計画の中では,本年度より国並びに県より指定をうけた"心配ごと相談所、、の具体的運営
について協議し,毎月専門家の協力を得て法律相談等も行い,住民のしあわせを高める運勘を活澄
に行うことになつた。
合三好郡井川町社協結成
井川町では7 月26 日各種団体の代表者等約16 名が集つて町社の結成大会を開催した。
ー,役員
会長田岡半平(町長)
副会長神田友市(議会議長)
’’ 高場豊(民協総務)
理事15 名
皿臣事2 名
評議員59名
二,事業計画
昭和36年度の事業計画として,保健福祉の仕事,住民のしあわせを高める運動,共同募金
運動等を具体的に進めることを決定。
*名東郡国府町社協を改組
国府町では民生委員協議会の発議により町社協組織を改組することになり, 9 月1 日関係者が集り
新役員を決定した。
メコ長豊田泰正(P, T, A 会長)
副会長井口恒太郎(民協総務)
’’ 森藤智舜( ” )
ん9 亀山修( ‘’ )
9/ 寺岡君子(連合婦人会長)
理事,監事,評議員については,次期役員会で決定されることになつている。
市町村社協連絡協議会の結成すすむ
勝名、阿波、麻植、美馬管内は事業開始
県下の市町村社協の結成と改組はすすめられ, 90%の各市町村では具体的な社協活動が行われてい
るが, この活動をより効果的に推進するため各市,郡福祉事務所管内を単位として社協連絡協議会を
つくり,交換学習と共同研究をお願いすることになった。
すでに勝名,阿波麻椙,美馬福祉事務所管内の町村ではこの連絡協議会の結成を終り,事業として


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役員の1 泊2 日研修会を企画している。
◎勝名管内町村社協連絡協議会
会長
副会長

◎阿波麻植町村社協連絡協議会
会長
副会長
◎美馬郡町村連絡協議会
会長
(昭36.5.16 日発足)
森本種八
中田森蔵
西岡勝文
(昭36.6.30 日発足)
石本宏一
福原久治
(昭56.7.21 日発足)
山田三夫
奥尾年
(神山町社協会長)
(勝浦町社協会長)
(佐那河内村社協会々長)
(山川町社協会長)
(0 場町社協会長)
(穴吹町社協会長)
(一宇村社協会長)
1 まちの話題I
福祉の集い
社協活動はまず住民が何を願い,何を求めているかを知ることが最も肝要だーと,小松島市ー大麻
町,山川町の各社協では, 「福祉の集い」を各町内, 各部落ととに開催している。この「福祉の集
い」を実施した社協では異口同音にその成果を認め,更に促進したいと言っている。
小松島市社協では, 「福祉の集い」を4 つの種別に分けて,①地域福祉と母の集い(母親のみ)
"母と子の幸せの隼い(母と子) ⑧幸せを高める集い(民生委員と住民) ④地域の幸せのための
集い(住民すべて)一ーなど,地域に応じた方法で実施している。どの地域でも最初のうちは市社協
がお膳立をしているが, 2 回, 5 回となると地域が自主的に開き,問題があると市社協へ持ち込んで
きている。その方法は,話し合いのあと福祉の映繭やスライドを行い,住民のしたしめるような,気
安い会合にしている。大麻町や山川町も同じような方法で,集いが夜となるため,時には夜中の1 時
や2 時になることもあるそうで,こうした因難をのり越えて,毎夜のように,努力が払われている。
、(「福祉の集い」の映画は県社協で提供又は幹旋をしています。)
ー小松島市社協瀬部広報委員発一
ー大麻町社協
—山川町社協
仁田広報委員発一
住友広報委員発一


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しあわせの竹筒
小松島市の住宅地を主とする北校区社会福祉協議会では,専問部会の活動が活発である。最近この
社協の福祉部(部長,瀬部民生委員)では"しあわせの竹筒、,を考案した。
この竹筒は太い青竹を長さ45虚に切つて貯金箱のようにしただけのものですが,その筒には"みん
なでしあわせの竹筒を育てようII と書れており,このような竹筒11 本が全町内の各戸を巡回し, 1 円
から10 円までの小銭を投入してもらうことになっている。この社協では,力,ハエ予防の全戸消毒,
腐敗物'処理函の設置子供会の育成など,精力的な地域ぐるみ活動を進めており,それらの費用捻出
のために,全戸の快諾によつて,この竹筒貯点の開始となったもの。
部長さんの話では, 「年二回程廻す予定でこの年度末に青竹筒を割るのがたのしみだ」とはりきつ
ている。(小松島市社協瀬部広報委員発)

2つ
しい福祉常会
横須の今開常会は戸数57戸,昨年8 月に福祉常会を結成してまだ1 年だが,漁村の古い殻を打ち破
つて,起ち上ろうと真剣に話し合いをつづけている。
最近ではようやく, リーダーの川風余作会長や,民生委員の元老,根本市太郎氏などを中心に,地
域ぐるみの幸せの渦がまくようにまで,成長して来た。
先づ最初にとりあげたのが,地域子ども会の結成, 現在260 名の子供たちが班毎に会合を持ち,親
や役員の見守る中で,幸せな毎日をすとしている。
また婦人部では日掛の巡回貯金函をつくつて6 ヶ月間に57戸で36万円を達成し, 「よい越しの金を
持たない」といわれた漁村であつただけに,部落民はわれながらびつくりしている。
この外,油虫退治,ヵ,ハエ駆除,活動に,常会あげて力を入れている珍らしい福祉常会である。
(小松島市社協瀬部広報委員発)
l 愛の結集
(昭36,4 月~9 月)
4 月大阪市福島区大野町
高松浅次郎
5 月県玩具人形組合
県菓子卸問屋組合
昆虫捕獲あみ,釣竿
ポール外
キャラメル
対象
200本児童施設
約10,000点II
780個II


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映画組合施設児童400 名
徳島パス株式会社一日お父さん
明治商事株式会社キャラメル
森永商事株式会社キャラメル
恵まれないお友達への物品寄贈運動
6 月県運動用品商業組合
匿名者
7 月徳島市東船場
豊田恒三郎
自衛隊
8 月ライオンズクラブ
犬阪市住吉区粉浜
三枝寛
9 月坂本小平野こども会
第一劇場
徳島バス株式会社
県ろうあ者協会
施設の窓
図書
衣類
野球具
水瓜
子供服
施設児敬580 名
敬老パスニ台提供
福島東映に招待
バス1 台みやげ品提供母子寮
200 個II
100個II
10,000冊現金4,712円児童施設
3,000点外に文房具,玩具等2,000点
16点II
200円II
250個儡冑塁嚢

2,500 円キャラメル
購入
約35,000円墨烹雙号費用
100点児童施設
550円児童施設
映画招待II
養老院
児童相談所の新スタート
県下の児童相談センターとして,改築されていた同所は8 月15 日新築を祝つて,原知事さんはじめ
約70人を招き同所で落成式が行なわれた。
新しくできあがつた同相談所はエ費1 千万円で鉄筋1 階2 階建の本館( 5%平方米)と同平屋建の
一時保護室( 196平方米)からできている。
内部設備も四国一を誇るもので,フ゜レールームには模型の家,砂場自動車,人形を備え,透視鏡
は隣の観察室から,手にとるように子供の遊びぶりが観察できるしぐみ。その外に相談室4, 判定
室3 のほか面接治療にあたるカウンセリングルームなど19室にわかれ,私には脳波測定器も備えられ
るという。
また, 20人牧容の一時保護室も児童4 をふくめ職員,保母,食堂,遊戯,浴場など15 室があり,そ
の機能は大きく期得されている。


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案内I 会議,運動,行事等の案内
昭和36年度全国社会福祉大会
とき10 月25 日~27 日
ところ厚生年金会館(東京都・新宿区)
会議7 部会・2 委員会・総会
本県参加予定31 名
昭和36年度徳島県社会福祉大会
とき10 月9 日, 10 日
ところ
参加者
会議
講師予定
昭和36年度共同募金
運動期間
目標額
徳島市市民会館
約2,000 名
6 部会9 日
総会10 日
全社協副会長
10 月1 日~ 12 月51 日
1,650万円
13,00~1,700
9.00~12-30
木村忠二郎先生

手をつなぐ親の合創立十周年記念精神簿弱者福祉振興四国プロック大会11 月5 日徳島, 自治会館で
全日本精神薄弱者育成会では,創立十周年を記念して,新しい企画のもとに全国的な精神薄弱者福
祉振興運動を展開することになり,全国を十地区に分けプロック大会を開催することになった。
四国ブロック大会は11 月5 日,徳島県自治会館で開催することに決定。当日は精神簿弱者福祉向上
のため努力された人々に感謝状,表彰状が贈られるほか,中央から,山下春江,仲野好雄の両氏が来
県して記念溝演が開かれる。
尚11 月5.6.7 日の5 日間に亘り徳島限教育会館(予定)で情薄福祉展が開催されることになつて
いる。


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告示板 l 県社協からのお知らせ•お願い・連絡
I 償還成績の向上を—
世帯更生資金の貸付業務について—
昭和30年度より世帯更正資金の貸付が開始されたが,本年4 月の制度改正により身体障害者更生資
金,修学資金,住宅資金なども新設され, この制度も非常に充実されて来ました。
しかし,最近特に,償還状況は次第に低下しつつあり,また,関係書類に不備な点が多く, 5 月の
厚生省監査においても,この点を強く指摘されました。
民生委員の発意により実施されこの制度が,有効かつ適切に利用され,低所得者階層の世帯更生運
動の一助となるよう,今後とも,貸付業務,償還成績の向上に努力されるようお願いします。
ー,本年度の資金量
世帯更生資金
二,資金の貸付状況
申込状況
更生資金
身障者更生資金
住宅資金
療養資金

貸付状況
更生資金
身障者更生資金
住宅資金
療養資金
9,300,000 円
(昭和36年9 月1 日現在)
83件5,270,000 円
24 件1,474,000 円
12 件453,000 円
34件1,356,000 円
155件8,553,000 円
40件1,875,000 円
20 件850,000 円
10件100,000 円
44件1,498,000 円
計114件4,323,000 円
※療養資金の貸付の中には,前年度の再調分で今年度に貨付決定されたものが含まれている。
三,貸付時期
第5 回申込締切期日
第4 回申込締切期日
第5 回申込締切期日
第6 回申込締切期日
9 月20 日
11 月20 日
37{1==- 1 月20 日
3 月20 日


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四,貸付業務上の注意
1' 市町村社協においては,借入申込書に受付年月日,社協名,取扱者氏名を必ず記入するこ
と。
2, 貸付対象者は,必ず世帯を梢成している者に限る。高令者,独身者,未成年者には貸付し
ない。
3, 借入申込書の事業計画,事業の内容,資金の使途は具体的に記入すること。
身障者更生資傘の借入申込をする場合は,身障者手帳番号を必ず記入すること。
4, 民生委員指導計画書の住居の状況,世帯の状況,保護歴,借入金の有無,保証人の状況欄
は,具体的かつ詳細に記人すること。
その他,必要事項は必ず記入して下さい
5, 市町村社協では,必ず調査委員会を開き,貸付順位, A, B, C, D の記号をつける
こと。
五,償還指導について
1' 担当民生委員は,常に貸付者の実態を把握しておかれたい。
2, 貸付後は,日掛貯金を,励行させ延滞しないよう指導する。
3, 年一回は,厚生宅任,民協総務,担当民生委員が貸付者を訪問,実態を調査されたい。
4, 倍還がむつかしい時は,償還方法を,月賦償還など本人の返済しやすい方法に変更するよ
う指導されたいこと。
5, 償還計直書により償還期日までに償還金が納入されるよう督促されたいこと。
6, 憤還計画,倣遼方法,借受者,保証人の住所変更等は,必ず変更届を提出されたい。
全国民生委員互助共励事業加入について
本限の民生委員は7 月1 日付で全且民生委員互助共励事業に全員加入するよう申合せが行なわれま
した。
この共励事業加入手続は市,郡単位で申込むことになつています。既に阿南市阿波,麻植,那賀,
板野,名東,名西の各郡は入会ずみですが,その他は未だ市,郡毎に経つていないため,入会不能の
状態です。入会手続が出来ていない町村は至急入会金( 1 人百円)と会員名洛2 部を地区福祉事務所
を通じて県社協あて御送付下さい


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たすけあいの心を作文に
第九回「たすけあい」作文コンクール実施
小,中学校の児童,生徒が毎年応募している「たすけあい」作文コンクールも今年は第9 回を迎え
たが,次の要領で募集しているので,各市町村の小,中学生から沢山応募するよう望んでいる。
1' 応募資格と字数
小学生1,200字以内
中学生
2, 種類と内容
2,000宇以内
作文,詩
題は任意,内容は「たすけあい」の体験あるいはこれにたいする児競生徒の考え方な
ど,社会福祉にたいする理解や「たすけあい」の気持を具体的に深めていくものであり
たい。
3, 用紙と記名
400字詰原稿用紙
学校所在地,学校名(ふりがなをつける),応募児窟,生徒の住所を応先募作品の末
尾に明記して下さい。
4 ,送り先
徳島市幸町二丁目
自治会舘内徳烏県共同募金会あて
5, 締切10 月20 日
6, 賞
秀優作,佳作には賞品と賞状を与授し,優秀作は全国審査に推せんする。
おな,全国審査に入選したものは12 月上旬NHK 全国放送で朗読放送される。
1 10 月のP R|
(NHK 「明るい社会」の時間で午後4 時55 分から5 時迄の間にラジオ放送します。)
10 月5 日"赤い羽根募金はじまる"
内容…••関係者の座談で赤い羽根募金を語る。
10 月9 日"明るい町づくり村づくりの話II
内容・…••県社会福祉大会の案内と福祉の話題
10 月19 日II 施設の窓辺II
内容•••••阿波国慈恵院の沿革と共同募金

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